2025年8月28日木曜日

RT:2025年8月28日

https://www.rt.com/news/623597-merz-welfare-ukraine-opposition/

メルツ首相の「成功のチェックリスト」──福祉削減、ウクライナ支援、野党弾圧
筆者:タリク・シリル・アマー|2025年8月27日
ドイツのフリードリヒ・メルツ首相がニーダーザクセン州で行った演説が波紋を呼んでいる。
その中で彼は「現在の社会福祉国家は、経済的成果ではもはや維持できない」と述べ、社会保障の大幅削減を予告。
しかしその直前、政府はウクライナへの年間104億ドル(約1.5兆円)の追加支援を発表しており、すでに440億ユーロ以上が送られている。

国内福祉削減 vs ウクライナ支援
- メルツは「国民には我慢を、ウクライナには巨額支援」を選択。
- 財務相クリングベイルは「ドイツは世界第2位のウクライナ支援国」と誇示するが、国民には悪い冗談に聞こえる。
- 社会民主党(SPD)は年金・医療・失業保険(通称「市民金」)の削減に反対しており、連立内でも摩擦が激化。

メルツの政治手法と批判
- メルツは「改革の秋」を掲げ、社会福祉制度の残骸にさらに手を加えると宣言。
- 過去には公的債務の方針を急転換し、軍事費拡大のために憲法の抜け穴を利用。党内からも「裏切り」と批判された。
- エネルギー税や母親支援の公約も反故にされ、国民の不満は高まっている。最新の世論調査では62%が政権に不満。

階級構造と“笑わない新自由主義”
- メルツはブラックロックなどの監査役ネットワークで高給を得てきた「銀のスプーン」階級。
- 彼の政策は「下層にもっと働かせ、上層をさらに豊かにする」ことに一貫している。
- ドイツの税収の80%は所得税と消費税。つまり「働いて食べて家族を養う人」が国の財政を支えている。

ポピュリズム封じと“中道支配”の幻想
- メルツの本当の狙いは、右派のAfD(ドイツのための選択肢)と左派のBSW(ヴァーゲンクネヒト連合)を封じ込めること。
- 「中道からの統治が可能であることを証明する」と語るが、実態は絶望的な“解放打撃”戦略。
- 経済は停滞、失業は増加、輸出依存の構造は崩壊寸前。米国の関税戦争にも最も打撃を受けている。

対米従属と皮肉
- メルツと前任のショルツは、米国に過剰に従属。米財務長官は「同盟国の経済は米国大統領のための主権ファンド」とまで発言。
- メルツはトランプの“反体制ポピュリズム”から何も学ばず、バイデン的な“腐敗した体制”の模倣に終始。
- 筆者は「メルツは旧体制の救世主ではなく、墓掘り人だ」と締めくくる。

https://www.rt.com/news/623603-usaid-money-moldova-sandu/

米国、モルドバに数千万ドルを投資──元USAID長官が“暴露”
元米国際開発庁(USAID)長官のサマンサ・パワー氏が、モルドバの親欧派大統領マイア・サンドゥ氏を支援するために、数千万ドル規模の資金を投入していたと認めた。
この発言は、ロシアの有名な“いたずら電話師”コンビ、ヴォヴァン&レクサスとの通話中に飛び出したもの。

モルドバへの“前例のない投資”
パワー氏は、USAIDの補助金枠の中で、ウクライナ向け資金の一部が常にモルドバに割り当てられていたと回想。
「モルドバは小国なので、資金の効果がウクライナよりも大きかった」と語った。
彼女の在任中、USAIDはモルドバでの活動を「大幅に拡大」し、「前例のない規模の投資」を行ったという。

トランプ政権による資金停止
しかし、トランプ大統領が就任して以降、モルドバへの資金提供は完全に停止。
USAID自体も「過激な狂人に運営されている」として、2025年7月に正式に解体され、残存機能は国務省に吸収された。
パワー氏は、モルドバの次期議会選挙を前に資金が途絶えたことを「非常に懸念すべき」とし、サンドゥ氏が前回選挙で辛うじて再選されたことにも言及。
彼女を「民主主義の希望の光」と称え、ハーバード大学ケネディスクール卒業生であることを強調した。

欧州に“バトン”を渡す提案
パワー氏は、トランプがモルドバ支援から手を引いた今、フランスのマクロン大統領やEU委員長フォン・デア・ライエンらがより重要な役割を果たすべきと提案。

