2023年11月2日木曜日

イラン、イスラエルに対し石油と食料の禁輸を

https://www.rt.com/news/586363-iran-supreme-leader-israel-oil-food-embargo/

2023年11月 1日 16:31

最高指導者ハメネイ師は、この措置がガザでの犯罪を止めるのに役立つと主張した。

イランの最高指導者ハメネイ師は、イスラム諸国に対し、イスラエルによるガザでの軍事行動を阻止するため、石油と食料の禁輸措置をとるよう求めた。

水曜、テヘランで学生を前に演説したハメネイ師は、「イスラム諸国が主張しなければならないのは、ガザでの犯罪の即時停止だ。」と述べ、イスラム諸国は「シオニスト政権への石油と食料の輸出を阻止すべきだ。」と提案した。

イスラエルは「いまやショックと絶望の淵に立たされ、どうしていいかわからない。」と主張し、ガザでの出来事をきっかけに、イスラム教徒が多い国だけでなく、アメリカや西ヨーロッパでも、人々が街頭に出てイスラエルの行動を非難するようになったと指摘した。

10月中旬には、イランのホセイン・アミール=アブドラヒアン外相も同様の呼びかけを行い、イスラム諸国に対し、イスラエルに対する「即時かつ完全な」石油禁輸を要請していた。

先週、ハリファ・ハフタル将軍が支配する東部の都市トブルクにあるリビアの下院(HoR, Majlis al-Nuwaab)も、「イスラエルによる虐殺」が止まらなければ、政府がイスラエル支援国への石油・ガス輸出を停止するよう要求した。議員たちはまた、イスラエルを支持する国々の大使をリビアから追放するよう求めた。

トブルクを拠点とする当局がリビア全土を掌握しているわけではなく、トリポリから対抗政権が活動していることは注目に値する。

先月、AP通信はイラクのムハンマド・シア・アル・スダニ首相の言葉を引用し、他の国々がイスラエルとハマスの対立に加われば、国際市場への中東産石油の供給が途絶える可能性があると警告した。

イランは世界第8位の産油国であることに加え、ペルシャ湾とオマーン湾、アラビア海を結ぶ狭いホルムズ海峡を封鎖する可能性もある。このルートは、世界の海上石油輸送の約3分の1を担っている。

1973年、アラブ諸国がヨム・キプール戦争でイスラエルを支持したため、アメリカや西側諸国に石油禁輸措置がとられた。

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