2023年3月27日月曜日

米国債を最も多く保有する国はどこか?

https://www.zerohedge.com/markets/which-countries-hold-most-us-debt

タイラー・ダーデン著

2023年3月27日(月) - 午前7時00分

今日、アメリカは国債の外国投資家に7.3兆ドルの借りがある。

これらは財務省証券という形で、世界で最も流動性の高い資産の一つである。中央銀行は外貨準備に、個人投資家はデフォルトリスクの低さから安全への逃避に、国債を購入する。

外国人投資家は価値の保存のために国債を購入する。国債は国際貿易取引の担保として利用されたり、各国が為替政策に役立てたりすることもある。例えば、自国通貨の為替レートを投機から守るために国債を購入する。

米国財務省のデータによると:

米国債の外国人保有者トップ

1.1兆ドルの財務省保有額を持つ日本は、米国債の最大の外国保有者である。

中国が4年間で保有額の30%にあたる2500億ドル以上を流出させたため、日本は2019年に中国を抜いて1位となった。

中国による売却は、中国が人民元の為替レートを管理する一つの方法である。ドルを売れば、通貨が下落したときに人民元を買うことができる。中国はドルだけで為替を管理するのではなく、通貨バスケットを利用している。

米国債を最も多く保有している国は以下の通り:

順位 国名 米国債保有額 総額に占める割合

1 日本 $1,076B 14.7%

2 中国 $867B 11.9%

3 イギリス $655B 8.9%

4 ベルギー $354B 4.8%

5 ルクセンブルク $329B 4.5%

6 ケイマン諸島 $284B 3.9%

7 スイス $270B 3.7%

8 アイルランド $255B 3.5%

9 台湾 $226B 3.1%

10 インド $224B 3.1%

11 香港 $221B 3.0%

12 ブラジル $217B 3.0%

13 カナダ $215B 2.9%

14 フランス$189B 2.6%

15 シンガポール $179B 2.4

16 サウジアラビア $120B 1.6

17 韓国 $103B 1.4%

18 ドイツ $101B 1.4%

19 ノルウェー $92B 1.3%

20 バミューダ $82B 1.1%

21 オランダ $67B 0.9%

22 メキシコ $59B 0.8%

23 UAE $59B 0.8%

24 オーストラリア $57B 0.8%

25 クウェート $49B 0.7%

26 フィリピン $48B 0.7% 

27 イスラエル $48B 0.7% (注)1.

28 バハマ $46B 0.6%

29 タイ $46B 0.6%

30 スウェーデン $42B 0.6%

31 イラク $41B 0.6%

32 コロンビア $40B 0.5%

33 イタリア $39B 0.5%

34 ポーランド $38B 0.5%

35 スペイン $37B 0.5%

36 ベトナム $37B 0.5%

37 チリ $34B 0.5%

38 ペルー $32B 0.4%

  その他 439B 6.0%

英国は6550億ドル以上の国債を保有し、第3位である。ヨーロッパでは、13カ国が国債を保有しており、これはどの地域よりも多く、次いでアジア太平洋地域の11カ国が保有した。

一握りの小国が、驚くほど多くの米国債を保有する。人口7万人のケイマン諸島は、2840億ドルという途方もない額の国債を保有する。ケイマン諸島に籍を置くヘッジファンドは、国民一人当たり、世界のどの国よりも多く存在する。

最も小さい4つの国、ケイマン諸島、バミューダ、バハマ、ルクセンブルクは、合計でわずか120万人の人口を持ちながら、741億ドルという途方もない額の国債を保有する。

金利と国債市場のダイナミクス

2022年、金利の上昇とドル高によって米国債の保有が採算に合わなくなり、外国人による国債需要は6%減となった。

米国債の金利が上昇すると、将来の収入支払いの現在価値が低くなるためである。一方、その価格も下落する。

需要の落ち込みは、金利が歴史的な低水準で推移していたため需要が急増した2018年から2020年にかけて急反転した。同様の傾向は、2008〜09年の金融危機後の10年間にも見られ、米国債の保有額は2兆ドルから6兆ドルへと実質的に3倍に増加した。

この傾向を後押ししたのは、中国の急速な国債購入で、2002年の1000億ドルから2013年のピーク時には1兆3000億ドルにまで膨れ上がった。中国の輸出と生産が拡大するにつれ、人民元を売ってドルを買い、自国通貨の為替圧力を緩和するのに役立った。

今日に至っても、世界的な金利の不透明感は、各国の通貨価値、ひいては国債需要に影響を与え、米国債の海外保有比率の行方を左右する要因である。

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