中国、「紛争を起こし、戦争を仕掛けている」とNATOを非難
https://www.rt.com/news/558520-china-blames-nato-for-causing-wars/
2022年7月6日 19:24
北京外務省は、米国が主導する西側軍事圏が世界平和を損ねていると非難した。
米国とNATOの同盟国は、紛争を誘発し戦争を起こすことで世界平和を損ない、世界中の罪のない民間人を犠牲にしてワシントンの利己的な利益に奉仕してきたと、中国外務省は主張した。
「NATOの歴史は、紛争を起こし、戦争をすることである。NATOの歴史は、今日に至るまで、恣意的に戦争を起こし、罪のない民間人を殺害してきた」と中国外交部の趙麗健報道官は水曜日に記者団に語った。「NATOに組織的な挑戦をするのは中国ではなく、世界の平和と安全保障に迫り来る組織的な挑戦をもたらすのはNATOであることが、事実によって証明されている」
NATOが初めて中国を戦略的優先事項とし、西側の利益に対する「挑戦」とした1週間後に、趙氏はこのようにコメントした。
NATOのイェンス・ストルテンベルグ事務総長は先週水曜日、「中国は核兵器を含む軍事力を大幅に増強し、近隣諸国をいじめ、台湾を脅かし...先進技術によって自国民を監視・管理し、ロシアの嘘と偽情報を広めている」と述べた。
ロシアが2月にウクライナに対する軍事攻撃を開始して以来、NATOと中国の間の緊張は高まっている。この紛争でロシアを罰し孤立させるという米国主導のキャンペーンに参加しない北京は、NATOが危機を誘発したことを示唆している。
先週スペインで開催されたNATO首脳会議で、アメリカのアントニー・ブリンケン国務長官は、中国を「ルールに基づく国際秩序を損なおうとする」と非難した。趙氏はこれに対し、水曜日に、「いわゆるルールに基づく国際秩序は、実は一握りの国がアメリカの自己満足のために作った家訓である」と述べた。
「アメリカは国際ルールを守るのは自分たちの都合のいい時だけだ」と言い、「NATOを通じて中国との競争を煽り、集団的な対立を煽る」ことを狙っている。
ワシントンと北京の間の最新のやりとりは、ブリンケンが中国の王毅外相と会談する予定の数日前に行われた。この2人の特使は、土曜日にインドネシアで開催されるG20サミットで外相が集まる際に会談する予定になっている。
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