2024年1月11日木曜日

高級リゾート地モルディブが観光ボイコットコールに直面

https://www.rt.com/india/590416-luxury-islands-face-boycott-calls/

2024年 1月 10日 17:18

モルディブ政府高官によるインド首相への「侮蔑的」発言で、モルディブは不安な状況に直面している。

モルディブの政府関係者がソーシャルメディア上でインドのナレンドラ・モディ首相を中傷する発言をし、モルディブの観光業界はインドでのボイコット要請に直面している。

インド最大の航空券予約サイトのひとつであるEaseMyTripは月曜日、母国との「連帯のため」モルディブへのすべてのフライト予約を停止すると発表した。この動きは、モルディブの3閣僚(マルシャ・シャリーフ、マリヤム・シウナ、アブドゥラ・マフゾーム・マジド)がインドの指導者モディを「道化師」と「テロリスト」と烙印を押した翌日だった。 

モルディブ旅行業協会(Maldives Association of Travel Agents and Tour Operators)はそれ以来、EaseMyTripのCEOであるNishant Pitti氏に対し、観光部門は島国の「生命線」であり、約44,000人のモルディブ人を雇用しているとして、予約の再開を促している。観光業への潜在的な悪影響は、モルディブ経済に深刻な影響を与える。 

モルディブ外務省はこの発言から距離を置き、「個人的な意見」であることを明らかにした。モルディブの多くの野党指導者たちは、10月に選出されたモハメド・ムイズ大統領の責任を問うよう要求している。

別の動きとして、モルディブ観光産業協会は、閣僚による「軽蔑的なコメント」を「強く非難」した。インドはモルディブの「最も親密な隣人であり同盟国」であり、両国の関係は「何世代にもわたって続くべき」と述べた。

モディに対するソーシャルメディア上のコメントは、モディがX(旧ツイッター)でインド沿岸にある島々、ラクシャドウィープへの観光を宣伝する投稿をしたことに反応したも。モルディブ閣僚の反応はインド全土に衝撃を与え、SNSでは#BoycottMaldivesや#ExploreIndianIslandsといったハッシュタグがトレンドになった。 

何人かのインド人有名人は、穏やかな風景で知られるラクシャドウィープ諸島への訪問をソーシャルメディアで宣伝し、モディ氏との連帯を示した。オンライン旅行予約会社MakeMyTripによると、モディが1月初めにラクシャドウィープ諸島を訪問して以来、ラクシャドウィープ諸島に関するプラットフォーム上での検索数が3,400%増加した。

ニューデリーとの論争が展開される中、5日間の中国公式訪問に乗り出したムイツーは、自国にもっと観光客を送るよう北京に求めた。火曜日に福建省で開かれたフォーラムでムイツーは、中国はモルディブの「コビド以前のナンバーワン市場」であり、「この地位を取り戻す」ために「努力を強化」するよう求めた。

モルディブ観光省のデータによると、2023年のモルディブへの訪問者数はインドが20万9,198人でトップ、ロシアが20万9,146人で僅差の2位だった。中国は昨年18万7,118人を記録し、第3位だった。 

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