2024年5月30日木曜日

ゼロヘッジ:プーチン大統領、NATOのエスカレーションに対抗して西側の「狭い国土に密集した人口」で脅かす

https://www.zerohedge.com/geopolitical/putin-threatens-wests-dense-populations-small-land-masses-response-nato-escalation

2024年5月29日(水)午前09時40分

ウクライナが西側から供与された武器を使ってロシア領土の奥深くを攻撃することを容認するヨーロッパの高官やNATO諸国が増えている。NATOのイェンス・ストルテンベルグ事務総長、EUのジョゼップ・ボレル外交政策委員長、そしてNATO同盟の新加盟国であるスウェーデン政府などが、この件について最近公然と発言している。

ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は火曜日、より悲惨な警告のひとつを発し、狭い国土と密集した人口を持つヨーロッパに警告を発した。このベールに包まれた脅威は、特にロシアがウクライナ近郊で戦術核訓練を終えたばかりという事実を鑑みると、非常に不吉な。

プーチンは、中央アジアのウズベキスタン(旧ソビエト共和国)を公式訪問中、タシケントに集まった記者団に対し、「絶え間ないエスカレーションは深刻な結果を招きかねない。」と語った。

また、核戦争の可能性も示唆した。「もしヨーロッパでこのような深刻な事態が起きたら、戦略兵器の分野での互角の立場を念頭に置いて、アメリカはどのように行動するのか?

「彼らは世界的な紛争を望むのか?」プーチンは、ウクライナが外部から供給された長距離兵器でロシア領内を攻撃すれば、西側諸国が紛争に直接巻き込まれると警告し、こう質問した。

プーチンはまた、キエフとパリの間で交わされた、フランス軍の訓練兵がウクライナ国内に配備されるという新たな合意についても言及した。プーチンは、これはロシアとフランス、ひいてはNATOとの直接対決に大きく近づくと述べた。そこでプーチンは次のように警告した。

「彼らは...国土が狭く、人口が密集しているのだから、自分たちが遊んでいることを自覚すべきだ」と。

「ロシアの領土の奥深くを攻撃するという話をする前に、これは彼らが心に留めておくべき要素だ。これは重大なことであり、我々はもちろん注意深く見守っている。」とプーチンは語った。

ロシア軍がハリコフで急速に進軍していることもあり、西側の政府関係者は毎週毎週、エスカレートさせる新たな方法を見つけている。プーチンが政権を握っている限り、モスクワと交渉のテーブルに着くことは『不可能』だとゼレンスキーが言っていることを考えると、オフランプはまったくないように見える。

プーチンの発言に「誰もが火遊びをしている。」と付け加えられるかもしれない。現時点で、エスカレートする動きに公然と抵抗しようとするヨーロッパの指導者はほとんどいない。

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