2023年11月22日水曜日

スコット・リッター:バイデンの論説は認知症

https://sputnikglobe.com/20231121/biden-op-ed-likening-russia-to-hamas-is-result-of-his-dementia--scott-ritter-1115098537.html

アメリカの政治家たちは、ウクライナにおけるロシアの脱ナチス作戦とヒトラーのヨーロッパ侵略やテロリストの暴挙を口先だけで比較する。元米海兵隊情報将校のスコット・リッターによれば、ジョー・バイデンはそのような議論をつなぎ合わせることさえできない。

ジョー・バイデン米大統領には、ロシアとハマスの類似性を描く精神力が欠けている、とスコット・リッターは言う。

ワシントン・ポスト紙は週末、バイデンの寄稿文を掲載し、パレスチナのイスラム抵抗運動ハマスが10月7日に包囲されたガザ地区から脱走したことを、ロシア語を話すドンバス地方を守るためにロシアがウクライナで行った軍事作戦になぞらえた。

リッター氏はスプートニクに対し、バイデンは「精神的に余裕がないので、これは書いていない」と語った。

「彼をいじめているのではなく、正直に言っているだけだ。これは彼の国家安全保障スタッフが書いた。編集したのはジェイク・サリバンだ。トニー・ブリンケンが資料をたくさん持ち込んで、これはジョー・バイデンチームで作文しようと言ったのだろう。」

「これはストーリーであって、論説の内容ではない。」とリッター。「ジョー・バイデンというアメリカ大統領は、そのような精神的能力を欠いており、選ばれたわけではない人々によって大統領の仕事が管理されている。それが一番心配すべきことだ。」

バイデンの発言とされる言葉は、主流メディアに代わるものが普及したおかげで、もはや歴代大統領の発言と同じ重みを持たない。

「ジョー・バイデンや彼のマネージャーがこのような内容の論説を発表しても、10年前と同じような価値やインパクトはもはやない。今日では、ばかばかしいとして即座に打ち消される。」

リッターは先週コンソーシアム・ニュースに、バイデンとブリンケンはイスラエルとパレスチナの紛争に対する2国家解決策を要求しているが、この数十年間、イスラエルの指導者でそれを実行に移そうと本気で考えている者はいないことを考えると、その呼びかけは不誠実である、と書いた。

「仮に、イスラエル人とパレスチナ人の共感を得られない2国家間解決策を政治的に維持するためだけに連立政権を作ることができたとしても、イスラエルとパレスチナの平等を前提とした永続的な和平を実現するためには、イスラエルの核兵器開発という究極のハードルをクリアする必要がある。」とリッター氏は書いている。

リッター氏によれば、イスラエルの核開発計画は、「実際に兵器を製造した1960年代に誕生した瞬間から、曖昧さに包まれていた。」

「このような事態を招いた主な原因はアメリカにある。ニクソン政権はイスラエルが核兵器を持っているという事実に直面した。アメリカはそれを知っていた。イスラエルは核拡散防止条約に違反していた。たとえイスラエルが条約に署名しなくても、アメリカは条約に署名した。条約では、核保有を宣言しているのは5カ国だけだ。イスラエルを制裁しなければならない。」

彼は、ペリシテ人の神殿を崩壊させ、ペリシテ人と自分自身を殺した聖書の英雄にちなんで「サムソン・オプション」として知られるイスラエルの軍事ドクトリンの攻撃的性質を強調した。このドクトリンは、イスラエルが軍事的敗北に直面し、パレスチナ人の多数派支配が復活した場合、近隣の中東諸国に対して核兵器の先制使用を義務付ける。

「それがイスラエルの核政策であり、イスラエルが敗北すれば、すべての人が敗北する。イスラエルが核兵器を使う必要がないように、我々はイスラエルを安全にできると信じていた。」

バイデンが表向き復活させた2国家解決策は、そのドクトリンに疑問を投げかけると彼は言う。

「パレスチナの国家は、イスラエルがパレスチナの近隣諸国、ひいては地域の近隣諸国との関係を正常化したことを意味する。核保有国、それも宣言されていない核保有国の隣に住んでいる限り、パレスチナは決して自由で独立した国とは言えない。」

イスラエルは、かつての同盟国であり、秘密裏に核兵器開発計画を進めていたアパルトヘイト下の南アフリカ共和国の例に倣わなければならない、とリッター氏は語る。

「南アフリカは1970年代に、ソ連と協力していた黒人民族主義運動に対する抑止力として、6つの核兵器を製造した。白人アパルトヘイト国家の最後の手段として、核兵器を製造した。」とリッター。「デクラークが大統領になったとき、彼は壁に書かれた文字に気づいた。マンデラが釈放され、白人アパルトヘイト国家は絶滅の道を歩もうとしていた。核兵器が黒人ナショナリストの手に渡ることはあり得ないと彼は考えていた。」

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