ほな泳いでもらおか：5万立方メートルの汚水がセーヌ本流に注ぐ

https://www.rt.com/news/598646-50000-cubic-meters-waste-seine/

2024年6月2日03:13

夏季オリンピック開幕の2ヶ月前、市のポンプシステムが故障した。

過去数週間にわたり、約5万立方メートルの汚水がセーヌ川に投棄されたと地元市当局が発表した。この事故は、フランス当局がトライアスロン競技者がセーヌ川で泳ぐことを計画している夏季オリンピック開幕のわずか2ヶ月前に発生した。

「コンフラン＝サント＝オノリーヌ市から処理場へ廃水を送るネットワークで大きな故障が発生しました。」ローラン・ブロッセ市長は水曜日にLa Gazette du Val dfOise紙に語った。パリ北西部の郊外にあるポンプ3台が電気系統の故障で停止し、臨時のポンプが設置された。

グラン・パリ・セーヌ・エ・オワーズ地区管理局によると、この事故により推定5万立方メートルの廃水が川に放出された。当局は、壊れたポンプシステムからの汚染水の排出は停止していると述べた。当局は、特に季節的な大雨が設備の破損を引き起こしたと見ている。地元の人々はソーシャルメディア上で、川から漂う悪臭を訴え、水に浮かぶ生理用ティッシュやおしりふきを見たと報告している。X（旧ツイッター）に流れた動画には、茶色の水が川に流れ込む様子が映っている。

パリ当局は、今月開催される大会に向けて、新しい貯水池やポンプなど、市の水道インフラの改修に14億ドル（約15億円）を投資した。しかし、彼らの最善の努力にもかかわらず、水慈善団体サーフライダーが実施した最新の検査では、セーヌ川の大腸菌と腸球菌のレベルは、スポーツ連盟やヨーロッパの海水浴基準で許容されている値よりも高いことがわかった、とフランス24は水曜日に報じた。 

懸念を払拭するため、エマニュエル・マクロン仏大統領とアンヌ・イダルゴ・パリ市長はオリンピックを前にセーヌ川で泳ぐことを約束した。