ゼロヘッジ:2025年9月1日 要約
https://www.zerohedge.com/geopolitical/prominent-far-right-ukrainian-politician-assassinated-streets-lviv
ウクライナの著名政治家がリヴィウ市街で白昼に暗殺される
2025年8月31日(日)午前4時10分(現地時間)
ウクライナの元国会議長で、強硬右派の代表的存在だったアンドリー・パルビイ氏(54歳)が、8月30日(土)に西部の都市リヴィウで白昼堂々と射殺された。
自宅近くの歩道を歩いていたところ、ヘルメットをかぶった宅配業者風の男が電動バイクで接近し、背後から複数回発砲して逃走。検察当局は「プロによる暗殺の可能性が高い」として、犯人の行方を追っている。
パルビイ氏の背景
- 2016?2019年:ウクライナ国会議長
- 2014年:ユーロマイダン(親EU・反ロシア運動)の組織者・指導者
- 国家安全保障・国防会議の書記として、ドンバス紛争やクリミア併合時に要職を務めた
- ロシア政府は2023年に戦争犯罪容疑で指名手配していた
?政府・世論の反応
- ゼレンスキー大統領は数時間後に「恐ろしい殺人」と非難し、「あらゆる手段を使って犯人を突き止める」と声明
- 外務副大臣シビハ氏は「彼は歴史に名を刻むべき人物」と称賛
- リヴィウ市長は「戦時下の安全保障の問題」として、事件の解明を最優先事項とした
防犯映像と憶測
- CCTV映像が即座に公開され、犯人特定の手がかりを探す動き
- ウクライナ当局やメディアはロシアの情報機関による暗殺の可能性を示唆
- 一方で、極右・ネオナチ勢力内部の抗争説も浮上
→ ジャーナリストのマーク・エイムズ氏は「戦後ウクライナの前兆」と指摘
→ Moon of Alabamaブログは「戦争の敗色濃厚な中、利権争いが激化している」と分析
歴史的文脈と暗殺の連鎖
- パルビイ氏は2014年マイダン政変時の民兵指揮官であり、
→ ジョージア人スナイパーがホテル・ウクライナから警官と市民を射殺した場面を監督していた映像も存在
- 1年前にも極右のイリーナ・ファリオン氏がリヴィウで殺害されており、
→ 今回の事件もロシアによる報復か、ウクライナ内部の粛清か、真相は不明
https://www.zerohedge.com/geopolitical/dark-theory-russian-strategy-ukraine
2025年8月31日 20:35発表
暗黒の仮説:ロシアのウクライナ戦略とは
文:Armchair Warlord(戦略評論家)
この記事は、ロシアのウクライナ戦争における戦略を「殺戮そのものが目的ではないか」という暗黒の仮説として提示している。
ウクライナ軍の壊滅的損失
- 最近の情報漏洩によれば、ウクライナ軍の戦死・行方不明者は170万人に達するとされる。
- これはウクライナの戦前人口の7?8%、徴兵年齢層の約4分の1に相当し、国家としての再建を不可能にする規模。
- 民間人の死者は少なく、ロシアの攻撃は「法的にクリーン」とされるが、軍人に対しては無制限に殺害が可能であり、そこに戦略的意図があると筆者は見る。
ポクロフスク北部の崩壊とロシアの動き
- ロシア軍は最近、ポクロフスク北部でウクライナの防衛線を20km突破。
- しかし、前線を一気に崩すのではなく、突破口で待機し、ウクライナの精鋭部隊による反撃を待って殲滅するという戦術を選択。
- これは、領土獲得よりも人的損耗を優先する戦略であると筆者は分析。
ロシアの戦争目的:征服ではなく屈辱
- ロシアは政権交代やウクライナの完全征服を目指しているわけではない。
- むしろ、ゼレンスキー政権との和平条約を強要することが目的。
- ロシアの要求は、ウクライナ語以外の言語権、正教会の権利、非武装化、大規模な領土譲渡など、現政権では受け入れ不可能な内容。
- そのため、ロシアは戦場でウクライナ軍を徹底的に削り続けることで、政治的屈服を狙っている。
結論:ウクライナの“自壊”による屈服
- プーチンは、ウクライナが自らの意思で屈辱的な和平条約に署名することを望んでいる。
- それにより、ウクライナの民族主義は自らの手で否定され、国家としての正統性が失われる。
- ロシアは、最もゆっくりとした進軍を選び、ウクライナを軍事的に追い詰め、“見せしめ的な和平”を演出することを目指している。
https://www.zerohedge.com/markets/every-industry-airport-lounge-now
すべての業界が空港ラウンジ化している
空港ラウンジの崩壊は、すべての業界の縮図だ
筆者QTRは、ニューヨーク・タイムズの空港ラウンジに関する寄稿を引用しつつ、現代のサービス業全体が「空港ラウンジ化」していると嘆く。つまり、かつて特別だったはずの空間が、今では混雑・無機質・過剰課金・自己満足の場になってしまったということ。
かつてはビジネス客の特権だったラウンジも、SNS映えやクレジットカード特典のせいで誰でも入れるようになり、誰も特別感を感じなくなった。そしてこの現象は、ラウンジだけでなく、あらゆる業界に広がっていると筆者は主張する。
顧客サービスは死んだ
筆者は、ドラッグストア、銀行、歯科医院など、どこに行っても「顧客として扱われていない」と感じる。プレミアム価格を払っても、得られる体験は屈辱的なアップセルと自己サービスばかり。
「石鹸を買うたびに電話番号を聞かれる」「クレジットカードを渡すと怪訝な顔をされる」など、基本的な接客すら成立していないと嘆く。
ランニングシューズを買うだけでも地獄
フィラデルフィアで靴を買おうとした筆者は、まず通りで「クジラを救え」などの署名活動に絡まれ、店に着いても店員が見つからず、ようやく見つけた店員には「ネットで買えば?」と言われる。
レジでは名前・電話番号・メール・ペットの名前まで聞かれ、300ドル払った後に「袋は25セントです」と言われる。
「袋くらい価格に含めろ。俺は皇帝じゃないから、贅沢は言わない。ただの客だ。袋くらい無料にしろ。」と怒りを爆発させる。
電話対応はソ連の交換台レベル
航空券の変更やクレジットカード会社への問い合わせは、自動音声地獄。チャットボットでは解決できない問題でも、人間にたどり着くのが困難。
「2025年なんだからオンラインで済むのはいい。でも人間が必要なときに、ちゃんと繋がる仕組みが必要だ」と主張。
セルフレジは“無給労働”
コメディアンのビル・バーが「セルフレジで盗むのは当然」と言ったように、筆者も「客ではなく、無給の店員になっている」と感じる。
「カンタロープを袋に入れるのが遅いと、監視員のような店員が睨んでくる。袋くらい盗んでも当然だ」と皮肉る。
未来のビジネスチャンスは“接客”そのもの
筆者は、次の大きなビジネスチャンスはアプリでも製品でもなく、人間らしい顧客サービスだと断言する。
「料金を上げてもいい。だが、客を迷惑者扱いするな。買い物をFBIの身元調査みたいにするな」と語る。
https://www.zerohedge.com/geopolitical/escobar-russia-china-memory-wwii-bricssco-synergy
ロシアと中国──第二次世界大戦の記憶からBRICS/SCOの連携へ
2025年8月31日(日)午後12時20分
著者:ペペ・エスコバル
今後の3つの日程は、現在燃え上がる地政学的チェス盤の次なる構成を形づくるうえで、これ以上ないほど重要だ。
- 8月31日?9月1日:天津
北京から高速鉄道で30分(約120km、8ドル程度)。上海協力機構(SCO)の年次サミットが開催される。加盟10カ国、オブザーバー2カ国(アフガニスタンとモンゴル)、対話パートナー14カ国(東南アジアから多数)が参加。
重要なのは、プーチン、習近平、モディ(7年ぶりの訪中)、イランのペゼシュキアンが同席すること。これはBRICSとSCOの重鎮が揃う場となる。昨年カザンでのBRICSサミットが転機となったように、今回のSCOサミットも重要な節目となる可能性がある。
- 9月3日:北京・天安門広場
「中国人民の抗日戦争と世界反ファシズム戦争の勝利」80周年を記念する軍事パレードが開催される。プーチンを含む26カ国の首脳が出席予定。参加国はすべてグローバル・サウスからで、グローバル・ノースからは誰も来ない。
- 9月3日:ウラジオストク
