2024年2月28日水曜日

ロシア、ガソリンの輸出を制限

https://www.rt.com/business/593257-russia-gasoline-export-ban/

2024年2月27日 16:29

燃料の国境を越えた販売は6ヶ月間停止される。

日刊紙RBKが火曜日に報じたところによると、ロシアは3月から6ヶ月間ガソリンの輸出を停止し、需要期における国内市場への十分な供給を確保するという。  

この問題に詳しい政府筋によると、ロシアのミハイル・ミシュスチン首相はこの措置を承認し、3月1日に発効するという。    

RBKの記事によると、アレクサンドル・ノヴァク副首相は今月初め、国内市場が燃料需要のピークシーズンを迎えるにあたり、ガソリンの輸出を一時的に停止するよう求める書簡を政府に送ったという。    

ノバク氏は、需要が伸びているのは農業部門での使用量が増えていることと、製油所での季節的なメンテナンスが控えているためだとしている。これらの要因によって国内供給は引き締まるだろう、とノバク氏は書簡の中で述べたという。  

石油製品の駆け込み需要を平準化するためには、国内石油製品市場の価格を安定させるための措置を講じる必要がある」と副首相は示唆した。  

ノバクの広報担当者はRBKに対し、ガソリンの輸出制限が決定されたことを確認した。   

この禁止令は、これまで合意されていたソビエト連邦後のユーラシア経済連合圏やモンゴル、ウズベキスタン、アブハジア、南オセチアへの供給量には適用されないという。  

ノヴァク大統領はまた、十分な供給と価格を確保するため、国内の商品取引所で販売できるディーゼルの量を増やすことを提案したと報じられた。この種の燃料は農業で広く使われている。   

これは、ロシアが半年足らずの間に実施した2度目のガソリン輸出禁止措置となる。昨年9月にも、政府は国内市場を安定させるために一時的に輸出を制限した。この禁止措置にはディーゼルも含まれており、ロシアとサウジアラビアによる供給削減ですでに逼迫していた世界の石油市場で価格高騰を引き起こした。しかし、今度の規制はディーゼルの輸出には適用されない。

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