2023年2月11日土曜日

ロシア、シーメンス製タービンの代替品を発見

https://www.rt.com/business/571233-iran-russia-germany-gas-turbines/

2023年2月9日 14:25

ロシアは、昨年制裁によりドイツ製機器の整備が妨げられた後、水力発電所のシーメンス製タービンに代わるイラン設計の部品の生産を開始した。

MGT-70ガスタービンユニットは、シーメンスのハードウェアのコピーで、イスラム共和国によって開発された。このMGT-70ガスタービンユニットは、イスラム共和国が開発したシーメンスのコピー製品で、反イラン制裁が発動される前に組み立てと国産化のライセンスを取得した。

現在、中小型のタービンはロシアで国産化されているが、10万〜12万kWの大型のものはロシアのシーメンス社製組み立て工場で生産された。

イランのタービンは、制裁により昨年ロシアでの操業を停止したドイツの工業大手シーメンスが生産する機器に取って代わる可能性がある。

こうした措置は、ロシアと欧米の機器サプライヤーとの産業界との関係を直撃している。昨年、国営エネルギー大手ガスプロムは、タービンの整備に関する技術的な問題により、ノルドストリーム1パイプラインを通じた欧州へのガス供給を徐々に減らさざるを得なくなった。

シーメンス社製のタービンは、カナダのモントリオールにある同社の工場で定期的なメンテナンスが必要だったが、オタワによるロシアのエネルギー産業に対する制裁措置により、タービンが立ち往生してしまったのである。パイプラインが止まるとガスが不足する恐れがあるドイツからの要請を受け、カナダはタービンの規制を免除。ドイツへの輸送を許可し、さらにロシアへの輸送を許可した。しかし、ガスプロム社は、将来にわたって修理が可能であるという法的保証がない限り、引き取りを拒否した。


0 件のコメント:

コメントを投稿

登録 コメントの投稿 [Atom]

<< ホーム