第10回東方経済フォーラム(EEF)が開幕。ロシアが北極圏と極東(シベリアを含む)を開発する国家戦略を理解するうえで欠かせないイベント。これは中国が1999年に開始した「西部大開発」(チベットや新疆の開発)と対をなす政策。ユーラシア全域から企業・ビジネス関係者が集まる。プーチンは中国から戻り次第、基調講演を行う。
これら3つの日程は、ロシアと中国の戦略的パートナーシップ、ユーラシア統合とグローバル・サウスの連帯、そして多極的で均衡の取れた国際関係への推進を象徴している。
西側の歴史改ざんは鉄壁にぶつかる
中国にとって、9月3日の軍事パレードは極めて重要だ。中国人は、たとえ千年経っても「米国と日本が共同で戦争を終わらせた」というような第二次世界大戦に関する米国の歴史改ざんを受け入れない。
ましてやヨーロッパの改ざん──「ノルマンディー上陸作戦の記念式典で東部戦線の歴史が書き換えられた」など──はなおさらだ。
こうした行為は、9月3日の軍事パレードの出席国リストが、どの国が反ファシズムの立場を堅持しているかを示す基準になっていることを思い出させる。
プーチンが中国の戦勝記念日に北京を訪れることは、習近平が5月9日にモスクワの赤の広場でロシアの戦勝記念式典に出席したことの鏡像だ。
中国外務省が強調するのも当然である──第二次世界大戦の歴史的勝利は歪められてはならない。
この共有された歴史的記憶──ナチ・ファシズムとその西側での復活への強い反対──は、国連(残念ながら形骸化しつつある)から、活発なBRICSやSCOに至るまで、ロシアと中国の多国間・多極・多結節型の協調の指針となっている。
モディと習近平の会談が関税戦争の終焉を示す
SCOサミットの傍らで、モディが習近平と直接会談することで、インドに対する関税戦争の終焉が確定する。これは、BRICSに対する「混沌の帝国」によるハイブリッド戦争の一部であり、グローバル・マジョリティの多くにも影響している。
トランプ陣営が最近流している主張は、「インドがロシアの石油を購入することで、プーチンをさらに富ませている」というもの。
結果として、元祖RIC(ロシア・インド・中国)は、制裁や関税で締め付けられながらも、強く結びついている。
ユーラシアの心臓が鳴り響く音
ウラジオストクでは、米露ビジネスに関する意外な展開があるかもしれない。
まず、トランプがEUによるロシア資産の差し押さえを覆し、それらの資金を米国経済に投資させる可能性があるという憶測が広がっている。
もしそれが実現すれば──トランプ自身が「何でもできる」と言っているように──EU官僚にはそれを止める手立てはない。
さらに、米露間での取引が議論される可能性もある。
たとえば、ExxonMobilがサハリン1の巨大ガスプロジェクトに復帰する案。
米国の石油業界は、北極圏のLNGプロジェクト(Arctic LNG-2)向けの機材販売の再開にも強い関心を持っている。
また、米国がロシアの原子力砕氷船を購入する可能性もある。
これが実現すれば、スエズ運河の代替としてロシアが建設中の北極海航路(中国語では“北極シルクロード”)に、米国が直接競合することになる。
ウクライナ問題の本質
SCO加盟国の間では、ウクライナ問題に幻想はない。
中央アジアの外交筋によれば、加盟国は、ウクライナがロシアへの戦略的緩衝地帯として固定されることを理解している。
米国は、ウクライナを通じてユーラシアに足場を確保し、軍産複合体の利益を維持しようとしている。
これが、ウクライナ安全保障支援イニシアティブ(USAI)、大統領引き出し権限(PDA)、NATOの包括支援パッケージ(CAP)などに反映されている。
これらは、キエフ=NATO軍団の軍事的基盤を実質的に運営している。
さらに、米海軍のP-8ポセイドン偵察機が黒海上空を毎日飛行し、ノヴォロシースクからセヴァストポリまでの動きを監視している。
結局は“地政学チェス盤”に戻る
来週の動きがどうであれ、最終的には故ブレジンスキーが描いた『グランド・チェスボード』に戻る。
20世紀末には、ロシア・中国・EU(統合前のヨーロッパ)が連携してユーラシアを支配し、世界を制することが恐れられていた。
今では、マッキンダーの亡霊がDeep Purpleの『Made in Japan』──史上最高のライブアルバム──を聴いている姿が想像できる。
この新しいアジア中心の世界では、BRICS/SCOの主要国は米国GDPの2倍以上を誇り、自国通貨での貿易を拡大し、米ドルの代替を進めている。
米国がノルドストリーム爆破を承認したとして
ヨーロッパが連続ハラキリ(自滅)を繰り返し、
自ら産業の衰退を進め、
実質的には地政学的な主体としてはもう死んでいるという事実はさておき──
今やすべては「混沌の帝国」対「BRICS/SCO」の構図だ。
だから来週は鳴り響かせよう。
それはユーラシアの心臓部が主権を再確認する音だ。
大音量で鳴らせ。
https://www.zerohedge.com/energy/china-accelerates-coal-plant-commissioning-9-year-high
中国、石炭火力発電所の稼働加速──過去9年間で最高水準に
2025年8月31日(日)午前11時10分
著者:マイケル・カーン(OilPrice.com経由)
太陽光や風力の導入が過去最高を記録し、再生可能エネルギーの発電量が急増しているにもかかわらず、中国は石炭を手放していない。むしろ逆に、石炭への依存を強めている。
2025年上半期、中国は石炭火力発電を21ギガワット(GW)分稼働させた。これは2016年以来、上半期としては最大の導入量であると、エネルギー・クリーン空気研究センター(CREA)とグローバル・エネルギー・モニター(GEM)が月曜に発表した2025年上半期の石炭プロジェクト報告で述べている。
年間を通じた石炭発電の導入量は、80GWを超えると予測されている。
世界的に見れば、中国は再生可能エネルギーの導入量でトップに立っているが、石炭火力でも世界をリードしており、世界的な石炭需要の記録的な高まりを牽引する中心的存在であり続けている。
さらに中国は、今年の国内石炭需要と価格の引き上げを目指している。
今年、中国国内の石炭価格は低迷しており、石炭生産企業の利益と収益性に悪影響を与えている。
昨年には石炭火力の減速傾向が見られ、今年は再生可能エネルギーの急成長が続いているにもかかわらず、石炭火力は依然として中国で強い存在感を保っており、新規および再開プロジェクトの数は過去10年間で最多となっていると、CREAとGEMは報告している。
石炭火力発電所の稼働が急増した背景には、2022年と2023年に石炭プロジェクトの許可件数が急増したことがある。中国はこの2年間、平均して毎週2件の新規石炭火力発電所を許可していた。
2022年と2023年には、それぞれ100GW以上の石炭火力発電容量が承認された。
「この傾向は、政策的な対応が取られない限り、2026年や2027年にも続く可能性が高い」と報告書は述べている。
2025年上半期に中国で許可された石炭プロジェクトは25GWにとどまったが、新規および再開プロジェクトは75GWに達し、過去10年間で最多となった。着工および再着工されたプロジェクトは46GWに達し、これは韓国全体の石炭火力発電容量に相当すると、CREAとGEMは指摘している。
「中国の再生可能エネルギーの急成長は、経済成長と脱炭素化の両方を推進しているが、石炭の拡張がそれを妨げるリスクがある」と、報告書の主執筆者でCREAの中国アナリストであるチー・チン氏は述べている。
「石炭火力発電所の増設は、投資の無駄になるだけでなく、再生可能エネルギー──中国の経済の未来を担う本当の原動力──を圧迫することになるだろう。」
https://www.zerohedge.com/markets/australias-largest-rare-earth-miner-plans-us-expansion-compete-china
豪最大のレアアース採掘企業、中国に対抗し米国での事業拡大を計画
2025年8月31日(日)午前9時25分
オーストラリアのLynas社は、中国以外で世界最大のレアアース採掘企業であり、在庫の増強、設備拡張、マレーシアおよび米国の磁石製造業者への投資のために、8億2500万豪ドル(5億3800万米ドル)を調達する計画だと、フィナンシャル・タイムズ紙が報じた。
