トルコがBRICSへの加盟を正式に要請、EU招請への不満を理由に

https://www.zerohedge.com/markets/turkey-formally-requests-join-brics-citing-frustration-eu-bid

2024年9月3日火曜日 - 午前05時20分

ザ・クレイドル経由

ブルームバーグは月曜日、情報筋の話として、トルコがBRICSに加盟することを正式に要請したと伝えた。 

アンカラは「世界的な影響力を強化し、伝統的な西側同盟国を超えた新たな関係を築こうとしている。」と情報筋は語った。レジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は、「地政学的な重心は先進国から移りつつある」と考えており、BRICSへの加盟を推進するのは、「NATOの主要メンバーとしての義務を果たしながらも、多極化する世界のあらゆる側と関係を深めたいという願望を反映している。」

トルコのハカン・フィダン外相は6月上旬、BRICSはEUに代わる良い選択肢であると述べた。同月末には、アンカラとBRICS諸国との対話が進行中であることを確認した。 

トルコは長らくNATOに加盟してきたが、EU加盟交渉は2005年に始まって以来、いくつかの障害に直面してきた。トルコは1987年にEUの前身であるEECへの加盟を申請していた。  

「トルコは数ヶ月前、数十年来のEU加盟に進展がないことに不満を抱き、BRICSへの加盟申請を提出した。」 

2022年にウクライナで戦争が始まり、ロシアが世界で最も制裁を受けている国になった後、BRICSブロックは貿易の脱ドル化と西側の制裁を回避するために、共通通貨の創設を真剣に追求し始めた。 

当初はブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカで構成されていたBRICSは、今年に入り2010年以来初めてエジプト、イラン、エチオピア、UAEを加えた。

モスクワのパレスチナ大使アブデル・ハフィーズ・ノファルは8月26日、パレスチナ自治政府がBRICSへの加盟を申請する予定であることを明らかにした。

「BRICSがEUと違って美しいのは、あらゆる文明と人種を含んでいる。もう少し制度的になれば、重大な利益を生む。」とフィダンは6月上旬に語った。

フィダンは同月末のインタビューで、同国が東南アジア諸国連合（ASEAN）との対話パートナーシップのアップグレードを申請する可能性があることを確認した。 

エルドアンは中国の上海協力会議（SCO）への参加にも関心を示している。年初には、カザフスタンで開催されたSCO首脳会議に出席した。 

「一部の人々が主張するように、我々はEUとSCOのどちらかを選ぶ必要はない。それどころか、われわれはEUとSCOの両方、あるいはその他の組織と、ウィン・ウィンの関係で発展していかなければならない。」とトルコ大統領は週末に語った。 

「東洋と西洋との関係を同時に改善すれば、トルコは強く、繁栄し、名声のある、効果的な国になることができる。これ以外の方法は、トルコに利益をもたらさないどころか、害を及ぼす。」と付け加えた。