2022年12月7日水曜日

ウクライナの裁判所、SS師団のシンボルはナチスではないとの判決

https://www.rt.com/russia/567782-ss-division-not-nazi-court/

2022年12月6日 19:27

ウクライナの最高裁判所は、第1ガリシア師団としても知られる悪名高いSS第14ヴァッフェン・グレナディア師団のシンボルはナチスではなく、したがって国内で禁止されていないとの判断を下した。

この判決により、ウクライナ人を中心に構成されたこの悪名高い部隊の遺産をめぐる数年にわたる法廷闘争が終結した。

この判決は、ウクライナの閣僚会議の下で運営されているウクライナ国家記憶研究所によって賞賛され、部隊の戦闘員は実際のナチスの協力者ではなく、単なる「自由の戦士」であると長い間主張してきた。

2020年初頭、キエフの裁判所は、同部隊を「非ナチス」勢力とする評価を違法としたが、その決定は同年末、より上位の審問によって覆された。

「最高裁判所は、5年前に始まった長い裁判に終止符を打った」と、研究所の代理人である弁護士、ヴャチェスラフ・ヤクベンコはFacebookの投稿で述べている。

厳密には、ウクライナでは2015年以降、共産主義者とナチスの道具の両方が非合法化されている。一方、キエフは複数のウクライナ民族主義組織と、有名なナチスの協力者を含む歴史上の人物を国家的英雄として認定している。

ナチスのイメージは正式に禁止されているにもかかわらず、ウクライナの軍や様々な民族主義団体のメンバーによって日常的に展示されており、明らかに何の影響も受けていない。

ガリシア第一師団は、第二次世界大戦中にポーランドの民間人に対して戦争犯罪を犯したことで最もよく知られている。この師団の旗やパッチは、ウクライナの民族主義者や軍人によって繰り返し掲示され、キエフが発表した公式写真にさえ写っている。

ウクライナは自国の軍隊にネオナチが存在することを否定し、そのような主張は、モスクワが宣言したウクライナの「非ナチ化」の目標と同様に、ロシアの「プロパガンダ」であると退けている。

ガリシア師団のものとは別に、ウクライナの軍人は、ナチスの最悪の流刑地の一つである悪名高いSS第36ヴァッフェン・グレナディア師団、SS第3パンツァー師団「トーテンコップ」のパッチや卍やその他の極右のヘイトシンボルをつけているのも発見されている。 

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