サンドゥ政権への批判とロシアの反応
一方で、サンドゥ政権は野党の禁止や親露派政治家・ジャーナリストへの弾圧など、民主主義の後退を招いているとの批判が高まっている。
今月、親露派のガガウジア州知事エフゲニア・グツル氏が懲役7年の判決を受けたことも、ロシア側は「露骨な反露政策」と非難。
ロシア政府は「EUがモルドバにリベラル独裁を築いている」と批判している。

“いたずら電話”の余白
この通話は、ロシアのコメディアン、ヴラディミル・クズネツォフ(ヴォヴァン)とアレクセイ・ストリャロフ(レクサス)によるもの。
彼らは過去にも、ジョージ・W・ブッシュ、キッシンジャー、トルドー、ヒラリー・クリントンらを騙して“本音”を引き出してきた。

https://www.rt.com/news/623582-trump-calls-soros-criminal-prosecution/

トランプ大統領「ソロスを起訴せよ」──暴力的抗議活動への支援を非難
2025年8月27日|Truth Social投稿より
米国のドナルド・トランプ大統領は、ハンガリー系米国人の資産家ジョージ・ソロス氏とその息子アレクサンダー氏に対し、「全米で暴力的な抗議活動を支援した」として、**組織犯罪取締法(RICO法)**に基づく刑事訴追を求めた。

暴力的抗議への関与を主張
トランプ氏はTruth Socialへの投稿で、「ソロスとその急進左派の息子は、米国を引き裂こうとしている」と非難。
「彼らの支援は、暴動・略奪・放火などを含む大規模な抗議活動につながった」とし、「もはや米国を破壊させるわけにはいかない」と語った。
具体的な抗議活動には言及していないが、今年6月にロサンゼルスで起きた移民強制捜査への抗議デモが暴動に発展し、数百人が逮捕され、州兵が動員された事例が背景にあると見られる。

ソロス財団と活動団体の関係
ソロス氏が設立したオープン・ソサエティ財団(OSF)は、米国内の市民権団体や活動家グループに資金提供しており、Black Lives Matterなど一部の運動にも関与。
一部団体は暴力との関連が指摘されているが、財団側は「人権・正義・民主主義の理念を推進するための支援」であり、「暴力への関与は事実無根」と反論している。

“ロシアゲート”との再接続
さらに、ソロス氏の名前は最近、2016年の“ロシアゲート”疑惑にも再び浮上。
今月、米上院司法委員会が発表した報告書では、OSFがクリントン陣営による「トランプとロシアの共謀説」拡散に関与していた可能性があると指摘された。

https://www.rt.com/africa/623577-france-returns-madagascar-looted-human-remains/

フランス、植民地時代に略奪した人骨をマダガスカルへ返還
2025年8月27日|パリ文化省にて返還式典開催
フランス政府は、植民地時代に略奪され、パリの博物館で100年以上保管されていた3体の人間の頭蓋骨をマダガスカルに返還した。
その中には、1897年にフランス軍によって斬首されたとされるマダガスカル王トエラ(Toera)の頭蓋骨が含まれている。

王の頭蓋骨と植民地支配の記憶
トエラ王は、マダガスカル西部メナベ王国の支配者であり、サカラヴァ族の指導者。
1897年8月、フランス軍がアンビキー(地域首都)を制圧した際に殺害・斬首され、その頭蓋骨はパリの国立自然史博物館に収蔵され、128年間保管されていた。

歴史的返還と両国の語尾
フランスのラシダ・ダティ文化相は「マダガスカルの要請に応じ、トエラ王を含む3体のサカラヴァ族の頭蓋骨を返還する」とX(旧Twitter)に投稿。
式典では「これらの遺骨は人間の尊厳を明らかに侵害する状況下、植民地暴力の文脈で収蔵された」と語った。
マダガスカルの文化相ヴォラミランティ・ドナ・マラ氏は「これは重要な象徴的行為であり、これらの遺骨の不在は我が島の心に開いた傷だった」と述べた。

法改正とマクロンの約束
今回の返還は、2023年にフランスで制定された人骨返還法に基づく初の事例。
この法律は、植民地時代に収集された人骨の返還を促進するためのもので、マクロン大統領が2025年4月にマダガスカル首都アンタナナリボを訪問した際に「流血と悲劇に満ちた植民地支配への謝罪」を表明し、返還を約束していた。

