英国に戦争計画がない
https://www.rt.com/news/595406-uk-defense-plan-war/
2024年4月4日16:03
戦前の世界に対する懸念が高まる中、政府に明確な国防計画がない。
英国には、戦争が起こった場合の国民、産業、国防軍の動員に関する実際の国家計画がない、とスカイ・ニュースが複数の国防筋の話を引用して水曜日に報じた。
多くの政府閣僚が、ロシア、中国、イランへの懸念が高まる中、英国が戦争へ移行しつつあると警告している。
スカイニュースは、元幹部や学者を含む複数の情報源からインタビューを行った。
その1人が、2020年と2021年に当時のボリス・ジョンソン首相の顧問を務めた元英国空軍正規情報将校のキース・ディア。ディアは、政府在任中に戦争に関する詳細な計画のようなものを見つけることができなかったと語った。
このような計画は、混乱や早期の敗北を避けるためだけでなく、われわれの準備態勢に畏敬の念を抱いた敵が、戦いを躊躇させるために不可欠である。
「 問題はプランがないことだ。」
スカイ・ニュースのインタビューに応じた国防関係者は、国防計画が欠如している。陸軍、英国海軍、英国空軍が生き残りをかけた永続的な戦争を戦う体制が整っていないと論じた。民間人や産業基盤の準備態勢についても同様だという。
(敵のミサイルやドローンを撃退するための)防空能力は危険なほど薄く、沿岸防衛はほとんど存在しない。
内閣府の広報担当者は、英国には戦争勃発に対する国家計画がないという疑惑について質問され、英国にはさまざまな緊急事態やシナリオを想定したグルーバスト・プランがあり、長年にわたって策定され、洗練され、テストされた計画や支援態勢があると答えた。
スカイニュースの取材に応じた情報筋の多くは、武器弾薬の不足と、製鉄所や自動車工場などの重工業の縮小を指摘する。
「ウクライナに十分な弾薬や武器を供給することができないのは、一貫した戦闘計画のない軍備を購入し、構築することによって、われわれがいかに空洞化しているかを示している。」とディアは主張した。「弾薬のない武器は役に立たない。」
NATOが戦争に突入する場合、特定の内部措置を発動するように設計された1976年版の「政府戦争書」も確認したという。
報告書によれば、英国の戦争記録システム全体は、2000年代初頭までにひっそりと棚上げされたという。
戦争計画からの転換は、ソ連が崩壊し、西側諸国政府が世界的な戦争の脅威を感じなくなったことがきっかけだった。英国政府はイスラム主義テロリズムの脅威と、アフガニスタンやイラクなどでの戦争に焦点を移した、とスカイニュースは結論づけた。
0 件のコメント:
コメントを投稿
登録 コメントの投稿 [Atom]
<< ホーム