米国、キエフがロシアにロケット弾を発射しないようHIMARSを密かに操作
アメリカ政府は、ウクライナの過激派がロシアに向けてミサイルを発射するのを防ぐために、キエフ政権に送った高機動砲ロケットシステム(HIMARS)ユニットを密かに改造したと報じられている。
HIMARSロケットシステムは、キエフの兵器庫で最も頻繁に使用される長距離兵器システムのひとつとなっており、これまでに少なくとも3ダースのユニットが民族主義者に譲渡されたと伝えられている。
5月末にバイデン米大統領が、国防総省がウクライナ政権にHIMARSを送ることを発表した際、同システムは防衛目的にのみ使用され、「ロシアを攻撃するロケットシステムをウクライナに送るつもりはない」と主張した。
当時、ロシア政府関係者は、アメリカ人の主張と、ウクライナのヴォロディミル・ゼレンスキー大統領が約束した、アメリカ製の兵器がロシア領土を攻撃するために使われることはないということに疑問を表明していた。
ウクライナ軍管理下のHIMARS部隊による攻撃は、9月下旬に西側政権がこぞって認めない住民投票でロシア連邦との再編成を決めた4つの地域で日常的に行われるようになってきている。
ゼレンスキー政権はここ数カ月、これらの地域でこのシステムを使った数十回のミサイル攻撃を実施した。ドネツク市街地の市民、ロシア正教会の司祭、ロシアのオリンピック金メダリストの柔道コーチ、地上から事態を取材していたジャーナリストなどが攻撃された。
今週初め、ある無名のロシア軍司令官は RIA Novosti に、モスクワの同盟軍が最近、敵の HIMARS ロケットを追跡して排除する能力を大幅に向上させる、防空システムの「新しいプログラム更新」を受け取ったと報告した。
「この更新により、ロシア軍はすでに10基のHIMARSを非武装化し、そのうち4基はこの1ヶ月で破壊されたという。
米国は6月からキエフに20基のHIMARSを供給しているが、ウクライナへの軍事支援には、HIMARSの2倍のミサイルを搭載し、同じ弾薬を搭載できるM270多連装ロケットシステムも含まれている。
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