トルコ激おこ:ウクライナへのS-400防空システム供与の米国要請を拒否
タイラー・ダーデン
2023年5月8日(月) - 22:50 PM
トルコは週末、2017年にモスクワから取得し、米国との関係を緊張させる結果となったロシア製ミサイル防衛システムS-400をウクライナに提供するようアンカラに求めた米国の要請を拒否した。
メヴルート・カヴソグル外相はこの要請を、トルコの主権侵害になると述べ、侮辱的なものだと強く示唆した。「彼らは我々の主権に直接影響する提案をした。例えば、我々に支配権を与える、他の場所に与えるなどだ。我々の独立と主権はどこにあるのか?」とカヴソグルは言った。
トルコのメディア情報筋によると、「米国は、トルコにおけるロシアのS-400sミサイル防衛システムの第三者への引き渡しに関して、様々な提案をしてきた」とも述べた。
同大臣は、トルコの回答は断固として「ノー」であると強調した。
同大臣によると、トルコに出された提案の1つは、S-400をウクライナに送るというもの:
「ウクライナに送るか?」と言われた。我々は「ノー」と言った。
S-400システムを手に入れた結果、トルコは2020年に米国の限定的な制裁を受けただけでなく、ペンタゴンはトルコのパイロットをF-35の訓練プログラムから追い出し、ロッキード製の最新鋭戦闘機の納入を停止させた。
これに対してカヴソグルは、政府は訓練に費やされた費用の返還を要求したと強調した。
「今すぐF-35(プログラム)に戻ろう、と言ったのではない。私たちのお金を返してくれ、と言った。なぜなら、我々は自国の国産戦闘機を生産したからだ」と述べた。
米国とトルコの関係も、シリア北部国境沿いのクルド人情勢が原因で、数年にわたり悪化していた。米国の特殊部隊は長い間、シリアのYPGや「シリア民主軍」に組み込まれてきたが、トルコはこれをPKKのルーツを持つテロ組織とみなした。
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