シリアでの復活を目指すフリーメイソン

https://www.rt.com/news/611475-freemasons-anounce-return-syria/

2025年1月22日 18:21
週末に複数のメディアに掲載された、大シリア・オリエント・ロッジ最高評議会議長の声明によると、フリーメーソンは50年以上禁止されていたが、シリアに戻りつつある。同団体は、バッシャール・アル＝アサド政権の崩壊が、その再興の機会を作ったと宣言した。
アサド政権は2024年12月、ハヤト・タハリール・アル・シャーム（HTS）やその他の反体制派に制圧され、追放された。イスラム主義派を中心とする新政権は統治改革を約束したが、政治的不確実性は残っている。
過去50年間、権威主義政権による安全保障と政治的条件のために、フリーメイソンのロッジはシリアの舞台から公式に姿を消した。前政権は、シリアとその国民に対する安全な支配を脅かす可能性のある組織や知的・文化的傾向を弾圧したと非難した。
同団体は、その帰還をシリア復興の一環と位置づけ、「自由の太陽が再び私たちの祖国とフォーラムを照らし、シリア国民が市民的・知的自由を取り戻すことを可能にする新たな時代の幕開けを告げる」と述べた。
その代わりに、その役割は寛容、同胞愛、文化的開放、教育、慈善活動、社会の進歩の価値を促進することであるとした。
秘密主義の伝統を持つ友愛結社であるフリーメイソンは、歴史的に物議を醸してきた。批評家たちは、フリーメイソンがエリート主義であり、政治や経済問題に不当な影響力を持っていると非難してきた。この組織は陰謀論の焦点にもなっており、グローバリストの意図や秘密の政治的コントロールと結びつけられてきた。
シリアのバファト党はフリーメーソンを違法な秘密結社と決めつけ、アミン・アル・ハフィズの大統領時代の1965年に禁止した。他の中東諸国政府と同様、シリアは友愛団体を西洋の影響やシオニズムと結びつけ、その禁止につながった。