レアアースは、兵器システム、電気自動車、医療機器、自転車など、幅広い製品に不可欠な素材である。
Lynas社のCEOアマンダ・ラカーズ氏は投資家向けの電話会議で、
「このサプライチェーンの一部に、運営面・供給面・出資面のいずれかで関与できるようにしたい」と述べた。
FT紙によれば、今回の資金調達には、完全引受の株式発行と、既存株主向けの7500万豪ドルの株式購入プランが含まれており、これは西側諸国が中国のレアアース支配に対抗しようとする動きの一環である。
先月、米国政府はMP Materials社(ラスベガス拠点のレアアース企業)に出資し、10年間の価格下限を設定した。その価格は現在の市場価格のほぼ2倍に相当する。
Lynas社は、米国、オーストラリア、日本の政府と、同様の非中国系サプライチェーン支援策について協議中である。
Lynas社はすでに、日本からの資金支援を受けて「軽希土類」の生産体制を構築しており、最近では「重希土類」分野にも進出した。
ラカーズ氏は「Lynasは2013年に軽希土類で中国の独占を打破した。今年2025年には、重希土類でも中国の独占を打破した」と語った。
ただし、ラカーズ氏は、米国防総省が支援するテキサス州のSeadriftプロジェクトについて、「引き取り契約の確保が難航しており、重大な不確実性がある」と警告している。
2025年6月30日までの会計年度において、Lynas社の売上高は前年同期比20%増の5億5600万豪ドルとなったが、純利益は8450万豪ドルから800万豪ドルに減少した。これは、生産上の問題や拡張に伴うコスト増が影響している。
前月、米国政府がMP Materials社に出資したことは、重要鉱物における中国依存を減らす広範な取り組みの一環である。
この動きは、兵器システム、電気自動車、その他の技術に使用されるレアアースの国内供給網を構築しようとするワシントンの意志を示している。
MP Materials社は、カリフォルニア州のマウンテンパス鉱山を運営しており、米国内では数少ないレアアース生産企業のひとつ。
同社は以前、オーストラリアのLynas社との合併交渉を行っていたが、2024年に破談となった。
https://www.zerohedge.com/geopolitical/houthis-confirm-prime-minister-top-officials-killed-massive-israeli-strike
フーシ派、首相と政府高官がイスラエルの大規模空爆で死亡したことを確認
2025年8月31日(日)午前5時55分
イエメンのフーシ派政府は、数日前にイスラエルが行った攻撃によって、首相アフマド・アル=ラハウィが死亡したことを遅れて確認した。彼はこれまでの紛争の中で殺害されたフーシ派の最高位の政府関係者である。
フーシ派の公式声明では、アル=ラハウィの同僚数名も死亡または負傷したことが認められたが、氏名は明かされていない。
ロイター経由の報道によると、イスラエルは首都サヌアで民間および軍の幹部が集まっていた重要な会合を狙い、木曜午後に大規模な空爆を行った。
イスラエル軍は直後に「イエメン・サヌア地域におけるフーシ派テロ政権の軍事目標を正確に攻撃した」と発表した。
報道によれば、フーシ派の声明では「2024年8月からフーシ派主導政府の首相を務めていたアル=ラハウィは、過去1年間の活動と業績を評価するために政府が開催した定例ワークショップ中に、他の政府関係者とともに標的にされた」とされている。
イスラエルのメディアが匿名の安全保障筋の情報として伝えたところによると、フーシ派の国防相を含む幹部10名が、フーシ派指導者アブドル・マリク・アル=フーシの演説を聴くためにサヌア近郊に集まっていたという。ただし、国防相が死亡したかどうかは確認されていない。
イスラエル国防軍(IDF)は、フーシ派の閣僚全員を殺害したとみている。以下はフーシ派の声明の内容で、犠牲者の氏名や役職は明かされていない:
「戦士アフマド・ガーレブ・ナーセル・アル=ラハウィの殉教を発表する…彼と複数の閣僚仲間は、裏切り者であるイスラエルの犯罪的敵によって標的にされた」
報道によれば、イスラエル空軍はその集会を狙った空爆を実施し、大統領府付近やサヌア南部の建物周辺で大規模な爆発と火球が発生した。
地域メディアの報道では、イスラエルの情報機関が現場をリアルタイムで監視しており、精密なデータを提供することで空爆を可能にしたとされている。
この地域は強力な防空体制が敷かれていることで知られているにもかかわらず、攻撃は成功した。
イスラエルの国防相カッツは攻撃後すぐに、「我々はイエメンのフーシ派に警告した──“闇の災い”の後には“初子の災い”が来る」と述べた。これは旧約聖書に登場するエジプトの十の災いを引用したものである。
フーシ派はイランと連携する勢力であり、過去5年以上にわたりサウジ・米国・UAEの連合による空爆を受けながらも持ちこたえてきた。
現在はイスラエルとの戦争状態にあり、紅海を通る国際海上輸送を実質的に封鎖することに成功している。
https://www.zerohedge.com/markets/germany-boosts-energy-security-new-lng-terminal
ドイツ、新たなLNGターミナル稼働でエネルギー安全保障を強化
2025年8月30日(土)午後9時10分
著者:Tsvetana Paraskova(OilPrice.com)
ドイツのヴィルヘルムスハーフェン港が、輸入された液化天然ガス(LNG)を処理するための2基目のターミナルを稼働開始すると、施設の国営運営会社であるドイツ・エネルギー・ターミナル(DET)が木曜日に発表した。
DETによれば、「ヴィルヘルムスハーフェン02」は試運転を成功裏に終え、8月29日から商業運転を開始する。新ターミナルは、オルデンブルク貿易監督局(GAA)から異議なしの承認を受けている。
ヴィルヘルムスハーフェンは、ドイツ初のLNGターミナルが設置された場所であり、2022年12月に「ホーグ・エスペランサ」浮体式貯蔵・再ガス化装置(FSRU)を通じて運転を開始した。
ドイツは2022年以降、複数の浮体式LNG輸入ターミナルを設置しており、ヨーロッパ最大の経済圏を「ロシア産ガスからの自立」へと導くことを目指している。
2022年半ばまで、ドイツはロシアからノルドストリーム1パイプラインを通じて天然ガスの大半を受け取っていたが、同年9月初旬にロシアが西側制裁によるタービン修理不能を理由に供給を停止した。
その同じ月末には、ノルドストリーム1および2の破壊工作が発生した。
ロシアからの供給が止まった後、ノルウェーがドイツの最大の天然ガス供給国となり、現在はパイプライン経由で供給されている。
LNGターミナルは、米国やその他の主要なLNG生産国からの超低温燃料の輸入に使用されており、「ヴィルヘルムスハーフェン02」もその一翼を担うことになる。
DETは声明で、「FSRUエクセルシオールを備えたヴィルヘルムスハーフェン02ターミナルは、完全に稼働可能な状態となり、次の暖房シーズンに向けて供給の安定化とガス貯蔵施設の充填に貢献できる」と述べている。
今年、FSRUエクセルシオールは最大19億立方メートルの天然ガスをドイツのガス網に供給する予定であり、これは集合住宅に住む4人家族150万世帯の年間暖房用ガス消費量に相当する。
翌年以降の2年間には、再ガス化およびガス網への供給能力が最大370万世帯分の年間暖房エネルギーに相当する規模に達する見込みである。
https://www.zerohedge.com/military/europe-path-war-economy-rheinmetall-opens-continents-largest-ammo-factory
ヨーロッパは戦時経済への道を進む:ラインメタル、欧州最大の弾薬工場を稼働開始
2025年8月30日(土)午後8時
寄稿:トーマス・コルベ
ドイツ・ニーダーザクセン州のウンターリュスにて、ヨーロッパ最大の弾薬工場が昨日稼働を開始した。
当初は秘密裏に進められていたが、今や全面的に公開され、EUは自らの戦時経済を構築し始めている。
かつてのドイツでは、不況は国家主導のインフラ整備によって覆い隠されていた。
この仕組みは、国家が肥大化せず、過剰規制せず、民間部門に破壊的なイデオロギーを押し付けない限り機能していた。
つまり、経済は常に国家が残した瓦礫を片付ける力を持っていた。
