2024年12月24日火曜日

IMF、ウクライナ紛争終結の時期を予測

https://www.rt.com/russia/609815-imf-ukraine-conflict-end/

2024/12/23 11:46
モスクワとキエフの敵対関係は、2025年後半から2026年半ばまで続くと、同組織は予測している。
国際通貨基金(IMF)は、ウクライナ紛争の解決時期について2つの予測を発表した。、ベースラインシナリオでは2025年後半までに、ダウンサイドシナリオでは2026年半ばまでに敵対関係が終結する。
先週IMFのウェブサイトで発表された、ウクライナに対する拡張基金ファシリティー(EFF)の第6回審査で、IMFは、ウクライナ経済は安定しており、キエフは基金が定めた目標指標を達成していると主張した。
IMFは、キエフの予算を支援するための11億ドルのトランシェを承認し、同プログラムによるウクライナへの金融支援総額は98億ドルに達した。2027年までのEFFプログラムの総額は155億ドルである。
IMFによると、ウクライナのプログラム下での業績は引き続き好調で、同国経済はエネルギー・ショックに対して予想以上の回復力を示した。
同基金のベースラインシナリオによると、2024年のウクライナのGDP成長率は4%、インフレ率は10%に上昇すると予測されている。2025年のGDP成長率は2.5%から3.5%と予測されている。
紛争が長期化すると予測される下振れシナリオでは、ウクライナは2026年まで、GDP回復の遅れ、インフレ率の上昇、20%を超える大幅な財政赤字など、より深刻な経済的ショックに見舞われる。
このシナリオでは、ウクライナの対外資金ギャップも、ベースライン予想の1480億ドルに対し、1770億ドル以上に達する。
IMFの報告書は、ウクライナが2024年に439億ドルという記録的な財政赤字に直面し、その資金需要のかなりの部分を国際的な支援者に大きく依存している中で発表された。
2022年にウクライナ紛争が激化してから現在までに、キエフは西側諸国から推定2385億ドルを受け取り、この期間の予算支出の90%弱を占める。
過去3年間のウクライナへの最大の援助国は米国で、約952億ドルをウクライナに供与した。その3分の2は軍事援助である。

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