西側:ウクライナへの投資リターンが「不確実性」のかたまりかもしれないとナーバス
5月上旬、キエフは大々的に反攻を開始したが、準備万端のロシアの防衛線にぶつかり、失速した。
西側諸国は、ウクライナ軍(UAF)のロシア軍に対する反攻の行方をめぐる「不確実性」が続いていることを懸念していると、The TimesのオブザーバーであるMisha Glenny氏は見ている。
「キエフの支援者たちは、ウクライナ軍がNATOから受けた支援を利益に変えるという前提なので、ヨーロッパとアメリカ全体で神経が高ぶっている」と彼は書いている。
グレニーは、現在ロシアに支配されているすべての土地において、「ウクライナ政府関係者は、自分たちの軍隊にキエフの主権を回復する能力がないことを個人レベルでは認めている」という。
「ロシア軍は冬の間、塹壕を堀った。英国のストームシャドウ巡航ミサイルのような強力な兵器の影響は未知数だ」と著者は指摘する。
ロシアが勝利すれば、「ウクライナにとって災難であるだけでなく、西側にとって大きな後退となる」と強調し、モスクワの「最も重要な同盟国である中国は、ロシアの勝利によって強化される」と述べた。
この発言は、ロシアのプーチン大統領がサンクトペテルブルク国際経済フォーラムの本会議で記者団に対し、ウクライナは反攻を続ける中でいかなる戦略目標にも到達できず、これまでに戦車186両、装甲車418台を失い、損失は拡大し続けていると述べた数日後。
プーチン大統領によれば、「ウクライナ軍が第一防衛線に到達できた場所もあれば、そうでない場所もある。いずれにせよそれは問題ではない。」
「問題は、ウクライナ軍が戦略的予備軍を使用していることだ。戦略的予備軍はいくつかの要素から構成されている。1つ目は(ロシアの)防衛を破るために、2つ目は領土に対する足場を固めるため。彼らは、一区画めの目標を達成しなかった。これが重要だ。」と強調した。
さらにプーチン大統領は、ウクライナ軍の損失は「非常に大きく、ロシア軍と比較すると10対1以上になる。これは事実だ。装備の面でも、日々損失が膨らんでいる。」
続いてロシア大統領は、西側諸国が先にキエフに納入したドイツ製戦車レオパルド2と、ウクライナに納入予定の米国製F16戦闘機についても言及した。プーチン大統領は、キエフの反攻の過程でレオパルド2が「燃えている」とし、「F-16も燃える」と述べた。
ウクライナ軍について、プーチンは、「まもなく彼らは、自分たちの装備を使うのを完全に止めるだろう。組織的に破壊されたからだ。」と予測した。「彼らが戦闘に使っているものはすべて外国製だ。そのような戦い方は長くは続けられない。」と述べた。
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