2023年3月24日金曜日

ロシア銀行システムが西側より安定した理由

https://sputniknews.jp/20230323/15410131.html

2023年3月23日, 16:50

西側の制裁体制はロシアの銀行システムを破壊することができなかった。コラムニストのケネス・ラポザ氏がフォーブスに寄稿した。同氏は、ロシア銀行システムは西側のそれよりも安定したことがわかった、と指摘した。

ラポザ氏は、前例のない制裁はロシアの金融セクターに「損害を与えた」の、「壊滅させることはできなかった」と強調。ロシアの銀行は現在、外国パートナーとのビジネスや国外における金融取引が困難ではあるが、それでも危機的状況には陥っていないという。口座から大口の引き出しを行う者はなく、ルーブルは強くなり、大半の銀行は国の保護を受けた。ラポザ氏は特にロシア中央銀行の仕事ぶりを取り上げ、「ここ数十年でロシア国内の金融システムの秩序整備を図ってきた」と評価。民間の数百行の閉鎖をもって中銀幹部は「システムから弱い部分を除去」し、銀行セクターが制裁圧力を凌ぐ下支えをした、と指摘した。

一方の西側では銀行危機の真っただ中だ。昨今の米国のシリコンバレー銀行やスイスのクレディ・スイスの騒動がそれを裏付けた。ラポザ氏によると、シリコンバレー銀行はすでに2000億ドル(約26兆1400億円)の預金を失い、預金者保護のためFDIC(連邦預金保険機構)の史上最大規模の援助を必要とした。時を同じくして、ロシアの大型銀行は業務を続けた、と同氏は結んだ。

これより前、仏ジャーナリストのジャン=ミシェル・ベザ氏はル・モンド紙に寄稿し、制裁を背景として西側が予測していた経済崩壊をロシア経済は回避することができたと指摘。ロシア経済の明らかな安定性の要因の一つに、同氏は中央銀行の政策を挙げた。ウクライナにおける特別軍事作戦当初から中銀はルーブルの安定を図り、急激なインフレ上昇回避に成功した。

ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は2月の年次教書演説で、西側はロシアの不安定化を狙い、経済前線を含む対ロシア前線を展開したが、制裁発案者は自身を罰する形になったと強調。プーチン大統領は、ロシアでは2022年3月に大規模なビジネス・経済支援策が開始されたことをあらためて述べた。

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https://www.rt.com/business/573434-russia-gold-reserves-surge/

2023年3月23日 08:00

ロシア、金塊保有量のベールを脱ぐ

中央銀行が数ヶ月ぶりに公表した報告書によると、国内の地金備蓄量は過去1年間増加し続けた

ロシアの金準備は、3月1日現在で昨年より100万オンス急増し、7490万オンスとなった。

ロシア銀行は、欧米の制裁を受け、国際準備の金の量の開示を中止していた。最後に金額を報告したのは2022年2月で、その時は金の総保有量は7390万オンスであったと発表した。

規制当局が水曜日に発表した報告書では、2023年3月時点の金準備高は1356億ドル相当とされた。同国の外国為替と金の総保有量は、前年同期の6,170億ドルから5,740億ドルに減少した。

RIA Novostiによる中央銀行のデータの分析によると、ロシアの国際準備に占める金の割合は過去1年間で23.6%に増加し、外貨の割合は71.5%に減少した。

外貨は伝統的に外貨準備の基礎となったが、過去1年間で、資産に占めるその量は8.7%減の4106億5000万ドルになった。

モスクワ、差し押さえられた資産をめぐりEUに警告READ MORE: モスクワ、差し押さえられた資産に関してEUに警告を発した。

2022年3月上旬、ウクライナ紛争をめぐる制裁の一環として、ロシアの外貨準備のおよそ半分が欧米の中央銀行によって凍結された。残りの保有資産は、国内に保管された金と外貨、および中国人民元資産で構成される。

ロシアの外貨準備高は、昨年2月にウクライナとの紛争が勃発する直前に6432億ドルと歴史的な最大値を記録した。

モスクワは、自国資産の凍結を繰り返し「窃盗」と呼び、国際法に反すると警告してきた。クレムリンによれば、国際準備という考え方は、対ロシア制裁戦争で米ドルが武器として使われたことにより、信用を失った。

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