南欧は回復できなかった
南欧では、国家の役割が伝統的に大きく、金融政策は寛容で、公的資金の扱いはずさんだった。
その結果、政策はインフラの廃墟と産業の荒廃しか残さなかった。
ブリュッセルから配分された人工的な信用を、地域経済は生産的に吸収できなかった。
この疑似的な好景気の致命的な結果は、今も地域の風景に影を落としている。
戦時経済の構図
経済史家にとって、現代のヨーロッパは長らく興味深い研究対象だった。
危機が次々と訪れ、そのたびに公的部門が介入し、規模を拡大してきた。
グリーン・ディールというケインズ主義的な疑似経済の導入も、この文脈で理解されるべきだ。
ドイツの防衛企業ラインメタルが昨日、ウンターリュスで欧州最大の弾薬工場を稼働させたことも、この流れに合致している。
同社は5億ユーロを投資し、2027年までに年間35万発の生産能力を目指す。
新たに500人の雇用が創出され、政治家たちはこれを転換点、汎ヨーロッパ防衛体制の始まりとして称賛している。
式典と半分の真実
ラインメタルCEOアルミン・パッペルガー氏は満足感を示し、
「受注なしで5億ユーロを投資するのは容易ではなかった。握手による約束を守ってくれた国防相ピストリウス氏に感謝する。あなたは言葉と行動の人だ」と述べた。
ここには大きなパトスと自己賛美が見られ、政治と防衛産業の深い結びつきが表れている。
もちろん、これは真実の半分に過ぎない。
舞台裏の取引を超えて、政治はドイツの防衛産業構築のためにあらゆる手段を動員する用意があることを明確にしており、必要に応じて保証や補助金を提供する姿勢を示している。
大企業にとっては、リスクなしのビジネスだ。
次なる疑似経済へ
グリーン経済の崩壊後、政治は次なる疑似経済に全てを賭けている。
目的は米国依存の緩和であり、メディアによる「プーチンのロシア=欧州侵略者」という長年の演出を利用している。
この恐怖キャンペーンが長期的に機能するかは不透明だ。
誰もメルツやマクロンのために戦わない
ドイツやEUの多くが深刻な経済不況に陥り、戦争疲れや社会的分断が進む中、徴兵制が復活しても、
大多数の市民は軍事的関与を強く拒否するだろう。
EUの財政状況を見れば、ロシアとの戦争は政治的狂気であることは明らかだ。
フランスはGDP比115%の債務を抱え、緊縮予算に関する信任投票を控えている。
債券市場はすでに破綻国家を罰しており、状況は節約へと向かっている。
不条理と破壊性
この状況下で、ドイツが連邦軍特別基金(1000億ユーロ)をほぼ使い切り、借入モードに移行したにもかかわらず、
この道を加速させるのは不条理だ。
それでも、ブリュッセル、ベルリン、パリ、ロンドンは本気だ。
2026年秋には、ラインメタルがヴェーゼに次の工場を開設予定。F-35戦闘機の機体部品を製造する。費用は2億ユーロ、今回は完全に公的資金で賄われる。
防衛工場は今後数か月・数年で急増し、民需を大きく超える生産が行われる。
ドイツは防衛予算をGDPの最大5%まで引き上げる計画で、民間部門がすでに4?5%縮小している中、国民の貧困化をさらに悪化させる。
これは戦後ヨーロッパで見られなかった規模の災厄だ。
ロシアとの熱戦は経済的に極めて非現実的だが、
1990年以前のような継続的な軍備状態──新たな冷戦──がヨーロッパの目標のように見える。
彼らは中央計画と指令経済という不条理な経済理論に囚われている。
新たな権力基盤が形成されつつある──防衛産業とブリュッセルの政治複合体によるコーポラティズムだ。
ドイツが錨となる
この経済的災厄の資金調達役として、ドイツが明確に選ばれている。
EU内で最も低い債務比率(64%)を誇っていたドイツは、2029年までに年間防衛予算を1620億ユーロに倍増させる。
2027年には特別基金が枯渇し、最大4000億ユーロの借入が必要となる。
ドイツは債券市場の積極的なプレイヤーとなり、金利はすでに上昇中。
欧州中央銀行は急増する債務の流動性維持に奔走することになる。
EUも新たな基金「EDIP」と「ASAP」(この文脈では幼稚な印象すらある)を通じて、共同防衛プロジェクトに年間500?700億ユーロを拠出する予定。
教訓は得られなかった
ドイツの民間産業が崩壊し、工場が次々と閉鎖され、失業が急増する中、
社会保障や国内の雰囲気に影響を及ぼしながら、
我々は次々と壮大な開所式を目にしている──防衛工場の華々しい開設、我々の負担で振る舞われるシャンパン。
ヨーロッパはグリーン疑似経済の失敗から何も学んでいない。
ドイツや他の産業中心地がいかに脱工業化されたかを分析することを拒んでいる。
戦時経済の構築という致命的な結果は、生産的部門から膨大な資源を吸い上げ、
民間企業の資金調達や開発をほぼ不可能にする。
ドイツは技術的に取り残され、自らの繁栄を爆撃している──文字通りに。
https://www.zerohedge.com/military/germanys-rheinmetall-may-produce-lockheeds-atacms-hellfire-missiles-europes-largest
ドイツのラインメタル、欧州最大の砲弾工場でロッキード社のATACMSおよびヘルファイア・ミサイルを製造する可能性
2025年8月29日(金)午後5時15分
米国の巨大防衛企業ロッキード・マーティン(トランプ政権による部分的国有化の対象になる可能性もあるとされる)が、ドイツの同業ラインメタルにATACMSおよびヘルファイア・ミサイルの製造を委託したい意向であると、ビジネス誌『ヴィルトシャフツヴォッヘ』がロッキード幹部の発言を引用して報じた。
ロッキード・マーティンの欧州責任者デニス・ゲーゲ氏は同誌に対し、
「ATACMSやヘルファイア・ミサイルを含む追加製造について、すでに積極的に協議を進めている」と述べ、
製造はドイツ北部のウンターリュスにあるラインメタルの拡張施設で行われる予定だと付け加えた。
両社は2024年に覚書を締結しており、今年4月には協力関係をさらに拡大する方針を発表。
ロッキードがミサイルおよびロケット技術を提供し、ラインメタルが欧州で製造・販売を担う形となる。
ゲーゲ氏はまた、製造対象となるミサイルの最終リストはまだ確定していないと述べた。
欧州最大の弾薬工場が始動
水曜日には、NATO事務総長マーク・ルッテ、ドイツ国防相ボリス・ピストリウス、副首相ラース・クリングバイルが、
ドイツ軍の大規模拡張に伴い、欧州最大の弾薬工場となるウンターリュスの砲弾生産ライン開設式に出席した。
ラインメタルCEOアルミン・パッペルガー氏は式典で、
「同様の施設を他のNATO加盟国にも建設可能であり、汎ヨーロッパ防衛エコシステムの構築につながる」と述べた。
さらに、「いざとなれば、ドイツは迅速に動ける。今こそ、欧州が自らの安全保障を担うべき時代だ」と語った。
ルッテ氏は、ウンターリュスのような工場は「NATOの安全保障にとって極めて重要」であり、
「ロシアの侵攻に対するウクライナ支援の維持、将来のあらゆる侵略への抑止力の確保」に不可欠だと述べた。
「抑止力とは、潜在的な敵と実際に戦える能力から生まれる。ラインメタルはその点で非常に重要だ」とも語った。
工場の概要と今後の展開
ブルームバーグによれば、ラインメタルは2024年初頭に旧首相オラフ・ショルツの立ち会いのもと、
この工場の建設を開始。当初は今年春?初夏の開業予定だった。
工場は今年第2四半期に試運転を開始し、2027年以降には年間最大35万発の生産能力を持つ予定。
施設は2棟で構成され、1棟は155mm砲弾の製造、もう1棟は装填・組立・梱包を担う。
総投資額は約5億ユーロ(5億8100万ドル)で、500人以上の雇用が創出される見込み。
ラインメタルは来年からロケット砲の製造も開始する計画。
また水曜日には、パッペルガー氏がルーマニア経済相と新たな火薬工場建設契約に署名。
完成まで約18か月を見込んでいる。
ラインメタルは最近、オランダ国境近くのヴェーゼにF-35戦闘機の中央胴体部品を製造する工場も完成させた。
同社の兵器・弾薬部門は、過去3年間の急成長を牽引する主要部門であり、
2025年上半期には7億2400万ユーロの売上を記録。株価は今年だけで160%以上上昇している。
https://www.zerohedge.com/geopolitical/europe-balance
ヨーロッパは岐路に立っているのか?
