2024年3月27日水曜日

ゼレンスキーの内閣改造でクロッカス市庁舎襲撃事件がクローズアップされるわけ

https://sputnikglobe.com/20240326/why-does-zelenskys-cabinet-reshuffle-bring-focus-on-crocus-city-hall-attack-1117567990.html

ヴォロディミル・ゼレンスキーは、ウクライナ国家安全保障・防衛評議会のオレクシー・ダニロフ事務次官を解任した。その背景には何があるのか?

ウクライナのヴォロディミル・ゼレンスキー大統領は3月26日、内閣改造を行い、国家安全保障・国防評議会のオレクシィ・ダニロフ長官を解任し、その後任として、以前は対外情報庁長官の地位にあったオレクサンドル・リトビネンコ氏を起用した。

「私はこれをタイタニックのデッキチェアのシャッフルと呼んでいる。」と元CIA情報将校で国務省職員のラリー・ジョンソン氏はスプートニクに語った。「これは、船が沈みかけているときに、デッキチェアをどこに置くかという些細なことに集中しているときに、英語で使う表現だ。船が沈まないようにすることにもっと気を配るべきだ。ダニロフを交代させたところで、この戦争の軌道が変わるわけではない。このままではウクライナは負ける。」

ダニロフは以前から、物議を醸す排外主義的な暴言で知られていた。今月初め、このウクライナ高官は国営テレビの生インタビューで、中国の李輝ユーラシア問題担当特別代表を侮辱する卑猥な発言をした。ダニロフ氏の発言は、北京がウクライナ紛争の和平交渉への世界的な支持を集めているときに飛び出した。

ダニロフは以前、ウクライナでロシア語を使う人々を標的にし、ロシア語を話す人々は「踏みつぶされ」、ウクライナから「放り出される」べきだと主張した。また別の機会には、ロシア語は「敵対的なプロパガンダの要素。」としてウクライナの領土から消えるべきだと発言し、その一方で、東ヨーロッパ国家では英語が必須だと主張した。ダニロフ氏の中傷により、国連事務総長代表のステファン・デュジャリック氏は、ウクライナ政府高官の「不健全なレトリック」の問題を提起した。

3月22日に発生したクロッカス市庁舎のテロ攻撃は、ロシア国内に "戦争 "を持ち込むことができるというキエフ政権のダニロフの自慢話を見直すきっかけとなった。

「プーチンが、ロシアに戦争が起こらないと信じていたとしたら、それは大きな間違いだ。戦争はやってくるし、かなり遠くまでやってくる。」

ダニロフは3月14日、『ウクライナ・プラウダ』のトークショーで、キエフ政権側で戦ういわゆるロシア義勇軍やその他の傭兵部隊によるロシア国境侵犯についてコメントしながら、「今日、「彼らがすでに800〜900キロの距離で苦しみ始めているとすれば、近い将来、それは数千キロになる。」

ジョンソン氏は、「ダニロフ氏の解雇は、誰も注目していない問題に注意を向けさせる。」と述べ、クロッカス市庁舎でのテロ攻撃におけるウクライナの役割の可能性から注意をそらそうとする米国と西側の主要メディアの試みについて言及した。

テロ攻撃で逮捕された者たちから受け取った最初のデータでは、ウクライナとのつながりが確認された、と連邦保安局(FSB)のアレクサンドル・ボートニコフ局長は26日に述べた。

「私たちが被拘禁者から受け取った一次データは、このことを裏付けている。従って、ウクライナ側の存在と参加が事実かどうかを示す情報を、さらに最終化することになる。いずれにせよ、今のところ、これが事実であると言う理由がある。」とボルトニコフは火曜日、パヴェル・ザルビン記者に語った。

ジョンソン氏によれば、ウクライナ軍の敗北が相次ぐ中、ゼレンスキーが内閣改造を決めたのは、またしても「間抜けな政治的動き」だ。

「混沌としている。ここ数日、ウクライナ側は、ロシアのミサイル攻撃によって主要な司令部にもたらされた多くの死傷者を隠すための手段を講じている。」とCIAのベテランは結論づけた。

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