WWF、ロシアで「望ましくない団体」指定
https://www.rt.com/russia/578405-russia-wwf-undesirable-ban/
2023年6月21日 15:43
スイスを拠点とするNGOは、ロシアの経済的利益に反する活動をしている
ロシアの検事総長は20日、世界自然保護基金(WWF)を「望ましくない団体」と宣告した。モスクワは、スイスを拠点とするこの非営利団体が、特に北極圏におけるロシアの経済的・安全保障的利益に反して、アメリカのために活動していると非難した。
検察総局は、WWFが環境保護や教育活動を「経済分野における安全保障上の脅威となるプロジェクトを実施するための隠れ蓑として利用した」と述べた。
具体的には、「環境保護を口実に、WWFは北極圏における産業開発と天然資源探査のための(ロシアの)政策の実施を阻止するこ活動を実施している。」一方で、北方海航路をアメリカの排他的経済水域に移す根拠となり得る制限を開発し、正当化している。
ロシア当局によると、NGOは特にエネルギー部門、石油・ガス産業、鉱床や貴金属の採掘に従事する大企業を標的にしている。特に検事総長は、WWFがESG(環境/社会/ガバナンス)スコアを用いてロシア企業を格付けしていることに異議を唱えた。「WWFが開発した主観的な基準と基準のみに基づいている。」
WWFは、「バルトの友」や「サハリン環境ウォッチ」など、外国代理人登録簿に登録されているいくつかのロシアNGOに、資料提供などの支援を行っている。ロシア司法省は今年3月、WWF自身を外国代理人であると宣言した。
望ましくない団体と宣言されたことは、WWFに対する事実上の禁止措置である。WWFはロシア国内の事務所を閉鎖しなければならず、WWFと取引をすることは、再犯者の場合、罰金または懲役刑の対象となる。このように指定された最初の団体は、2015年にアメリカ議会が出資するNED(National Endowment for Democracy)であった。
別の環境保護NGOであるグリーンピースは先月、「違憲手段でロシアの不安定化と政権交代を図った」という疑惑を受け、歓迎されないと宣言された。
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