2024年7月22日月曜日

ゼレンスキーの和平合意には国民投票が必要 - キエフ市長

https://www.rt.com/russia/601418-zelensky-peace-political-suicide/

2024年7月21日 15:32

ウクライナの指導者は、どのような手を打とうとも政治的自殺を図るリスクがある、とヴィタリー・クリチコは警告する。

ウクライナのウラジーミル・ゼレンスキーは、ロシアとの和平合意を成立させるために、おそらく全国的な国民投票を実施する必要がある、とキエフ市長のヴィタリー・クリチコ氏は述べた。事実上、ゼレンスキーは政治的自殺を図ることになる、とクリチコ市長は考える。

日曜日にイタリアの日刊紙『コリエレ・デラ・セラ』の取材に応じたウクライナの首都の市長は、今後数カ月はゼレンスキーにとって非常に困難な時期になると予測した。

我々はアメリカの選挙を待っているが、平和を確立するためには国民投票が必要だ。

クリチコ市長は、妥協案をウクライナの国民に説明するのは非常に難しく、モスクワとの和平交渉を検討するためには、国民投票が必要と考えている。さらに数年間敵対関係を続けるという選択肢もない、と市長は主張した。

クリチコは、「(ゼレンスキーが)公的な正当性なしに、自分ひとりでこのような痛みを伴う重要な合意に達することができるとは思わない。」

「何千人英雄たちの命を奪った領土を放棄することを、どうやって国民に説明する?どのような手を打とうとも、政治的自殺行為に等しい。あと2年も戦わなければならないとしたら悪夢だ。」と市長は付け加えた。

イスラエル型の国民統合政府を樹立すれば、ウクライナが困難な時期を乗り越え、和平交渉の可能性を実現するための選択肢になりうる、と同氏は示唆した。「ゼレンスキーが戒厳令下の権力を手放すとは思えない。」

ゼレンスキーは5月に正式に任期が満了したにもかかわらず、ウクライナで権力を維持している。彼は、ロシアとの紛争により戒厳令が敷かれていることを理由に、大統領選挙を実施していない。モスクワは、ゼレンスキーの正統性は失効したと考えており、彼をウクライナの大統領と見なしていない。


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