ゼロヘッジ:鹵獲したNATO軍装備をモスクワで1カ月間展示
2024年4月30日(火)午後3時45分
ロシアは間もなく、ウクライナの戦場から鹵獲したNATO軍の車両を披露する。というより、プーチンが「トロフィー車両」を披露しようとしていると言ってもいいかもしれない。
モスクワの戦勝記念公園では5月1日から1ヶ月間、西側諸国の軍装品を展示するイベントが開催され、第2次世界大戦でのナチス・ドイツに対する勝利を記念する5月9日の赤の広場戦勝記念パレードと並行して行われる。
展示されるのは、アメリカのブラッドレー歩兵戦闘車、スウェーデンのCV90、フランス製のAMX-10RCといった装甲戦闘車の数々。
国営メディアによれば、破壊されたアメリカ軍の戦車も含まれる。
ロシア軍が初めて、ウクライナ紛争の最前線から故障した米国製M1エイブラムス戦車を運び出した。
ドイツ製のレオパルド主力戦車もロシアの首都に移送され、展示されている。
ロシア国防省は、さらにオーストラリア、オーストリア、フランス、フィンランド、トルコ、チェコ共和国、スロバキア、スウェーデン、南アフリカで製造された軍事装備の例を持っていると発表した。
ロシアのメディアはすでに、公式イベントのキックオフに先駆けて、演出された車両の画像や映像を公開し始めている。
報道によれば、一部の車両にはアメリカやイギリスの国旗が掲げられ、ウクライナの前線で捕獲されたことが強調される。
昨年、ロシア軍はウクライナの戦場でフランスから供与された主力戦車を燃やしている映像や画像をいくつか公開した。ロシア当局は「我々の戦利品」、つまり、キエフに供給されたことのある西側諸国の鹵獲(ろかく)・破壊された装備品を奪取すると言い始めた。
モスクワは今年、アメリカとイギリスに屈辱的な仕打ちをしている。
ロシアは2年以上にわたる紛争を通じて、西側諸国から供与された戦車や装甲戦闘車両を何十台も破壊した。
その後、バイデンと米議会がウクライナに610億ドルを拠出した結果、敵のミサイルがロシア領内に到達しにくくなるため、ロシア軍は戦線をウクライナの奥深くまで後退(ロシアにとって前進)させなければならなくなると警告している。
あるコメント欄は、悲しい現実を要約している。10億ドルの「失敗」は我々の懐からもたらされ、その一方で西側で億万長者を生み出している。
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