ゼロヘッジ:60人以上の外交政策専門家が、ウクライナ加盟を進めるNATOに反対を求める書簡を発表
2024年7月7日(日) - 午前07時05分
7月9日、10日、11日にワシントンDCで開催されるNATO首脳会議。欧州各国から首脳、外相、外交官が出席し、もちろんジョー・バイデン大統領も出席する。
残された大きな問題は、同盟がウクライナの加盟意欲をどこまで後押しするかだ。現在アメリカは、キエフにNATOへの「橋渡し」を提供する一方で、汚職分野での改革を要求するというあいまいな言葉を出している。ゼレンスキーは、加盟のスケジュールさえ決まっていないことを不満に思っている。
欧米の指導者の中には、ウクライナを「不可逆的な」加盟国への道へと導くタカ派がいる。
数日前、サミットの開幕を目前に控え、外交政策の専門家数十人が書簡を発表した。このグループは、キエフが加盟すればNATO第5条が発動され、西側諸国はロシアとの核武装紛争に突入すると警告している。
「NATOが、戦争が終わればウクライナが同盟に加わるという約束に近づけば近づくほど、ロシアにとって戦争を続けるインセンティブが高まる」と、60人以上のアナリストが署名した書簡に書かれている。「ウクライナをNATOに加盟させなくても、直面する課題は解決できる。
この書簡は、NATO加盟を促すのはプーチンのシナリオに乗るだけであり、結局は「ウクライナを世界の2大核保有国間の長期対決の場にする」と主張している。
ある箇所では、ウクライナの加盟を進めることは「NATOそのものの崩壊」につながる危険性があると述べている。書簡の一節によれば:
ウクライナをNATOに加盟させることで、ロシアが再びウクライナに侵攻することを抑止できると主張する者もいる。それは希望的観測だ。ロシアが2014年にウクライナに侵攻を開始して以来、NATO連合国は戦争という代償を正当化しないと考えている。
もしウクライナがNATOに加盟すれば、ロシアはNATOの安全保障の信頼性に疑念を抱く。その結果、NATOとロシアが直接戦争を起こすか、NATOそのものが崩壊する可能性がある。
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