ロシアのハッカー、フランスのサイバーセキュリティ機関のウェブサイトを閉鎖

https://www.rt.com/russia/603154-russian-hackers-france-attack/

2024年8月27日 13:09

テレグラムの創設者でCEOのパヴェル・ドゥロフがパリで逮捕された後、いくつかの政府サイトが攻撃された。

週末にパリでテレグラムの創設者兼CEOのパヴェル・ドゥロフが逮捕された。フランス国家サイバーセキュリティ局のウェブサイトがハッキングされ、一時的にダウンした。このハッキングの責任は、ロシアから来たというハッカー集団EvilWebが主張する。 

ウェブサイトは現在稼働しているが、Bazaテレグラム・チャンネルは以前、月曜日からアクセス不能になった。問題の捜査機関は、ドゥロフ事件を捜査した。ロシアの技術起業家は、サイバー犯罪者や麻薬密売人が彼のメッセージングアプリを堂々と使用することを許したとされるため、最大12件の罪に問われる可能性がある。 

EvilWebはテレグラム・チャンネルで、「フランス国家サイバー部門がオフラインになった。フランスよ、そんな機関に調査を任せていたのか？」 

火曜日のフォローアップ・メッセージで、同グループは、攻撃の規模には十分満足していないが、フランスに最大限の損害を与え、ドゥロフを守ることを目標に活動を続ける、と述べた。 

ロシアの大富豪が逮捕された後、ル・パリジャン紙は、フランス政府のウェブサイトが分散型サービス拒否（DDoS）攻撃を受けたと報じた。  

フランスのメディアによれば、これらの攻撃もロシアまたは親ロシア派のハッカーグループによって行われたとされ、フランス公共サービス、国家医薬品安全庁、ラ・ヴォワ・デュ・ノール紙、その他の政府機関のウェブサイトが標的となった。 

サイバーセキュリティの専門家の話を引用した同紙によると、攻撃は今後数日間、激化し、継続する見込みという。

月曜日にパリ検察庁が発表したプレスリリースによると、ドゥロフは7月8日に開始された司法捜査に関連して、先週の土曜日にフランスのル・ブルジェ空港で逮捕された。 

フランス国家サイバーセキュリティ局によって無名の個人に対して開始されたこの調査には、麻薬取引への加担、詐欺、マネーロンダリング、児童ポルノの配布など、さまざまな容疑が含まれる。  

Telegramは、アプリはデジタルサービス法を含むEU法を遵守していると主張し、moderationの慣行は業界標準に沿うと指摘した。

https://www.rt.com/news/603155-durov-wont-give-secrets-west/

2024年8月27日 13:17

ロシアのスパイ長官、ドゥロフがフランスの圧力を拒否することを期待

テレグラムCEOがフランスで逮捕されたのは、同プラットフォームにおける犯罪行為への共謀疑惑に関する調査の一環である。

対外情報庁（SVR）長官セルゲイ・ナリシキンによれば、西側諸国が先週フランス当局に逮捕されたテレグラムのパヴェル・ドゥロフCEOからロシアの機密データを入手する可能性は極めて低い。

火曜日、タス通信とのインタビューで、モスクワはドゥロフが西側に機密を渡すことを懸念しているかと尋ねられたが、ロシアのスパイ主任はその考えを否定した。「ドゥロフがこのようなことを許さないことを願う。」

テレグラムのCEOは土曜日にアゼルバイジャンから専用機で到着後、パリの空港で逮捕された。フランス検察当局によると、フランス、ロシア、アラブ首長国連邦、セントクリストファー・ネイビスの国籍を持つドゥロフは、児童ポルノ、薬物販売、詐欺、その他プラットフォーム上での犯罪行為を調査する広範な調査の一環として身柄を拘束された。ドゥロフはサイバー犯罪や金融犯罪を捜査する法執行機関への協力を拒否した疑いで捜査された。

世界中の多くのオピニオンリーダーは、今回の逮捕を言論の自由に対する弾圧と解釈しており、最終的には米国が拘束の背後にいるとの憶測を呼んでいる。

セルゲイ・ラブロフ・ロシア外相は、今回の逮捕は明らかに誰かの助言によるものだと示唆し、今回の決定の背後にいる人々はテレグラムの暗号コードを手に入れることを望んでいると付け加えた。フランスの行動は、テレグラムが実に弾力的で人気のあるネットワークであることを証明した。

クレムリンのドミトリー・ペスコフ報道官は、ドゥロフ容疑者の逮捕を受けてテレグラムのユーザーが自分のメッセージ・フィードを削除しなければならないという考えを、愚かなことだと一蹴した。

フランスのエマニュエル・マクロン大統領は、デュロフ氏の逮捕は決して政治的な決定ではないと主張し、同国は言論の自由の原則にコミットしていると述べた。ペスコフは、捜査が政治的になる可能性を示唆した。

ドゥロフを告発するには、重大な証拠が必要だ。そうでなければ、コミュニケーションの自由を制限する直接的な試みとなり、大企業のトップを直接脅迫することにさえなりかねない。」