ノルド・ストリーム・パイプライン調査をポーランドが妨害
2024年1月11日木曜日 - 午前01時33分
ノルド・ストリーム・パイプラインの破壊工作はすでに過去と考えても差し支えない。結局のところ、主要メディアとテレビのゴールデンタイムのニュース報道は、ロシアが無関係であることが明らかになるや否や、大概「前に進んだ。」
現時点では、ロシアからドイツへの天然ガスパイプラインNS-1およびNS-2を不能にした2022年9月26日の一連の爆発は、ウクライナおよび/または西側諸国が関与していたというのが、モスクワでさえコンセンサスとなっている。MSMの情報源は、小さなヨットに乗った親ウクライナの謎の工作員グループ説を支持しているが、伝説的な調査ジャーナリスト、シーモア・ハーシュは、ノルウェーの情報機関の助けを借りたCIAと米海軍の特殊作戦だったと報告している。
ドイツ、デンマーク、スウェーデンによる事件の詳細調査が進行中で、非常に興味深い進展がぼちぼち続いている。今週のウォールストリート・ジャーナルの報道で明らかになった最新情報は、ポーランドの調査妨害で、非常に疑わしい。
WSJの報道によると、「ポーランド当局は、ノルド・ストリーム天然ガスパイプラインの破壊行為に関する国際的な調査に協力することに抵抗しており、ヨーロッパの調査官によると、重要な証拠を開示しなかった。」
隠蔽工作?
ポーランドの当局者は情報提供に手間取り、妨害工作員がポーランド国内でどのような動きをしたかという重要な証拠を隠していた。彼らは現在、12月に発足したワルシャワの新政権がこの攻撃に光を当てることを期待している。
欧州の捜査当局は以前から、攻撃はウクライナからポーランド経由で行われたと考えてきた。高官によれば、ワルシャワが全面的な協力をしなかったために、攻撃が旧ポーランド政府の知るところで起きたのか、それとも知らずに起きたのかを立証するのが難しくなった。
第二次世界大戦以来、ヨーロッパ大陸で最大の破壊行為の捜査のために、ポーランドの新首相ドナルド・トゥスクの事務所に協力を要請することを検討しているという欧州高官もいる。」
捜査当局は、ポーランド政府と爆発を結びつける証拠を提示しておらず、ポーランド政府関係者が関与していたとしても、それは政治指導部の知らないところで行われた可能性があるとしている。ポーランド政府高官による捜査妨害の努力は、ワルシャワの役割と動機に対する疑念をますます深めている。
ポーランドは東欧を代表するNATO加盟国であり、ポーランドの諜報機関や軍が関与していても何ら不思議ではない。米国も最近、NATOのいわゆる東の脇役として、防衛問題でポーランドと手を取り合っている。
既成のメディアでさえ、点と点が少しずつつながっている。
モスクワは、このような報道を注視していることは間違いない。欧州の公式調査には、まだまだ驚きと爆弾の可能性があることを強く示唆している。妨害工作の全貌を世界が知ることができるかどうかは、また別の問題である。
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