2022年5月25日水曜日

ポーランド、ドイツに「非常に失望」

https://www.rt.com/news/556023-poland-germany-disappointed-tanks-ukraine/

2022年5月24日 16:19

アンドレイ・ドゥダ大統領は、ワルシャワがキエフに送った戦車を交換する契約を破ったとしてベルリンを非難した。

ポーランドのアンドレイ・ドゥダ大統領は24日、ダボスで開催中の世界経済フォーラムの傍ら、ドイツのDie Welt紙に、ワルシャワがウクライナに重装備を送るために自国の在庫を枯渇させたのに、ドイツはポーランドに戦闘戦車を供給しなかったと語った。

ポーランドは、キエフに大量の戦車を供給するために自国の能力を使うことで、自国の軍事力を弱めたとドゥダ大統領は述べ、ワルシャワはNATO、特にベルリンからの支援を期待していたのだという。

ポーランドの戦車のほとんどはドイツ製のレオパードであると大統領は説明し、ベルリンが先にウクライナに納入された軍需品を交換すると約束したと付け加えた。

「ドイツはこれらの戦車を我々に届けると約束した。その約束は守られていない。そして、率直に言って、我々はこのことに非常に失望している」とドゥダ大統領は同紙に語った。大統領はまた、ウクライナを支援するために十分なことをしていないとされるベルリンを叱責した。

「まず第一に、ドイツ自身がウクライナを支援するべきだ。ウクライナは緊急にこの支援を必要としている」と述べ、他の国々がそのような約束をしたがらないので、ポーランドが重機の納入に踏み切ったと付け加えた。

大統領は、ポーランド製の戦車が何台ウクライナに送られたのか、いつ送られたのかは明らかにしなかった。ベルリンは今のところ、ドゥダ大統領の非難に対してコメントを出していない。

ロシアが2月末に軍事攻撃を開始して以来、モスクワとの紛争に巻き込まれているウクライナは、欧米諸国に軍事援助、特に重火器を繰り返し要請している。欧米諸国はウクライナに小火器、対戦車、対空兵器、軍需品、燃料などを供給してきたが、戦車や航空機などの重火器は今のところ送り込むのを渋っている。

ベルリンはこれまでにも、ウクライナへの武器供給を目的とした東欧諸国とのスワップ協定を何度か結んでいる。4月下旬には、ドイツとスロベニアが、スロベニアがキエフに送ったソ連製戦車をベルリンが代用する取引に合意した。

先週、ドイツはチェコ共和国との間でもこのような交換を発表した。プラハは、ウクライナへの戦車納入と引き換えに、ドイツの在庫からレオパルド2戦車15両を受け取る予定だ。

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