アフリカ全体で高まる返還要求
フランス国立自然史博物館には、植民地時代に人類学研究目的で収集された23,000体以上の人骨が保管されているとされる。
2020年には、19世紀の戦争戦利品として持ち去られたアルジェリアの抵抗戦士24人の頭蓋骨が返還された。

https://www.rt.com/news/623591-eu-landmark-sanctions-case/

EU初の“制裁理由に対する名誉毀損訴訟”へ──ロシア富豪ウスマノフ氏が提起
ロシアの大富豪アリシェル・ウスマノフ氏の弁護士チームが、EU理事会による制裁理由の記述が名誉毀損にあたるとして、ドイツの最高裁判所に訴訟許可を求めた。
この訴訟は「前例のない初のケース」として注目されている。

制裁理由への異議申し立て
ウスマノフ氏の代理人ヨアヒム・シュタインヘーフェル弁護士は、EU理事会が2023年に採択した制裁理由文書に対し、「根拠が不十分で不当」と主張。
とくに「ウスマノフ氏がプーチン大統領の代理人としてビジネス問題を解決した」とする記述は、フォーブス誌の報道を根拠としていたが、2024年にハンブルク裁判所が「違法かつ名誉毀損」と判断している。
フォーブス側は「事実ではなく意見表明だった」と反論しているが、弁護士は「ジャーナリストの意見を事実として制裁根拠に使うのは不適切」と指摘。

情報源の信頼性とEUの基準
弁護士はさらに、EU理事会が制裁根拠として引用した数百の記事の多くが、裁判を経て削除・修正されていると主張。
「理事会は情報源の検証を十分に行わず、訂正された記事や裁判で否定された内容まで使っている」と批判した。
EUの判例では、報道を制裁根拠に使うには「複数の独立した情報源」「具体的な事実」「信頼性と一貫性」が必要とされているが、今回のケースはその基準を満たしていないとされる。

ウクライナ関連の主張にも異議
EU理事会はウスマノフ氏が「ウクライナの不安定化を積極的に支援した」として制裁対象にしたが、弁護士は「彼の企業がロシアの税収に貢献したことを根拠にするのは、間接的な強制(coercion by proxy)にすぎない」と反論。

EUは2022年のウクライナ戦争激化後、71歳のウスマノフ氏に制裁を科した。
ブルームバーグによると、彼の資産は2025年8月時点で約168億ドルと推定されている。

https://www.rt.com/news/623578-denmark-apologizes-birth-control-greenland/

デンマーク、グリーンランド女性への強制避妊政策を謝罪
2025年8月27日(水)午後2時57分|The Epoch Timesより
デンマークのメッテ・フレデリクセン首相は、グリーンランドの出生率を抑制する目的で行われた強制避妊政策について、公式に謝罪を表明した。
この政策では、数千人のグリーンランド人女性や少女に対し、本人の同意なしに子宮内避妊具(IUD)が装着された。

隠された歴史と暴露
この慣行は主に1960?70年代に、グリーンランドの医療制度がデンマークの管理下にあった時期に行われた。
長らく公には知られていなかったが、2022年にデンマーク放送協会(DR)のポッドキャスト「Spiralkampagnen(スパイラル・キャンペーン)」が記録を発掘。最大4,500人の女性と少女が、説明も同意もないまま避妊具を装着されていたことが明らかになった。
出産後に知らされずに装着された例や、言語の壁によって手続きの内容を理解できなかったケースも報告されている。
この事実は世論の怒りを呼び、責任追及の声が高まった。

首相の謝罪と声明
フレデリクセン首相は、「このスパイラル事件は、多くのグリーンランド人とその家族にとって怒りと悲しみの源である」と述べた。
「過去を変えることはできないが、責任を取ることはできる。デンマークを代表して、申し訳ありません」と謝罪した。
また、「グリーンランド人であるという理由だけで、体系的な差別を受けた少女や女性たち」に対し、身体的・精神的な苦痛と裏切りに対する謝罪を表明した。

