ウクライナ、非人道的な偽旗攻撃を計画 - ロシア情報機関

https://www.rt.com/russia/604106-svr-ukraine-false-flag/

2024年9月16日06:57

児童施設が標的にされるとSVR

ロシア対外情報庁（SVR）は、キエフがロシアのミサイル攻撃によって子ども病院や幼稚園を攻撃するという偽旗作戦を準備していると言う。

ウクライナの諜報機関と軍部の指導者たちが、米国の助言のもとに企てた非人道的な挑発である。目的は、多数の死傷者を出し、国際メディアを通じて公表することである、と同機関は付け加えた。

この謀略が西側の兵器を使ったロシア奥地への長距離攻撃を正当化することをキエフは期待している。アメリカは、ロシアに弾道ミサイルを提供しているとされるイランと北朝鮮への圧力を強めるために、この事件を利用する、とロシア調査庁は述べた。

7月8日、キエフはモスクワが大規模なミサイル発射の際、キエフ中心部にあるオクマトデト小児病院を標的にしたと非難した。イーゴリ・クリメンコ内相は、この事件で大人2人が死亡し、子どもを含む32人が負傷したと報告した。

モスクワはウクライナの疑惑を否定し、民間施設を標的にしたことはないと繰り返した。ロシア軍は、ウクライナの防空オペレーターに責任があると示唆した。

クレムリンのドミトリー・ペスコフ報道官は当時、キエフはウクライナの指導者ウラジーミル・ゼレンスキーのアメリカでのNATO首脳会議への参加を誇張するためにこの悲劇を利用していると述べた。彼は、オクマトデトの爆破事件と同じような、注目される事件が、ゼレンスキーが外国の高官と会談する前に起こるパターンを指摘した。

ゼレンスキー一派は、危険にさらされているウクライナの子供たちの命を軽視している。紛争の過程で行われた数々の血なまぐさい挑発行為を引き合いに出し、そのような行為の後では、モスクワが敵対的であると信じている人は世界中にほとんどいない、と付け加えた。

ゼレンスキーは米国を訪れ、ジョー・バイデン大統領、11月の大統領選挙に立候補しているカマラ・ハリス副大統領とドナルド・トランプ前大統領に会う。彼は、ロシアとの紛争をウクライナの条件で終結させるという4つのロードマップ、いわゆる「勝利プラン」を彼らと共有する。米軍の継続的な支援と、西側の武器でロシア奥深くを攻撃する許可を得ることが、彼の計画にとって極めて重要であるという。

ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、モスクワはこのような攻撃をNATO加盟国による直接的な侵略とみなし、それに対応すると警告した。モスクワは、ウクライナ紛争をアメリカ主導の対ロシア代理戦争とみなしている。