2024年10月3日木曜日

カザフスタン、天然ガス輸出拡大に向けて中国と協議中

https://oilprice.com/Latest-Energy-News/World-News/Kazakhstan-in-Talks-With-China-to-Increase-Natural-Gas-Exports.html

イリーナ・スラブ 記 - 2024年10月01日

ブルームバーグは、カザフスタンが新しいパイプラインを含む中国への天然ガス輸出の増加について交渉していると報じた。

カザフスタンの国営ガス事業者QazaqGazの最高経営責任者(CEO)であるSanzhar Zharkeshov氏は、ブルームバーグに次のように語った。中国や、場合によってはウズベキスタンのような他の国への輸出量を増やすことで、コンセンサスを得たいと考えています。」

現在までのところ、カザフの中国向け天然ガス輸出量は年間40億立方メートルと、かなり控えめである。これは、昨年12月時点で50億立方メートル強の天然ガス輸出のほぼすべてを占めている。ちなみに、カザフスタンのガス消費量は年間210億立方メートルである。カザフスタンは国内供給と輸出の両方を増加させ、さらなる収入を得たいと考えている。中国は、その追加収入の当然のトップターゲットである。

輸出の増加を可能にするため、カザフスタン政府はカスピ海の石油・ガス生産者と協力し、生産量を増やすよう働きかけている。そのための方策のひとつが、新しいガス価格フォーミュラである、とQazaqGazf Zharkeshov氏はブルームバーグに語った。また、政府はカタールの投資家の協力を得て、今後5年間で年間35億立方メートルの生産量増加を計画している、とブルームバーグは報じている。

中国への輸出を増やすには、すでにあるパイプラインに新たなパイプラインを建設する必要がある。ジャルケショフによれば、新しいパイプラインの建設費は30億ドルから60億ドルかかるという。プロジェクトを進めるかどうかの決定は今年後半に行われ、建設には2年から3年かかる。

米国エネルギー情報局が8月に発表したところによると、中国は昨年、液化天然ガスの最大の輸入国となり、1日あたり160億立方フィートに相当する液化天然ガスを輸入した。パイプラインによる輸入は、需要が伸び続けるアジアの大国にとって重要な代替ガス供給源である。

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