2025年8月31日(日)午後10時20分
著者:ヴィクター・デイヴィス・ハンソン
イギリス、オランダ、フランス、ドイツでは、ほぼ毎週のように、違法移民による衝撃的な暴力事件が報道されている。
加害者はしばしば国家から何らかの支援を受けており、同様の犯罪歴を持つ者も多い。
つい最近まで、欧州の政治家やメディアはこうした事件を無視するか、国境管理の強化、警察力の増強、厳罰化を求める人々を「人種差別主義者」や「外国人嫌い」と非難していた。
しかし、今は違う。
イギリスでは、労働党の開かれた国境政策や、正規の難民資格を持たない違法移民への手厚い福祉支給に対して、大規模な抗議活動が頻発している。
違法移民の流入に苦しむギリシャの政府関係者は、トランプ前大統領の国境管理政策を自国の新たなモデルとして引用している。
現在、欧州に流入する移民の多くは、中東や北アフリカのイスラム教徒多数派の国々から来ている。
しかし、彼らの多くは、逃れてきた独裁政権よりも、受け入れ先の自由主義的なホスト国に対して怒りを向けているように見える。
欧州の移民政策は、多民族民主主義の枠組みでは機能しない。
あまりにも多くの移民が、あまりにも急速に流入しており、言語能力、技能、多様性、慣習や文化への理解が不十分なまま受け入れられている。
彼らはしばしば、受け入れ国の価値観と相容れない分離主義的な宗教・文化的価値観を持ち込んでいる。
にもかかわらず、欧州には、移民を同化させ、受け入れ国の法律・文化・規範を教える市民教育の計画が存在しない。
その結果として、ゲットー化、憤り、そして受け入れ国への激しい批判──「堕落していて神なき社会だ」との非難──が起こるのは当然の流れだ。
かつては、貧弱な軍事予算、借金依存、社会主義、そしてかつての強い経済によって、違法移民という存在的課題が覆い隠されていた。
あるいは、左派の元ドイツ首相アンゲラ・メルケルが、欧州への大量の違法移民流入に対して無責任に言った「Wir schaffen das(私たちはできる)」という言葉が象徴的だ。
だが、もちろんメルケルにはそれはできなかった。
彼女は、何百万人もの違法移民をどう統合し、同化させ、文化的に適応させるかについて、何の計画も示さなかった。
現在、ドイツの人口の約15%が外国籍である。
残念ながら、物価の高い欧州の国家主導型経済は停滞している。
巨額の福祉支出と、出生率が1.4を下回る縮小・高齢化する母国人口が重なり、経済成長はついに鈍化し始めた。
現ドイツ首相フリードリヒ・メルツはこのジレンマを率直に語った:
「現在の福祉国家は、我々が経済的に負担できる範囲ではもはや維持できない。」
それでも、社会主義が硬直化するほど、大衆文化は無料の恩恵を求め続け、納税者の数が減る中でそれを支えることができなくなっている。
一方、米国は真逆の道を進んでいる。
違法移民の取り締まり、経済の規制緩和、そしてAI、ロボティクス、暗号通貨、遺伝子工学などの先端技術による新領域の開拓を加速させている。
欧州の優秀で意欲的な人材の多くが、より大きな自由と機会を求めて米国に移住しており、欧州の研究開発力をさらに弱体化させている。
欧州は、ネットゼロ排出を達成するために、非効率な風力・太陽光発電を補助し、より安価な天然ガス・原子力・石炭火力発電を無視または停止するという、自滅的なエネルギー政策を採用してしまった。
その一方で、中国は炭素排出など気にせず、笑顔で風力・太陽光システムを「自殺志願の西側」に輸出している。
中国自身は、月に2基の巨大な石炭火力発電所を建設し、世界最大かつ最も環境破壊的な水力発電プロジェクトを進めている。
当然ながら、欧州の平均電力料金は、経済的に破綻寸前のカリフォルニア州よりも高くなっている。
欧州の消費者は暖房や冷房を使う余裕がなく、企業は安価な電力を享受する海外の産業と競争できない。
トランプは、80年続いた戦後秩序は硬直化しており、米国はもはやEU諸国との巨額の貿易赤字を容認しないと宣言した。
代わりに、対等な関税を求め、欧州の過去の重商主義的利益構造にさらなる挑戦を突きつけている。
ロシアのプーチン大統領が過去15年間で3度目の隣国侵攻を行ったことを受け、
欧州が非武装で米国の防衛に依存する時代も終わった。
ウクライナはチェチェンやグルジアではなく、欧州の玄関口にある。
そのため、慢性的に義務を果たしてこなかったNATOは、GDPの2%という防衛支出義務を守るだけでなく、
米国よりも高いGDP比5%への軍事予算増額を約束している。
だが、欧州がこのような大規模な再軍備をどうやって負担するのかは誰にも分からない。
それを実現するには、経済の開放、柔軟かつ伝統的なエネルギー政策の採用、国境の保護、違法移民の排除、福祉国家の縮小、出生率の向上、
そして「多様性のサラダボウル」を捨てて、統合と文化適応の「るつぼ」への回帰が必要になる。
欧州がこうした改革を実行できるのか、それとも必要な処方箋が今の病よりも苦しいと感じてしまうのか──
その答えは、まもなく明らかになるだろう。
https://www.zerohedge.com/medical/fentanyl-involved-70-us-drug-overdose-deaths
米国の薬物過剰摂取による死亡の70%にフェンタニルが関与
2025年8月31日(日)午前11時45分
フェンタニルの最も危険な点は、価格が安く、効力が非常に高いため、他の薬物に混ぜられることが多いという事実にある。
ヘロイン、コカイン、メタンフェタミン、あるいはバイコディンやオキシコンチンなどの処方鎮痛薬を模倣した偽造錠剤──
フェンタニルは、これらの違法薬物の効力を高める目的で頻繁に使用されており、使用者がその存在に気づいていないことも多い。
Statistaのフェリックス・リヒター氏によれば、このような“隠れた混入”は、偶発的な過剰摂取のリスクを劇的に高める。
使用者は、慣れた薬物だと思って摂取しているが、実際にはロシアンルーレットのような危険な賭けをしていることになる。
致死量のフェンタニルを知らずに摂取してしまう可能性が常にある。
米国疾病予防管理センター(CDC)のデータによると、合成オピオイド(主にフェンタニル)は、現在米国の薬物過剰摂取による死亡の10件中7件に関与している。
この傾向は、過去10年間における薬物関連死亡の急増に大きく寄与してきた。
フェンタニルが他の薬物に“隠れて”混入されていることにより、コカインやメタンフェタミンなどの薬物による過剰摂取死亡も急増しており、
現在ではコカイン関連の過剰摂取死亡の76%、メタンフェタミンやその他の精神刺激薬関連の死亡の66%にフェンタニルが関与している。
2013年から2023年の間に、コカイン関連の過剰摂取死亡数は約6倍に増加し、5,000件未満から約30,000件に達した。
この増加は、ほぼ完全にフェンタニルの台頭によって引き起こされたものである。
同様の傾向は、メタンフェタミンやその他の精神刺激薬にも見られ、
2023年には35,000件の過剰摂取死亡が報告されており、これは10年前の3,600件から大幅に増加している。
CDCの最新データに基づく以下の図表は、フェンタニルがいかに凶悪な薬物であるかを示している。
それ自体が非常に強力かつ危険であるだけでなく、他の薬物の使用を致命的な賭けに変えてしまう。
https://www.zerohedge.com/geopolitical/chinese-fentanyl-financier-evades-us-extradition-after-daring-mexico-city-tunnel
中国人フェンタニル資金提供者、メキシコシティの大胆なトンネル脱走で米国への身柄引き渡しを回避
2025年9月1日(月)午前0時40分
寄稿:The Bureauのサム・クーパー