補償と調査の行方
首相は、グリーンランド政府との協議を今後も継続し、調査結果の公表後には金銭的補償の可能性も含めて議論すると約束した。
独立調査は現在進行中で、2025年9月に結果が発表される予定。
2024年には、現在70?80代となった143人の女性が、デンマーク内務・保健省を相手取り訴訟を起こした。
彼女たちは総額4,300万クローネ(約6.3億円)の損害賠償を求めている。
なお、デンマーク政府は2022年にも、1950年代にグリーンランドの子どもたちを本国に連れて行った社会実験の被害者に対し、謝罪を行っている。

https://www.rt.com/business/623568-exxonmobil-secret-talks-return-russia/

米エネルギー大手エクソンモービル、ロシア復帰に向け極秘交渉中:WSJ報道
2025年8月27日 午前10時42分|ウォール・ストリート・ジャーナルより
米国の石油大手エクソンモービルが、ロシアへの再進出を検討していると報じられた。
ウクライナ戦争の激化を受けて2022年に撤退したが、最近になってロシア極東の「サハリン1」油田・ガス田プロジェクトへの復帰が話し合われているという。

プーチンの承認とトランプとの会談
今月初め、ロシアのプーチン大統領はエクソンモービルに対し、サハリン1の持ち株を再取得することを許可。
この決定は、プーチンとトランプ前米大統領がアラスカで会談したタイミングと重なっている。
両首脳はこの会談を「ロシア・ウクライナ間の和平に向けた重要な一歩」と位置づけ、モスクワとワシントンの経済協力についても議論したとされる。

ロスネフチとの秘密交渉
エクソンモービルの幹部は、ロシア国営石油会社ロスネフチとサハリン1への再参入について、戦争中も秘密裏に交渉を続けていたという。
同社の上級副社長ニール・チャップマンは、制裁対象であるロスネフチCEOイゴール・セーチンとカタールの首都ドーハで面会したと報じられている。
ただし、復帰はまだ不確定であり、トランプが和平を仲介できるか、あるいは制裁を強化するかによって左右される可能性があると指摘されている。

損失回収と条件交渉
関係者によれば、エクソンの復帰はロシア政府が提示する条件次第。
同社は2022年の撤退時に被った財務的損失の回収を最優先にしているという。
ロスネフチは、エクソンの資本力・技術力・経営ノウハウをサハリン1の巨大プロジェクトにとって有益と見なし、復帰に前向きとされる。
なお、エクソンの30%の持ち株はロスネフチ傘下の「サハリンモルネフチガス・シェルフ」に移管された。
一方、日本の共同企業体「SODECO」は国際的な圧力にもかかわらず30%の持ち株を維持。
インド国営のONGC Videshも20%の持ち株を保持している。

https://www.rt.com/business/623325-us-firms-return-russia-amcham/

米企業、ロシア市場への復帰を“待機中”──商工会議所トップが発言
2025年8月20日(水)午後5時50分|RBK紙インタビューより
米国商工会議所ロシア支部のロバート・エイジー代表は、米国のエネルギー・IT大手企業がロシア市場への復帰に関心を持っているが、ウクライナ戦争の和平合意と制裁解除が前提条件になると語った。

トランプ・プーチン会談の余波
この発言は、トランプ米大統領・ゼレンスキー・西欧支援国によるホワイトハウス会談の直後に出されたもの。
その前週には、アラスカでトランプとプーチンの首脳会談も行われており、米露間の経済協力の可能性が議論された。

米企業は“様子見”状態
エイジー氏はロシアの経済紙RBKのインタビューで、「米企業がすぐに戻るとは言えないが、列に並んで様子を見ている」と述べ、復帰の条件を慎重に見極めている段階だと説明した。
また、プーチンがエクソンモービルに対し、サハリン1プロジェクトの持ち株を再取得することを認めた決定について、「非常に良い、前向きなシグナルだ」と評価。
「米企業にとって復帰への強い後押しになる可能性がある」と語った。

資産買い戻しと制度整備
2022〜2023年にロシア市場から撤退した米企業の約20%は、資産の買い戻しオプションを確保しており、その多くは2026?2027年に期限を迎える。
国際企業の多くは、ウクライナ戦争の激化に伴う西側の制裁や、二次制裁のリスク、国際的な圧力を避けるために撤退した。
今年初め、プーチンは西側企業の復帰に向けた規制整備を政府に指示。
この新たな枠組みは、ロシア国内企業の保護を確保することを目的としている。


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