フランス、ワインの廃棄と葡萄畑減反に数百万ドル
https://www.rt.com/news/581869-france-millions-wine-destruction/
2023年8月26日 11:15
需要が減少し、大量に余っているために価格が下落している中、政府はこの思い切った計画を承認した。
マルク・フェスノー農相は、フランス政府とEUは、数世紀にわたるワイン造りの伝統で有名なフランスにおいて、余剰ワインを破棄するために総額2億ユーロ(約2億1600万ドル)を支出すると発表した。パリの政府関係者は、需要低迷による生産過剰と価格下落を理由に挙げた。
金曜日の記者会見でフェスノー農相は、今回の資金投入は「価格の暴落を食い止め、ワインメーカーが再び収入源を見つけられるようにするため」だと説明した。同高官はまた、業界全体が "消費者の変化を考え適応する "べきだとも示唆した。
AFP通信によると、このワインのアルコールは、手指消毒剤、洗浄剤、香水を製造する会社に販売される可能性があるという。
フランスで最も影響を受ける地域は、有名なボルドー地方と南西部のラングドック地方である。
今月初め、AFP通信はラングドックワイン生産者協会のジャン・フィリップ・グラニエ氏の発言を引用し、"生産量が多すぎて、販売価格が生産価格を下回っているため、赤字になっている "と述べた。
フランス農務省は6月、ボルドー地方の約9500ヘクタールのブドウ畑を破壊する資金として5700万ユーロを計上すると発表した。当局はまた、ブドウ生産者に対し、他の製品に切り替えるよう金銭的なインセンティブを提供している。
欧州委員会は6月、高インフレがワインの消費を減退させていると報告した。これが2022年の豊作と相まって黒字につながった。
当時の欧州委員会のデータによると、ワインの消費量はイタリアで7%、スペインで10%、フランスで15%、ドイツで22%、ポルトガルで34%減少した。
2023年1月から4月までの同ブロックのワイン輸出も前年同期比で8.5%減少した。
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