米国、トルコのシリア北部での軍事作戦の可能性に反対
ワシントン(スプートニク) - 米国はトルコによるシリア北部での軍事作戦の可能性に反対していると、米国の中東担当国防副次官補ダナ・ストロールは述べた。
「我々はトルコのシリア北部への作戦に強く反対しており、特にISIS*がその作戦に便乗し、人道的影響は言うまでもないので、トルコへの反対を明確にしている」とストロール氏は水曜日に語った。
ストロールは、この問題は、シリア民主軍の拘束下にあるテロ組織「イスラム国」の約1万人の戦闘員だけでなく、シリア北部のアルホルとアルロジのキャンプにいる約6万人の避難民も、過激化や搾取にさらされやすいと指摘している。
トルコのイブラヒム・カリン大統領報道官は先に、アンカラはシリア北部での新たな軍事作戦をいつでも開始できる状態にあると述べた。ダマスカスは、シリアの国境地帯でクルド人部隊に対する作戦を実施しているトルコ軍の存在を繰り返し違法とし、アンカラに部隊の撤退を促している。
シリア民主評議会のバサム・セーカー駐米代表は先週、スプートニクに対し、シリアのクルド人は、トルコがシリア北部で軍事作戦を行う可能性があるため、そこの刑務所を守ることができなくなり、数千人のイスラム国戦闘員が脱走する可能性があると述べた。
シリアにおける武力紛争は2011年から続いており、テロ組織を含むさまざまな反政府勢力が、バッシャール・アサド大統領政権を倒すためにシリア軍と戦っている。2017年末、シリアとイラクで「イスラム国」の敗北が宣言されたが、テロ対策の掃討作戦はまだ続いている。
ワシントンは、シリア政府の抗議にもかかわらず、シリアのクルド人武装集団を支援している。
ダマスカスはシリア北部と東部のいわゆる自治行政を認めず、自国の領土に米軍が存在することを占領と呼び、シリアの石油の盗掘を国家が主催する海賊行為と呼んでいる。
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