チェーンソーマン・ハビエル・ミレイ新大統領、経済「ショック療法」を約束
https://www.rt.com/business/587679-argentina-economy-shock-therapy/
2023年11月20日 17:43
ハビエル・ミレイ氏は中央銀行を閉鎖し、ペソを捨てることを約束した。
ブルームバーグが月曜日に報じたところによると、アルゼンチンの次期大統領ハビエル・ミレイ氏は、世界最速のインフレ率と迫り来る景気後退に見舞われている同国経済を立て直すための「ショック療法」を約束した。
日曜日の決選投票でセルヒオ・マッサ経済相を破ったミレイ氏は、アルゼンチン経済への抜本的な対策を公約。中央銀行の閉鎖、ペソから米ドルへの切り換え、公共支出の削減などが含まれる。
アルゼンチンは来年、国債保有者と国際通貨基金に支払わなければならない440億ドルの債務に直面している。国際金融研究所のラテンアメリカ研究責任者であるマーティン・カステラーノによれば、この滞納分をカバーするためには、「安定化計画の中で大幅な経常黒字」が必要になる。
53歳のエコノミストであり、元テレビ評論家であり、行政経験のない一議員であるミレイ氏は、国家財政が空っぽで、インフレ率が150%に迫るなか、「巨大な」挑戦の前に立たされる。
アルゼンチンの次期大統領は以前、削減計画のシンボルとしてチェーンソーを携帯していたが、ここ数週間は穏健派のイメージを高めるため、チェーンソーは棚上げしている。
「ミレイの野心的なビジョンである市場フレンドリー、小規模国家、ドル化されたアルゼンチンがいよいよ試されることになる。外貨準備高がマイナスであるため、当面は実現不可能。」とブルームバーグのラテンアメリカ・エコノミスト、アドリアーナ・デュピタ氏。
この極端な戦略は、高騰する貧困と経済不安に苦しむ有権者の共感を呼んだが、多くのエコノミストの間では、ミレイの「ショック療法はアルゼンチンを深い不確実性の道へと導くと懸念されている。専門家たちは、国際準備高が枯渇している今、6220億ドルの経済をドル化することは、南米諸国を再びハイパーインフレに陥れかねないと警告している。
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