2022年7月7日木曜日

バイデン、「主要な非NATO同盟国」を粛清

https://www.rt.com/news/558531-afghanistan-major-non-nato-ally/

2022年7月7日 01:14

米大統領、アフガニスタンの特別な地位を撤回へ タリバン支配からほぼ1年

ジョー・バイデン米大統領は2日、アフガニスタンの「主要な非NATO同盟国」としての地位を正式に撤回すると議会に通知した。彼の命令で最後の米兵が国を出てからほぼ1年、ワシントンが支援するカブール政府はタリバンの前に溶けてしまったのである。

バイデン氏は、アフガニスタンの指定を取り消す意向を米下院と上院に公式に通知したと、ホワイトハウスは発表した。この変更がいつから有効になるかは明らかにされていない。

アフガニスタンはもともと、米国が国際テロリストのウサマ・ビン・ラディンをかくまったとして、カブールのタリバン政権に侵攻して打倒してから10年以上たった2012年に、当時のバラク・オバマ大統領によってMNNAに指定された。この指定により、米国は長年にわたりカブールの軍事費を完全に賄うことができた。

国務省によると、この指定は「米国がこれらの国と共有している緊密な関係の強力な象徴であり、友好関係に対する我々の深い敬意を示すもの」だという。軍事的、経済的な特権を与える一方で、「指定された国に対していかなる安全保障上の約束も伴わない」。

1987年にこのカテゴリーが創設されて以来、中国が正当な領土とみなす台湾を含む合計20の国と地域が、公式または非公式にこの地位を付与されている。指定された国が期待できる利点としては、米国の余剰武器や弾薬を購入できること、軍備の購入やリースに米国の融資を利用できること、メンテナンス契約を利用できること、ペンタゴンの研究プロジェクトに費用を分担して参加できること、などがある。

バイデン氏がアフガニスタンの地位を取り消すという決断を下したことは、遅きに失したということではばい。2021年8月30日に最後の米兵がアフガニスタンを去り、その時点で国はタリバンの手にしっかりと収まっていた。米国が支援する政府は2週間前にカブールをタリバンに事実上明け渡した。その結果、米軍の出発予定は、外交官や欧米人、そして空港にたどり着いた10万人以上のアフガニスタン人を巻き込んだ大避難になった。

米国は新政府を承認することを拒否し、それ以来、保有するアフガニスタンの中央銀行資産を凍結し、一部を没収した。

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