ウクライナ、EUへのロシア産ガス流入を制限
https://www.rt.com/business/559976-ukraine-limiting-russian-gas-eu/
2022年8月1日 09:39
キエフが5月以降停止している第2の入口ポイントの再開に合意すれば、欧州はより多くの天然ガスを受け取ることができる。
エネルギー大手ガスプロムは月曜日、ウクライナ経由で送られるロシアのEU向け天然ガス供給は、キエフが第2の中継基地の再開を拒否する中、残る1つの入口に限られていると発表した。
ガスプロムの代表は記者団に対し、「ガスプロムはウクライナ経由のロシア産ガスを、ウクライナ側がスジャ検針所で確認した量(8月1日時点で4170万立方メートル)で供給している。 ソフラノフカ検針所の再開申請は拒否された」と述べた。
ウクライナは5月初め、「占領軍による妨害」を理由に、ウクライナ経由で欧州に流れるロシアガスの約3分の1を処理するソフラノフカ・ステーション経由の輸送を停止した。キエフは、ガス中継事業者GTSOUがロシアの軍事作戦によりルガンスク州のノボプスコフ国境コンプレッサーステーションを制御できず、この状況を不可抗力と見なしたと主張した。
しかし、ガスプロムは当時、ガスの流れを止める根拠はないと述べていた。キエフはガス輸送をすべてクルスク州のスジャポンプステーションに移すようロシア企業に求めたが、ガスプロムは技術的に不可能と断じた。
一方、ロシアはNord Stream 1パイプラインを通じてヨーロッパに送るガスの流量も、タービンの故障のために減少せざるを得なくなった。ガスプロムはこの問題を、設備を製造・保守しているドイツのシーメンス社の責任とし、約束を果たせなかったと非難している。
ロシアの供給量の減少は、欧州でのガス価格の高騰を招いた。7月、オランダのTTF取引所では、8月と9月に納入される先物契約が千立方メートルあたり1530〜2385ドルの範囲で取引された。これに対し、昨年同時期のスポット価格は500ドルを下回っていた。
0 件のコメント:
コメントを投稿
登録 コメントの投稿 [Atom]
<< ホーム