メキシコの麻薬王「エル・チャポ」ことグスマンによる地下脱獄を彷彿とさせる事件が発生。
米国検察が「ヒスパニック系麻薬密売人に米国内での活動方法を訓練した」とする中国人の大物、コードネーム「チノ」が、メキシコでの自宅軟禁中に壁の穴から逃走した。
彼は、フェンタニルの主要供給者であり、シナロア・カルテルおよびハリスコ新世代カルテルの資金設計者とされている。
メキシコのクラウディア・シェインバウム大統領によれば、彼は米国への引き渡し寸前だったという。
起訴状によると、彼の本名は張志東(Zhi Dong Zhang)、1987年北京生まれ。
身長約170cm、体重約80kg。
中国とメキシコのフェンタニル密売ネットワークをつなぐ人物であり、メキシコの2大ライバルカルテル間を橋渡しする稀有な存在とされている。
米国の捜査によれば、張は約150社と170の銀行口座に関与しており、
国家安全保障の専門家が指摘するように、中国のネットワークが資金洗浄と化学原料供給を通じてカルテルに強い影響力を持っていることを示している。
「ブラザー・ワン」「パンチョ」とも呼ばれる張は、ジョージア州北部地区で起訴されており、
コカインとフェンタニルの輸入共謀、麻薬流通共謀、資金洗浄、州間および国際商取引に関する金融犯罪など、複数の容疑がかけられている。
2025年7月11日に提出された30ページの拘束申請書には、メキシコ・米国・中国にまたがる国際ネットワークの指揮役としての役割が記されている。
この申請は、メキシコが8月12日に26人のカルテル関係者を米国に引き渡す数週間前に提出された。
7月11日未明、張は自宅前に配置されていた国家警備隊をかいくぐり、
メキシコシティ・ロマス・デ・パディエルナ地区の自宅から隣接する物件へとつながるトンネルを通じて逃走。
報道によれば、3人の外部協力者が逃走を支援したという。
この手口は、2015年にエル・チャポがアルティプラノ刑務所から脱走した事件と比較されている。
シェインバウム大統領は3週間前、張が「米国への引き渡し直前だった」と明言。
外交的な緊張を示す異例の発言となった。
張は2024年10月、メキシコシティの高級住宅街で米国の要請に基づき連邦当局により逮捕された。
しかし、重大な容疑にもかかわらず、メキシコの裁判官は彼に刑務所ではなく警備付きの自宅軟禁を許可。
現在、メキシコ検察当局は、彼の警備を担当していた警官や司法関係者の調査を進めている。
『エル・ウニベルサル』紙によれば、張が破壊した電子監視ブレスレットを設置した企業は、
認可を受けていない業者であり、今回の逃走には汚職と共謀の痕跡があると報じられている。
メキシコの報道では、張はコカイン1,000kg、フェンタニル1,800kg、メタンフェタミン600kg以上の密輸に関与し、
年間約1億5,000万ドルの利益を上げていたとされる。
その活動範囲は、米国、中南米、欧州、中国、日本に及ぶ。
米国の裁判資料によれば、張はメキシコでの麻薬準備、車両や航空機による米国への密輸、
到着後の物流管理を指揮していた。
また、地下の「スタッシュハウス(隠し金庫)」でカルテルの収益を集め、数え、
JPモルガン、ウェルズ・ファーゴ、バンク・オブ・アメリカ、チェースなどの米国主要銀行に預け入れていた。
流通拠点は、ジョージア州、カリフォルニア州、イリノイ州、オハイオ州、テキサス州、ノースカロライナ州、ニューヨーク州、ミシガン州に広がっていた。
政府の見解では、張は単なる資金提供者ではなく、企業経営者のように複数大陸にまたがる麻薬供給と資金洗浄ネットワークを統括していた。
アトランタではヒスパニック系運び屋に、米国の銀行への構造的な現金預け入れ方法を訓練させていたという。
カリフォルニア州のスタッシュハウスへの家宅捜索では、
150社と170の銀行口座が張の組織と関連していることが判明。
2020?2021年にかけて、約2,000万ドルの収益が張の組織の口座に入金されていた。
DingTalk、WeChat、Signalなどの暗号化通信の傍受と協力者の供述により、
張がメキシコ側の収益回収部門と、中国側の資金洗浄部門をつなぐ重要な橋渡し役であることが判明。
証拠は、張が中国本土のフェンタニル供給者とメキシコのカルテル物流網を結ぶ指揮官的存在であることを示している。
米国の国家安全保障専門家は、中国の化学産業──特に中国共産党と関係のある業者──が、
フェンタニルの前駆物質の製造・輸出を国家政策として補助されていると警告している。
元DEA特別作戦部の捜査官ドナルド・イム氏は、張のようなレベルの人物は、
地下銀行や資金洗浄ネットワークを通じて中国共産党と深い関係を持っていると述べている。
また、別件として、元CIAアナリストのピーター・マティス氏は、
ニューヨーク・タイムズによる中国の選挙介入ネットワーク調査への反応として、
「中国共産党は犯罪行為に慣れている」と述べ、麻薬密輸との関連を指摘。
「フェンタニル前駆物質の輸出は、付加価値税(VAT)還付を通じた国家政策でもある」とし、米国議会の調査と証言を引用している。
https://www.zerohedge.com/geopolitical/we-have-many-options-us-warships-pass-through-panama-canal-toward-southern-caribbean
「選択肢は多い」──米軍艦、パナマ運河を通過し南カリブ海へ向かう
2025年9月1日(月)午前7時05分
8月30日に撮影された写真によると、米軍艦がパナマ運河に入り、東へ向かって大西洋側へ航行している様子が確認された。
ホワイトハウス報道官カロライン・レヴィットは8月19日、
「トランプ大統領は、米国に流入する麻薬を阻止し、関係者を法の裁きにかけるために、米国のあらゆる力を行使する準備がある」と述べた。
レヴィットはさらに、「多くのカリブ諸国や地域の国々が、政権の麻薬対策作戦と取り組みを称賛している」と付け加えた。
ジャコブ・バーグの報道によれば、前日にはホワイトハウス関係者が『エポック・タイムズ』に対し、
「米海軍および空軍の部隊が、麻薬対策強化の一環として南カリブ海に展開する」と語った。
この展開により、米軍艦はベネズエラ北部沿岸のすぐ沖合に位置することになる。
米国とベネズエラの関係は、ここ数年にわたり緊張が続いている。
2017年、トランプ氏は記者団に対し、
「ベネズエラに対しては多くの選択肢がある。必要であれば軍事的選択肢も含まれる」と発言。
2018年の大統領選でニコラス・マドゥロが勝利を宣言したことに対し、トランプ氏は選挙結果を拒否。
当時の国民議会議長フアン・グアイドが暫定大統領を名乗り、新たな選挙実施を求める動きを支持した。
2019年には、グアイドがマドゥロ政権に対する短期間の蜂起を主導。
翌年、米司法省はマドゥロが麻薬および武器密輸に関与していると断定し、逮捕につながる情報に対して1,500万ドルの懸賞金を提示。
2024年の大統領選でマドゥロが再選を主張した際、バイデン政権は結果を認めず、選挙が不正に操作されたとの批判が高まった。
現在、米司法省はマドゥロ逮捕につながる情報に対して5,000万ドルの懸賞金を提示している。
マドゥロは、米軍艦が今週南カリブ海に向かっているという報道を非難。
8月28日、ベネズエラは国連のアントニオ・グテーレス事務総長に対し、
米国の海軍増強を批判し、「国連憲章の根本原則に違反している」と訴えた。
ベネズエラの国連大使サミュエル・モンカダは記者団に対し、
「これは大規模なプロパガンダ作戦であり、専門家が“キネティック・アクション”と呼ぶ軍事介入を正当化するものだ。
ベネズエラは主権を持つ独立国家であり、誰にも脅威を与えていない」と述べた。
今年2月、トランプ政権はメキシコのシナロア・カルテルやベネズエラのトレン・デ・アラグアなど、複数の国際犯罪組織を国際テロ組織に指定。
