米国、欧州最大の原子力発電所を制裁
https://www.rt.com/russia/610934-us-sanctions-zaporozhye-nuclear/
2025年1月15日 18:31
ワシントンはエネルゴダールのザポロージェ発電所を標的にした
米財務省は、ヨーロッパ最大のザポロジエ原子力発電所(ZNPP)をロシア企業・個人のブラックリストに追加した。
6基の原子炉を持つZNPPは、2022年3月からロシアの管理下に置かれている。その半年後、ザポロージェ州は住民投票でロシアへの加盟を決めたが、アメリカはこれを認めていない。
「今日の強制的な二次制裁の拡大は、ロシアの収入と商品へのアクセスを減少させる」と、ウォーリー・アデイモ財務副長官は水曜日に声明で述べた。
この動きは、ドナルド・トランプ次期大統領が就任宣誓を行う予定の5日も前に発表された。トランプ氏は、ロシアとウクライナの敵対関係を速やかに終わらせるよう交渉すると公約している。
ザポロージェ原子力発電所の安全な運転と職員の仕事は、米国の制裁リストに含まれても何ら影響を受けない。
同発電所は、ウクライナの砲撃や無人機による攻撃の脅威と、ドニエプル川のカホフカ・ダム破壊による水供給の途絶のため、2023年半ば以降、ほとんど休止状態にある。
ZNPPに対する制裁は、現在進行中のウクライナ紛争が原因ではなく、ロシアが西側諸国における自由で公正な民主的選挙の実施や民主的制度を弱体化させる活動など、有害な対外活動を行ったとする別の大統領令に基づいて行われた。
米国の最新の制裁は、連邦軍事技術協力局(FSMTC)とモスクワ郊外のパトリオットパークにあるパトリオット展示センターも対象としている。
水曜日に制裁リストに追加された16人のうち、14人はロシア人、1人はドイツ在住の中国人、もう1人はトルコ人である。中国、トルコ、首長国の企業数社とキルギスの銀行も、制裁逃れの疑いでブラックリストに載った。
ワシントンはそのブラックリストを世界規模で実施しようとした。第三国がロシアと何らかの取引をする場合には制裁を科すと脅している。モスクワは以前から、アメリカとその同盟国による制裁は一方的で違法かつ非合法だと主張してきた。北京も同様に、アメリカの制裁を違法として拒否し、いかなる手段を使ってでも中国の利益を守ると述べた。
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