2024年7月23日火曜日

ゼロヘッジ:ロシア、キューバに製油所建設を検討


2024年7月23日火曜日 - 午前04時40分
著者:チャールズ・ケネディ via OilPrice.com、
ロシアとキューバは、ロシア企業の協力を得てキューバに石油精製所を建設する案について協議している、とロシア議会の副議長が述べた。
ここ数日、ロシアの議員たちがキューバを訪問した際、製油所建設のアイデアが話し合われた。ロシアのTASS通信がアレクサンドル・ババコフ副議長の言葉を引用した。
ロシア最大の国営企業がここで稼働するかもしれない。
キューバには原油がある。石油製品を輸入するのではなく、ここで生産するのが論理的だ。
ロシアとキューバは、ラテンアメリカのキューバとソ連が同じ共産主義国家として関係を拡大した1950年代以来、緊密な関係を保ってきた。
キューバにとって主要な原油供給国は、近隣のベネズエラである。
近年はベネズエラの石油産業の崩壊や、ベネズエラの盟友であるニコラス・マドゥロに対するアメリカの制裁もあり、出荷量は減少している。
ベネズエラの石油産業の崩壊は、世界最大の石油埋蔵量を誇るベネズエラからキューバに届く重油の量が減り、キューバ島の古い発電所に電力が供給されなくなっている。
国際エネルギー機関(IEA)によれば、キューバのエネルギー供給は主に石油製品に依存しており、発電量の80%以上を石油製品が占めている。
2021年、ベネズエラとその石油産業の危機により、キューバで大規模な抗議デモが発生した。今年初め、ガソリンやその他の燃料が慢性的に不足しているキューバは、2024年2月1日から燃料価格が500%跳ね上がると発表した。キューバ政府はもはや、ほとんどすべての必需品やサービスに補助価格をつける大規模な補助金キャンペーンを管理することはできない。キューバは2022年以降、ロシア産原油も輸入している。その後、今年3月にロシアの原油がキューバに到着するまで、1年間の中断があった。

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