2023年11月9日木曜日

イスラエル閣僚の「ガザを核攻撃」発言にモスクワでは眉唾もの

https://new.thecradle.co/articles/nuke-gaza-comment-from-israeli-minister-raises-eyebrows-in-moscow

ロシアはイスラエル高官の扇動的な発言が「イスラエルの核兵器保有を認める公式声明」として機能するかどうかを疑問視している。

2023年11月7日

ロシア外務省のマリア・ザハロワ報道官は11月7日、イスラエルのアミハイ・エリヤフ遺産相が最近、ガザ地区への核爆弾投下は「可能性がある。」と発言したことについて、多くの疑問を投げかけたと述べた。

「非常に多くの疑問を投げかけた。疑問その1: イスラエルの核兵器保有を認める公式声明を聞いたのか?従って、次に誰もが抱く疑問はこうだ: IAEA(国際原子力機関)を含む国際機関はどこにいるのか?ザハロワはテレビのインタビューに答えた。

イスラエルが保有する核弾頭の推定数は80から400発で、航空機、潜水艦発射巡航ミサイル、中距離から大陸間弾道ミサイルのジェリコ・シリーズで運搬できる。

イスラエル初の運搬可能な核兵器は1966年末か1967年初頭に完成したと考えられており、世界で6番目に核兵器を開発した国である。

イスラエルは核実験を公然と行ったこともなく、核拡散防止条約(NPT)に調印したこともない。国連核監視団の査察も受けたことがない。

先週、ラジオ・コル・ベラマのインタビューで、ガザに原爆を投下すべきかどうか尋ねられたイスラエルのエリヤフ大臣は、こう答えた: 「これは可能性のひとつだ。」

ユダヤ人至上主義の宗教シオニスト党出身のエリヤフは、「ガザに無関係の民間人など存在しない」、したがって包囲された飛び地にはいかなる人道援助も入れるべきではないと述べた。

彼はガザを過疎化し、再征服してユダヤ人入植地を再確立することへの支持を表明した。パレスチナ人については、こう述べた: 「ガザの怪物どもは、自分たちで解決策を見つけるべきだ。

エリヤフは、パレスチナやハマスの旗を振っている者は「地球上で生き続けるべきでない。」と付け加えた。

これに対し、イスラエルのネタニヤフ首相は、エリヤフ氏の閣議への出席を停止し、彼の発言を「現実に基づいていない。」と非難した。

ロシアの国連特使は以前、占領国であるイスラエルには自衛権は「ない」と述べている。

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