ノーベル賞経済学者が富裕税を呼びかけ
https://www.rt.com/business/570317-economist-wants-wealth-tax/
2023年1月22日 21:50
ジョセフ・スティグリッツは、世界の高額所得者は所得の70%を政府に渡すよう呼びかけた。
ノーベル経済学賞受賞者のジョセフ・スティグリッツ氏は、世界の指導者たちに、最も裕福な国民に70%の税率を課し、相続した財産の一部を徴収するよう呼びかけた。スティグリッツは、地球上の億万長者のほとんどは単に「運が悪い」だけの金持ちであると主張した。
このような「私たちの社会は、より平等主義的でまとまりのある社会を手に入れることで利益を得る」と主張した。
世界銀行の元チーフエコノミストであるスティグリッツは、情報の非対称性(一方の情報が他方より少ない場合に人々がどのように意思決定するか)の理論への貢献で2001年にノーベル経済学賞を受賞している。
炭素税や土地税の支持者であるスティグリッツは近年、企業利益や億万長者への課税強化を推進し、ジョー・バイデン米大統領が提唱する法人税の世界最低税率を支持している。
オックスファムとのインタビューの中で、スティグリッツは相続した富に課税することも提唱している。
「富の多くは相続された富であり、例えばウォルマートの若者はその富を相続した。」
「私の友人の一人は、精子の宝くじに当たったようなものだと言う。億万長者のほとんどは、富の多くを運から得ていることを認識しなければならない」と言う。
相続税に反対する人々は、相続税は亡くなった人の財産に二重課税することになり、金持ちが財産を海外に移すことを助長すると主張している。
英国ではすでに、32万5000ポンド(40万3000ドル)以上の相続に対して40%の税金が適用されている。米国には連邦相続税はないが、州によっては相続した資産に課税し、連邦政府は1300万ドル以上の遺産に対して18%から40%を請求している。
民主党のエリザベス・ウォーレン上院議員は、5000万ドル以上の資産を持つ人の世帯に2%、10億ドル以上の世帯に3%の課税を提案している。スティグリッツはウォーレンの提案を「非常に合理的」と評価している。
0 件のコメント:
コメントを投稿
登録 コメントの投稿 [Atom]
<< ホーム