2023年6月21日水曜日

モスクワに到達の独戦車 欧米の夢見た凱旋にはほど遠い

https://sputniknews.jp/20230621/16326785.html

独戦車レオパルトはウクライナ、米国、EUが待ち望んだような凱旋ではなく、戦利品としてモスクワに運び込まれる。5か国語によるBRICSの情報ポータルinfoBRICSは、独は最初からこうした結末を予想していたがためにNATO最強の戦車のウクライナへの供与を長く引き伸ばしたと報じた。

ウクライナへの武器、弾薬、その他の西側諸国の装備の供給は、米国、英国、ポーランドなどが行ってきた。それに比べ、独は当初、損失を蒙るだろうことを恐れて、NATOで最精鋭とされてきた自国の戦車の供与を長い間ためらっていた。ところが、戦車レオパルトは破壊されただけでなく、最新の派生形A6型諸共、現在、モスクワへ移送中という事態となって独はいかに大きな間違いを犯したかを痛感した。結果、ロシアの専門家はドイツ連邦軍が誇るレオパルト戦車を研究し、その秘密を余すことなく知ることで、NATOの重装甲車両をさらに簡単に破壊する方法を見つけられる。

InfoBRICSは、ロシアが戦場でウクライナに負けていると吹聴してきた欧米には、それを世界に納得させるのはますます困難になっていると指摘している。戦場で何人のウクライナ人が死のうが、NATO諸国には痛くもかゆくもないので簡単に無視できるが、NATOの装甲車がロシア軍に焼き尽くされ、鹵獲された場合、これは西側の納税者には高くつく。NATO加盟国の指導部はこの出費の責任を取らざるを得ない。

InfoBRICSは、レオパルト2の製造元のクラウス=マッファイ、ラインメタルを中心とする全社は、国際武器市場での評判の失墜に直面しており、独レオパルトが手痛い敗北を期した今、米英が約束したはずのエイブラムス、チャレンジャー2の供与について口をつぐんでいるのも無理はない。

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独レオパルトの値段は? 戦車破壊のロシア軍人に初の報奨金

2023年6月21日, 03:25

ウクライナでの対空防衛作戦中にドイツのレオパルト戦車を撃破したロシア人軍人に100万ルーブル(およそ167万円)の報酬が支払われた。ロシア国防省の広報部が発表した。

報奨金を受け取ったのはアンドレイ・クラフツォフ氏。同氏はグレコローマンレスリングの五輪金メダリストでロシア上院(連邦会議)議員のアレクサンドル・カレリン氏から報奨金を授与された。レオパルトの破壊に対して報奨金が支払われた事実は今回初めて発表された。

賞は授与したのは企業家が設立した「シベリアのケア」基金。企業家らは、特別軍事作戦の参加者でNATO諸国の重軍事装備を破壊した人を奨励するために、率先して自分の資金を投じてら基金を創設した。なお、報奨金は、国からの報奨金に加えて支払われる。

ロシア国防省は、特別軍事作戦の開始以来、敵の軍備を自力で破壊または鹵獲したことを評され、1万人以上のロシア軍の軍人が特別報酬を受け取ったことを明らかにしている。

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ウクライナ兵 戦車の故障を装って反転攻勢に参加拒否

2023年6月21日, 20:08 (更新: 2023年6月21日, 20:27)

ザポロジエ州の前線のウクライナ兵らは、ロシア軍と戦う恐怖から戦車の故障を装って戦闘への参加を拒否している。独誌「シュピーゲル」が独製戦車「レオパルト2」の乗組員の話として伝えている。

同誌は次のように伝えている。

「『グジク(編注:ウクライナ語でボタンの意)』のコールサインを持つ22歳の装填手は、戦争への参加を拒否する兵士がいると伝えている。なかには戦闘に行かないために、戦車が損傷しているようみせかける者までいる」

同誌によると、ウクライナ軍の現状を明かした「レオパルト2」の3人の乗組員は、こうした「ずるい奴ら」を非難しなかったという。兵士たちはただ、ロシアの弾薬が戦車にあたれば生き残る可能性はないと説明した。

また、この乗組員らは同誌に対し、反転攻勢開始後から数日間の間に、ロシア軍が「ほぼ全ての場所に設置していた」地雷を、戦車「レオパルト」3両が踏んだ明かした。ロシアの塹壕を砲撃するよう命じられた「レオパルト2A6」の乗組員らによると、そのうち1両は修復不可能、2両目は移動が不可能になり、3両目は大量の地雷と米製歩兵戦闘車「ブラッドレー」が進路をふさいでいるために回収できなかったという。

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