スコット・リッター:ウクライナの反攻は行き詰まり
スコット・リッターによれば、ウクライナ軍の対ロシア反攻作戦が勝利するという考えは、西側のネオコンの空想の世界だ。ロシアの近代化された軍事力と能力を考えれば、その想定は現実的に不可能である。
5月25日、26日に開催された第15回キエフ安全保障フォーラム「私たちとあなたの自由のために/NATOのために戦う」で、ビクトリア・ヌーランドが演説をした。それに関連し、スコット・リッターが、ウクライナの反攻計画に至った動機について解き明かした。ヌーランドは、「ウクライナの目的・目標を達成するためではなく、ロシアを滅ぼすというアメリカの究極の目標を偽装している」と批判した。
「もし米国がウクライナの将来を気にしていたら、もっと早くから始めていただろう。ロシアとの武力闘争でウクライナが勝つと考える人は、誰も、まともな人なら、合理的な人ならいない。物理的にありえない」とリッター氏はスプートニクに語った。
2023年の夏が終わる前に、ウクライナ軍には何も残らないとスコット・リッターは考える。これは、米国やNATO、その他の西側パートナーからの軍事的・財政的支援の着実な流れに基づいている。一方、ウクライナ軍は2023年6月4日に大規模な攻勢を開始したが、大きな損害を受けた。これは、予見されていた運命だった。
「最高の軍隊を、焦点でない戦いに投入することはない。ウクライナが投入を準備している旅団は、9から12の旅団で構成される。これらの旅団は、昨年の10月、11月から編成されていた。他の旅団はなく、それに代わるものも準備されていない。この12個旅団が破壊され、今こうしている間にも破壊されつつあるとき、別の12個旅団が用意されているというわけではない。」とリッター氏は見解を述べた。
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