ソフトバンクの経営から退いた孫正義、個人的に50億ドル近い借金

https://www.zerohedge.com/markets/masa-son-steps-back-running-softbank-personally-owes-almost-5-billion-troubled-tech-giant

金曜日、11月18日、2022 - 12:00 午後

（かつて巨大だった）ハイテクファンド、ソフトバンクの創業者である孫正義氏にとって、今週（というか今年）はあまり良い週ではなかった。

この問題に詳しい人物によると、ソフトバンクは、崩壊した暗号取引所 FTX への約1億ドルの投資をゼロに評価減することを余儀なくされる可能性が高いとFTが報じている。

おそらくそれに関連して、テクノロジー・コングロマリットが100億ドルの四半期投資損失を計上し、孫氏はソフトバンクの運営から身を引くと述べた（日本のグループが所有する英国のチップ設計会社アームの成長をターボチャージすることに専念するため。）

ソフトバンクはまた、9月末までにビジョン・ファンドのスタッフを30％削減し、過去6カ月間に投資規模を大幅に縮小した。

金曜日に、ソフトバンクが投資家向けに奇抜なスライドを使った特徴的なプレゼンテーションを行わないことを明らかにし、病気ではないかという憶測に対して、孫氏は「完全に健康」であることを強調した（我々がしばしば指摘してきたとおり）。

不吉なことに、FT紙は、孫正義氏が個人的にソフトバンクに50億ドル近い借りがあると報じている。日本のコングロマリットのテクノロジー関連の賭けで損失が拡大し、同グループの第2のビジョンファンドの株式の価値も無価値になったためだ。

様々な大規模なテクノロジー関連の賭けが失敗に終わるにつれ、ソフトバンクの創業者の損失は拡大している。ソフトバンクはテクノロジー関連のファンドに投資する資金を孫氏に提供したためだ。

ソフトバンクの第2次ビジョン・ファンドで孫氏が保有していた17.25％の株式（2021年末には28億ドルにもなっていた）の価値も、9月末には完全に帳消しにされた。

ソフトバンクは、ファンドの出資持分に関連して孫氏が負う28億ドルをまだ回収していない（The FTは、孫氏には何年も返済の義務がないことを指摘している）。以前は、ソフトバンクは彼がグループに支払うべき金額から彼の株式の価値を差し引き、2021年末にはこれがわずか400万ドルになったが、現在はそれがすべてなくなり、負債だけが残っている。

孫氏は、ソフトバンクの中南米向けファンドに関しても同様の取り決めで6億6900万ドルの債務を負っている。

ソフトバンクがFTに確認したところによると、孫氏が会社に負っている総額は、グループの短期間の社内ヘッジファンドSBノーススター（2020年に米国のハイテク株で「ナスダックの鯨」／ガンマスクイーズ取引を行ったことで有名）の損失も考慮に入れると、47億ドルになるという。

Bloombergによると、孫氏の純資産は139億ドル（ただし、これが今回のソフトバンクからの巨額融資のネットであるかは不明）。

自己売買、会社間融資、株式持ち合いを考えると、孫正義はSBFをさらに洗練させたものに過ぎないのではないか...と思わざるを得ない。