カナダがウクライナ・ナチスに敬礼したのは偶然ではない
https://www.rt.com/news/583544-canada-nazi-ukraine-applause/
2023年 9月 25日 18:11
歴史的にカナダは、第二次世界大戦から現在のキエフに至るまでナチスを庇った。
エヴァ・バートレット:カナダの独立ジャーナリスト。中東、特にシリアとパレスチナの紛争地帯を長年取材してきた(4年近く在住)。
カナダ議会が3日前、元ナチス親衛隊にスタンディングオベーションを送ったというシーンが、今頃になってインターネット上で話題になっている。胃が痛くなる。
ゼレがカナダを訪問した際、予想通り大げさな乞食演説に続いて、アンソニー・ロータ下院議長はその日、議会にいたウクライナ系カナダ人をベタ褒めした: 第二次世界大戦のナチス、ヤロスラフ・フンカを「ウクライナの英雄、カナダの英雄」と呼び、その功績に感謝した。
2日後、ロタはこの男性を称賛したことについて謝罪し、「ギャラリーにいた個人を認識した」と述べた。
ロタがお言及した個人とはヤロスラフ・フンカ。ロタを後悔させたのは、フンカがヴァッフェンSS第1ガリシア師団だったことだ。
ロタは、フンカがナチスとして従軍していたことは知らなかったと主張した。「ウクライナの独立のためにロシアと戦った」フンカを称賛していることから、これは彼が言及した従軍のことだ。
ロタは謝罪の中で、「同僚議員やウクライナ代表団を含め、発言前に私の意図や発言を知っていた者は誰もいなかった。」と言う。トルドー事務所は、フンカと彼のナチス従軍に関するいかなる知識も否定し、「金曜日の演説では、議長がゲスト席の割り当てを独自に決めており、議長とその事務所だけで決定した。」来訪中のゼレが演説するというときに、カナダ政府が徹底的な事前審査なしに誰かを議場に入れるとは思えないが。
トルドー(とステパン・バンデラ派のクリスティア・フリーランド副首相)がヤロスラフ・フンカのことを知っていたかどうか、疑問が残る。彼も含め、カナダが第2次世界大戦後の数年間に受け入れたとされる他の2,000人のナチス親衛隊の誰一人として、反共難民としてほとんど精査されることなく受け入れられたこれらの戦犯容疑者や協力者たちは、平和な余生を送ることを許され、そのほとんどが実名で公然と暮らしてきた。このことはサイモン・ヴィーゼンタール・センターが繰り返し報告している。
カナダとウクライナ人ナチスとの歴史については、語るべきことが多い。第2次世界大戦後に彼らを受け入れただけでなく、政府が支援するウクライナ・カナダ会議(Ukrainian Canadian Congress)は、つい最近までナチス協力者の退役軍人団体を会員としてリストアップしていた。ステパン・バンデラやロマン・シュケヴィチのようなナチス協力者を称える政府出資のウクライナ人青少年センターもある。カナダの都市には、ナチスの協力者やウクライナ反乱軍の犯罪者を称える記念碑が残っている。
カナダはまた、ネオナチのアゾフ大隊のメンバーをカナダ国内で訓練することで、ウクライナ。ナチを支援した。
ラジオ・カナダは2022年4月、カナダ軍が「2020年にアゾフ連隊の兵士の訓練に貢献し、この連隊は現在、西側の基準に従って自国の兵士を訓練できると自慢している」と報じた。この報道について書いたオタワ・シチズン紙は、カナダのウクライナ合同任務部隊による2017年のブリーフィングを引用し、「アゾフの複数の隊員が自らをナチスと表現している」と述べている。
2021年11月、同じオタワ・シチズンの記者は、2018年6月にカナダ当局者がアゾフ大隊の指導者たちと面会したことについて書いている。カナダの将校と外交官は、「アゾフ大隊が自らを親ナチスと見ていると言う警告にもかかわらず、会談に反対せず、大隊幹部との写真撮影を許可した。」
カナダは(アメリカやウクライナ自身とともに)、ナチズムやネオナチズム、人種差別の美化に反対する国連決議がキエフを標的にしているとみなし、繰り返し拒否した。加盟国の圧倒的多数がこの決議を支持しており、キエフの他の西側支援国(EU加盟国すべてなど)やその同盟国(日本やニュージーランドなど)は棄権した。
カナダのナチスへの無反省な支援を追っていれば、元ナチス親衛隊員に対する議会のスタンディングオベーションはそれほど驚くことではない。これは小さな嵐を巻き起こし、ユダヤ人の権利活動家やモスクワだけでなく、在カナダ・ポーランド大使からも怒りの声が上がった。
ナチスに声援を送ったことを知り、心から愕然とした国会議員がいたことを願う。謝罪がなされた今、その憤りは単に静まるだけで、カナダは西側の対ロシア代理戦争で同じ側にいる限り、同じような人々を支持し続ける。
カナダの研究者タマラ・ロリンチが指摘したように、誰もがウクライナのナチに拍手を送る。しかし「平和、停戦、交渉を求めた国会議員は一人もいなかった。」
カナダがSSの「難民」を受け入れたのは、彼らがソビエト連邦の共産主義に対抗する戦士だったからだ。カナダ(そして他の西側諸国)がテロリストを支援するのは、彼らが中東で「望ましくない」政府と戦っているからだ。それはロシア。
ゼレは、「カナダは常に歴史の明るい面にいる」と称賛した。明るい面とは、カナダはリビアを破壊する手助けをし、カナダはシリアのテロリストを間接的に支援し、シリアの大統領に反抗し、カナダは第2次世界大戦後に2000人のナチスを収容し、カナダは現在ウクライナでナチスを支援している。ゼレの言う「歴史の明るい(あるいは正しい)側面」とは、控えめに言って奇妙だ。
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