Sputnik英語版:2025年6月19日 要約
https://sputnikglobe.com/20250618/ex-cia-insight-larry-johnson-reveals-whats-really-at-stake-as-trump-mulls-iran-attack-1122282438.html
「トランプはなぜイラン攻撃に踏み切れないのか──元CIA職員が語る“本当の理由”」
- トランプはイラン攻撃に踏み切るかどうか迷っている。その理由は、「共和党支持層を含めて世論が反対しているから」だとジョンソン氏は指摘。
- 世論調査では、共和党支持者の53%、全体の61%がイラン攻撃に反対しているという。
- 保守派の有力支持者たちも反発しており、タッカー・カールソン、キャンディス・オーウェンズ、デイブ・スミスらが名指しで批判。
→ トランプにとっては“身内の造反”とも言える状況。
- 軍事的にも不確実性が高い。たとえば:
- フォルドウ核施設に対するバンカーバスター攻撃が成功するか不明。
- ロシアがイランにステルス機探知・迎撃システムを供与した場合、B-2爆撃機の安全性が脅かされる。
- ジョンソン氏は、「これは核兵器の問題ではなく、体制転覆(regime change)を狙った地政学的な操作だ」と断言。
→ つまり、“親ロシアではない、従順な政権”をイランに据えることが目的だと見ている。
https://sputnikglobe.com/20250618/israel-would-have-no-qualms-about-uss-liberty-style-false-flag-if-iran-campaign-falters---analysts-1122283702.html
「イスラエル、イラン戦線で行き詰まれば“リバティ号型”偽旗作戦も辞さず──専門家が警告」
- 元米空軍中佐でイラク戦争の内部告発者でもあるカレン・クヴィアトコウスキー氏は、「トランプがイスラエルの要求に応じず、戦争に加わらない場合、アメリカを巻き込むための偽旗作戦が必要になるかもしれない」と警告。
- 想定される“偽旗”のシナリオには:
- 米軍基地や外交施設への攻撃をイランまたはその同盟勢力(例:フーシ派)の仕業とする
- アメリカ国内でのテロや暗殺をイランのせいにする
- イランの防空網が“誤って”米国人搭乗の民間機を撃墜
- “ダーティボム”や放射能汚染をイランの責任にする
- 「アメリカが参戦しなければ核を使う」といった核による脅迫
- クヴィアトコウスキー氏は、「イスラエルはトランプや議会に対して十分な“圧力材料”を持っている可能性が高く、偽旗作戦を使わずともアメリカを動かせるかもしれない」としつつも、退役間近の空母“ニミッツ”を標的にした“リバティ号型”事件の可能性も否定できないと述べた。
- ベイルート拠点の地政学アナリスト、イェギア・タシュジアン氏も同様の懸念を示し、「イスラエルはイランの地下核施設を破壊する能力に限界があり、地上部隊を投入する力もない」と指摘。
→ つまり、“圧倒的勝利”は見込めず、アメリカの直接介入がなければ戦局を打開できないという現実がある。
- タシュジアン氏も、米軍基地や大使館への攻撃を偽装することでアメリカを戦争に引き込む可能性を挙げている。
https://sputnikglobe.com/20250618/iran-launches-super-heavy-sejjil-missiles-in-recent-attack-on-israel-1122282854.html
「イラン、超大型弾道ミサイル“セッジル”でイスラエルを攻撃──“真なる約束3”作戦の第12波」
- イラン革命防衛隊(IRGC)は、6月18日夜にイスラエルに対して“セッジル”と呼ばれる2段式の超大型長距離弾道ミサイルを発射したと発表。
→ これは「真なる約束3」作戦の第12波にあたる攻撃。
- IRGCの声明によれば、イスラエルの防空システムを妨害し、空域の制圧に成功したとしている。
- 攻撃対象は、モサド関連施設、軍事情報部門、戦闘機基地などの軍事インフラ。
→ 「昨日に続き、占領地全域の軍事・諜報拠点を精密に攻撃した」と主張。
- セッジル・ミサイルは**固体燃料を使用する中距離弾道ミサイル(MRBM)**で、射程は最大2,000?2,500kmとされる。
→ 高速展開と機動性に優れ、迎撃を困難にする設計が特徴。
- 一部報道では、イスラエル側がこの攻撃を迎撃したとも伝えられており、双方の主張には食い違いもある。


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