BRICSは独立した金融システムを立ち上げる - モスクワ
https://www.rt.com/russia/600587-brics-independent-financial-system-morgulov/
2024年7月7日15:12
新単一通貨導入も視野に=駐北京ロシア特使
ロシアのモルグロフ駐中国大使によれば、BRICS経済圏の国々は現在、第三者の支配から独立した金融システムの立ち上げに取り組んでいるという。
モルグロフ特使は土曜日、北京で開催された第12回世界平和フォーラム(WPF)において、ロシアとBRICS諸国との自国通貨による取引量は絶えず増加していると述べた。モルグロフ特使は、ロシアと中国の貿易額が2400億ドルに達し、決済の92%がルーブルと元で行われていることを強調した。
我々はドル支配の空間から離れ、真に独立した金融システムのための仕組みと手段を開発しようとしている。
モルグロフはまた、新しい単一通貨の導入はまだ先のことだとしながらも、最近拡大したブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ、エチオピア、イラン、エジプトで構成されるグループは、この方向に進んでいると強調した。
先月、ロシアのイワン・チェベスコフ財務副大臣はメディアに対し、ロシアはBRICS加盟国の中央銀行とともに決済インフラの構築に取り組んでいると語った。同副大臣は、経済圏が各国通貨による決済のためのBRICSブリッジ・プラットフォームの立ち上げに取り組んでいることをした。
さらに、ロシアのアントン・シルアノフ財務相はロシアの日刊紙『ヴェドモスチ』に対し、BRICSブリッジは加盟国に対し、各国通貨に連動する中央銀行のデジタル資産を使って決済を行う機会を提供する可能性があると述べた。
ロシアは、2022年に金融機関の多くが欧米の金融ネットワークから遮断された後、SWIFTに代わる信頼性の高い決済システムとして独自の国内決済システムを推進してきた。ロシアのSPFS銀行間メッセージングシステムは、国内外の銀行間の金融メッセージの安全な転送を保証する。
モスクワはまた、国際的なパートナーとの取引をそれぞれの国の通貨で行うことで、SWIFTから脱却する努力を加速させている。この傾向は、貿易決済にドルやユーロを使用することから移行したBRICSグループのメンバーによってますます支持されている。ロシアとBRICS諸国との決済に占める自国通貨の割合は、2年前の26%から2023年末には85%に跳ね上がる。
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