米国の動きに対し、マドゥロは「我々の外交は砲艦外交でも脅迫外交でもない。世界は100年前の世界ではない」と反論。
マドゥロ政権は先週、コロンビアとの西部国境沿いに1万5,000人の部隊を派遣し、麻薬密輸組織への対策を強化すると発表。
また、民間防衛団体に対して、毎週金曜と土曜に訓練を行うよう指示した。
ベネズエラ政権は、国内の反対派や外国勢力がCIAなど米国機関と共謀してベネズエラを攻撃しているとたびたび主張しているが、
米国および反対派はこれを否定。政権は米国の制裁を「経済戦争」と呼んでいる。
8月24日、トランプ政権が圧力を強めたことを受け、ベネズエラは13人の政治犯を釈放。
この動きは、米国がベネズエラ沖に軍事資産を展開するという報道が出た直後に起きた。
ベネズエラの野党指導者で大統領選に2度出馬したエンリケ・カプリレス氏は、
「8人が完全に釈放され、5人が自宅軟禁に移された」と述べた。
カプリレス氏はSNS「X」でこう語った:
「今日、いくつかの家族が愛する人と再会できた。まだ多くの人が残っていることを我々は忘れていない。すべての人のために戦い続ける。」
https://www.zerohedge.com/geopolitical/watch-maduro-stages-military-show-force-us-warships-near
映像:米軍艦接近に対し、マドゥロが軍事的示威行動を展開
2025年8月31日(日)午前10時35分
今月、トランプ政権が米海軍の駆逐艦3隻をベネズエラ近海に派遣したことを受け、ベネズエラは強硬な姿勢で応じようとしている。
ロイターによれば、原子力推進の高速攻撃型潜水艦も地域に向かっているという。
これに対し、ベネズエラの国防相はドローンによる監視と海岸線での海軍パトロールの強化を命じた。
声明では、ドローンと艦艇の「大規模な動員」が行われており、大型艦もベネズエラ領海の北方に展開されているとされる。
国境州には追加の部隊が待機態勢に入っている。
社会主義の強硬派であるニコラス・マドゥロ大統領も、
「帝国主義の侵略者と戦う準備ができている」と派手な演出を伴って宣言している。
米国側は、今回の展開は麻薬密輸対策が目的だと主張しているが、
カラカス側は、これが石油資源を豊富に持つベネズエラに対する体制転換の再始動ではないかと警戒している。
ホワイトハウスは以前から、マドゥロが**「太陽のカルテル(Cartel de los Soles)」と呼ばれる麻薬密輸ネットワークの指導者であると非難してきた。
ただし、これを裏付ける決定的な証拠は示されていない。
また、マドゥロは移民を政治的武器として利用しているとも非難されているが、
彼自身は米国の外交使節団との対話に応じる姿勢も見せている**。
マドゥロはこれらの非難を否定し、
「コロンビアとは違い、ベネズエラではコカの栽培もコカインの製造も行っていない。
米国の移民危機はカラカスの責任ではない」と反論している。
米軍艦がベネズエラ沖のカリブ海に向かっている中、緊張は高まっている。
『ニューヨーク・タイムズ』は以前、今回の海軍増強について、
「これは、トランプ氏がフェンタニルやその他の違法薬物の流入を抑えるという、主に法執行の責任とされてきた任務に軍事力を用いる意志を持ち続けていることを示している」と報じている。
マドゥロは、ズリア州とタチラ州などの国境地帯に約1万5,000人の警察・軍隊を配置し、
越境の脅威に備えている。
木曜日、マドゥロはカラカスで行われた式典で特殊部隊の隊員に勲章を授与。
国営ベネズエラ通信によれば、彼は部隊に向けてこう語った:
「やつらがベネズエラに入ることなど絶対にできない。
今日の我々は昨日よりも強い。
今日の我々は、平和・主権・領土の一体性を守るための準備がより整っている。」
https://www.zerohedge.com/political/trump-admin-moves-cut-another-49-billion-foreign-aid-funding
トランプ政権、49億ドルの対外援助予算の追加削減を提案
2025年9月1日(月)午前1時50分
著者:アルジュン・シン(The Epoch Times経由)
2025年8月28日、トランプ大統領は対外援助予算として割り当てられていた49億ドルの資金を取り消す提案を行った。
この手法は、通常必要とされる議会の承認プロセスを事実上回避できる可能性がある。
この資金は、2025会計年度の予算編成過程で国務省および米国国際開発庁(USAID)に割り当てられたもの。
なお、USAIDは現在、トランプ政権によって閉鎖手続きが進められている。
1974年の「歳出抑制法(Impoundment Control Act)」によれば、
政府は議会に資金取り消し(rescission)を要請し、議会は45日以内に承認する必要がある。
しかし、「ポケット・リセッション(pocket rescission)」とは、会計年度末(9月30日)まで45日を切った時点で提出された要請を指す。
この場合、議会審査期間中に資金が保留され、議会が期限内に行動しなければ、資金は自動的に失効する。
8月29日、ホワイトハウスの行政管理予算局(OMB)はSNS「X」でこう投稿した:
「昨夜、トランプ大統領は“アメリカ・ラスト”な対外援助49億ドルをポケット・リセッションで取り消した。」
ポケット・リセッションは非常に稀で、最後に試みられたのは1983年、レーガン大統領が海洋大気庁への200万ドルの予算削減を試みたとき。
トランプ氏は第2期に入ってから、議会に対して複数のリセッションを正式に要請しており、
7月には対外援助および公共放送向けの94億ドルの予算削減法案が議会で承認された。
リセッション要請は、議会に提出されると上下両院で単純過半数の賛成で可決可能。
つまり、少数派には阻止や修正の権限がない。
現在、議会では民主党が上下両院ともに少数派であり、トランプ氏のリセッションに抗議しているが、多くの場合効果は限定的。
民主党上院院内総務チャック・シューマー(ニューヨーク州)は8月29日の声明で、
「政権のリセッション計画の発表は、トランプ氏と共和党がこの秋、超党派の協力を拒否し、単独行動に出るつもりであることのさらなる証拠だ」と述べた。
連邦予算の議論は、9月2日に議会が再開されると同時に政治の中心課題となる。
議会は、2026会計年度の政府予算を確保するために、28日間で12本の歳出法案を可決する必要がある。
1997年以降、議会は毎年すべての法案を期限内に通過させることができず、
「継続決議(continuing resolution)」によって前年の予算水準を維持しながら、恒久法案の交渉を続けてきた。
ポケット・リセッションの対象となった資金が、継続決議によって再び有効化されるかどうかは不明。
OMBはこの件に関するコメント要請に即時の回答をしていない。
https://www.zerohedge.com/political/southwest-first-fly-secondary-cockpit-barriers-almost-24-years-after-911
9.11からほぼ24年──サウスウエスト航空が初めて副操縦室バリアを導入
2025年9月1日(月)午前0時05分
この1年、サウスウエスト航空は、搭乗方式や受託手荷物の方針を大きく変更し、他の航空会社と似た運用に移行しつつある。
しかし、同社は8月29日(金)、副操縦室バリア(secondary cockpit barrier)を初導入したことで、他社との差別化を果たした。
これは、パイロット・客室乗務員・9.11遺族らが2001年以降ずっと求めてきた安全対策である。
2023年、米連邦航空局(FAA)は、新造の商業航空機には副操縦室バリアの設置を義務づける最終規則を発表。
これは、機内サービスやトイレ休憩などで主操縦室ドアが開く際の安全性を強化するための措置。
既存機への改修義務はなく、新規納入機のみが対象。
FAAの規定では、設置された物理的バリアは、
「攻撃者が操縦室に到達する前にドアを閉めて施錠できるだけの時間を稼ぐ」ことが求められている。
当初のFAAの締切は2025年8月25日だったが、先月、2026年8月25日まで1年延期された。
米航空業界団体は、設計認証が未完了であることなどを理由に2年の延期を要請。
パイロット組合は「遅延戦術だ」と反発したが、FAAは延期を認めた。
しかし8月29日、サウスウエスト航空のフェニックス発デンバー行きの新型ボーイング737 MAX 8便が、
副操縦室バリアを搭載した初の商業運航を実施。
設計や設置位置の詳細は公表されていないが、
客室と操縦室・トイレ前の空間を分離する軽量で可動式のセキュリティゲートが基本構造とされる。
同社運航担当副社長ジャスティン・ジョーンズ氏は「機体の準備が整い次第、すぐに導入できると判断した」と語った。
9.11以降、パイロット・客室乗務員の労働組合、そして9.11で夫を失った女性たちによる活動が、
「飛行中に操縦室ドアが開く瞬間の脆弱性を補うため、副バリアの義務化」を議会とFAAに強く求めてきた。
これまで乗務員は、ギャレー用カートを通路に置いて簡易バリアを作るなどの自衛策を取ってきたが、
CBSドラマ『Seal Team』の描写でも示されるように、床から天井までのゲートに比べて効果は限定的。
昨年、投資家の圧力を受けてサウスウエストは、
長年続けてきた自由席制度を廃止すると発表。
2026年1月27日以降の便では、座席指定制が導入される。
さらに、「受託手荷物2個無料」制度も廃止。
今後は、特定の運賃クラスや会員向け特典としてのみ無料扱いとなる。
そして先週、サウスウエストは**「隣席に体がはみ出す乗客には2席分の購入を義務づける」新方針**を発表。
これも2026年1月27日から施行される。
これまで同社は、事前購入+後日返金、または空港で無料追加席の申請という柔軟な対応をしていたが、
今後は、出発時に満席でない場合かつ同一予約クラスである場合のみ返金対象となる。
「西洋文明を腐食させる」と批判される団体「全米肥満受容推進協会」の代表ティグレス・オズボーン氏は、
『ニューヨーク・タイムズ』に対し、「この変更は我々にとって壊滅的だ」と語った。
「サウスウエストは、多くの肥満者にとって唯一の希望だったが、その灯が消えた」と嘆いた。
もしそうなら、燃料節約にはつながるかもしれない。
https://www.zerohedge.com/medical/new-recall-potentially-radioactive-cocktail-shrimp-27-us-states
米27州で販売されたカクテルシュリンプに放射性物質の可能性──新たなリコール発表
2025年8月31日(日)午前6時30分
著者:ナヴィーン・アスラプリー(The Epoch Times経由)
米食品医薬品局(FDA)は8月28日、ウォルマート店舗で販売されたカクテルシュリンプに関して、不衛生な環境で調理・包装・保管された可能性があり、放射性物質セシウム137(Cs-137)に汚染された恐れがあるとして、新たなリコールを発表した。
シアトル拠点のAquaStar(USA)社は、インドネシアから輸入された6オンス入りのカクテルシュリンプ約26,460パックをリコール。
販売期間は7月31日?8月16日で、対象州は以下の27州:
アラスカ、アラバマ、アーカンソー、コロラド、ジョージア、アイオワ、アイダホ、イリノイ、インディアナ、カンザス、ケンタッキー、ルイジアナ、ミシガン、ミネソタ、ミズーリ、ミシシッピ、モンタナ、ノースダコタ、ネブラスカ、オハイオ、オクラホマ、オレゴン、サウスダコタ、テネシー、テキサス、ワシントン、ウィスコンシン。
前日の8月27日には、FDAが17州で販売された冷凍調理済みシュリンプに関しても同様のリコール警告を発表。
この場合、同じAquaStar社が**Kroger Mercadoブランドの中サイズ・皮むき・尾なしシュリンプ(2ポンド入り約18,000袋)**をリコールしている。
両リコールは、ウォルマートや他の流通業者による最近のリコールの拡大措置。
FDAによれば、Cs-137は人工的に生成された放射性同位体で、非常に反応性の高い金属セシウムの一種。
環境汚染地域で育てられた水産物や農産物には、高濃度で含まれる可能性がある。
米疾病予防管理センター(CDC)によると、Cs-137への曝露は、汚染された食品や液体の摂取、または汚染された空気の吸入によって起こる。
高濃度の放射性セシウムが体内または周辺に存在すると、吐き気、嘔吐、下痢、出血、昏睡、死に至る可能性がある。
FDAは、低線量でも繰り返し摂取することでDNA損傷やがんリスクの増加につながると警告している。
今回リコールされたウォルマート商品は冷蔵状態で販売され、賞味期限は12日間。
パッケージは透明プラスチックトレイに赤と白のラベル付きで、UPCコードは19434612191。
ロット番号は10662 5106、10662 5107、10662 5124、10662 5125。
Kroger Mercadoブランドのリコール対象商品は、以下の店舗で7月24日?8月11日に販売された:
Baker’s、Gerbes、Jay C、Kroger、Mariano’s、Metro Market、Pay Less Supermarkets、Pick ‘n Save。
対象州はアラバマ、アーカンソー、ジョージア、イリノイ、インディアナ、カンザス、ケンタッキー、ミシガン、ミズーリ、ミシシッピ、ネブラスカ、オハイオ、サウスカロライナ、テネシー、バージニア、ウィスコンシン、ウェストバージニア。
MercadoはKrogerのラテン系食品を中心としたプライベートブランド。
両リコール対象のシュリンプは、インドネシアのPT. Bahari Makmur Sejati(BMS Foods)社で加工されたもの。
FDAは、製品の調査と並行して、輸送用コンテナ内でのCs-137汚染報告についても調査中。
Kroger製品は2ポンド入りの透明プラスチック袋に白ラベル付きで、以下のコードが記載:
UPC 011110626196、ロット番号10662 5139、賞味期限2027年11月19日。
UPC 011110626196、ロット番号10662 5140、賞味期限2027年11月20日。
FDAによれば、現時点で健康被害の報告はない。
The Epoch TimesはKrogerおよびWalmartにコメントを求めたが、記事掲載時点では回答なし。
消費者に対しては、該当商品を食べずに廃棄するか、購入店舗に返却して全額返金を受けるよう要請されている。
8月26日、ロバート・F・ケネディ・ジュニア保健長官は、
「FDAが放射性シュリンプに関する警告を出したことを受け、米国に輸入されるシュリンプの検査を強化している」と閣僚会議で発言。
ケネディ氏はさらに、
「南アジア諸国が汚染されたシュリンプを米国に投棄している。
我々はCs-137で汚染された輸入品を止めたばかりだ」と述べた。
「彼らはシュリンプを養殖し、殺菌剤や抗生物質、その他の化学物質を使っている。
その結果、シュリンプは非常に汚染されており、欧州諸国は受け入れを拒否している。
だから全部米国に流している。
我々の漁業は世界で最も持続可能かつ規制が厳しい。
米国の漁師たちの仕事は素晴らしい。
しかし、メキシコ湾やアラスカのトロール船は次々と操業停止に追い込まれている」と語った。


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