ラリー・C・ジョンソン:トランプとスコット・ベセント、イランとの和平交渉のチャンスを自らドブに捨てる
Donald Trump and Scott Bessent Destroy Any Chance to Negotiate an End to the War with Iran
16 April 2026 by Larry C. Johnson
(2026年4月16日 ラリー・C・ジョンソン執筆)
まず、結論から先に言うわ。レバノンとヘズボラを含めた停戦が広がって、ええ感じの動きがあったんやけど、トランプ政権がイランに対して新しい制裁を発表しよった。これでイランとの交渉のチャンスは完全に消えたわ。トランプが方針を変えん限り、アメリカはまたイランへの攻撃を再開するやろうし、ホルムズ海峡封鎖で火がついた世界経済危機は、もっとひどいことになる。
外交と取引が激しく動いた、ホンマに無茶苦茶な一日やった。最初は、かすかな希望があったんや。レバノンとイスラエルの間で停戦の発表があったんやけど、そこにヘズボラが含まれてるんか最初はハッキリせんかった。でも、東部夏時間の午後5時までには、ヘズボラとイスラエルの両方に適用されることが確認された。まあ、実際に「魔の時間」が来るまでは、お互い撃ち合い続けてたんやけどな。
イラン外務省の報道官、イスマエル・バカエイはこの展開を歓迎してこう言うてる。
「レバノンでの戦争停止は、イランとアメリカの間の停戦合意の一部やった。
我々は最初から、レバノンを含む地域全体での同時停戦が必要やって強調してきたんや。
侵略に立ち向かったレバノン国民と抵抗勢力の粘り強さを称えたい。パキスタンの貴重な努力、特にここ数時間の働きには感謝しとる。
レバノンの人々や政府への連帯を表明するとともに、占領地からシオニスト勢力が完全に撤退することを強調させてもらうわ。
囚人の解放、避難民の帰還、そして国際社会の支援による破壊された地域とインフラの再建が必要やな。」
これ自体はええ話なんやけど、トランプ政権はイラン側が交渉の絶対条件にしてる「制裁解除」を突っぱねよった。それどころか、アメリカの財務長官はイランと中国をターゲットにした、広範囲にわたる新しい制裁をぶち上げた。
スコット・ベセントは4月14日から15日にかけて、イランの最大の石油の買い手である中国を狙い撃ちにして、経済的圧力を強めるって強気な発言を連発しとる。ベセントは今回の制裁を、前に行われたアメリカとイスラエルの実力行使(軍事攻撃)の「金融版」やと言うて、「オペレーション・エコノミック・フューリー(経済の怒り作戦)」と呼んでる。イランの不法な石油販売や密輸ネットワークからの収入源を、完全に断ち切るつもりや。
ベセントは、イランの石油を買い続けたり、イランの金を口座に通したりする国、企業、金融機関には、どこであっても「二次的制裁」を課すと言うてる。「これはめちゃくちゃ厳しい措置やぞ」と。もし銀行の口座にイランの資金が流れてる証拠が見つかったら、即座に制裁対象やと、ハッキリ警告しよった。
ベセントはそのまくし立てるような話の中で、すでに中国の2つの銀行に対して、アメリカ財務省から正式な書簡を送ったこともバラした。「もしイランの取引を処理してるのが見つかったら、二次的制裁のリスクがあるぞ」という内容やな。銀行の名前は言わんかったけど、同じような手紙は中国、香港、UAE、オマーンの金融機関にもばらまかれてる。
さらにベセントは、中国がこの紛争中に石油を溜め込んで(世界市場の安定を助けるどころか)、特定の商品の輸出を制限し、イラン産の原油を大量に買い続けてると非難した。これは、イランの石油輸出の90%以上、中国のエネルギー需要の約8%にあたる量や。彼はこれを、コロナの時に中国が医療品を溜め込んだことや、過去にレアアースの輸出で脅してきたことになぞらえて、「信頼できんパターンの繰り返しや」と呼んでる。ベセントは、ホルムズ海峡のアメリカ海軍による封鎖と、この制裁の脅しを組み合わせれば、中国がイランの石油を買うのをやめるやろうと、アホみたいに信じとる。「新しい強制措置の下では、中国はもうイランから石油を手に入れることはできん」とまで断言しよった。
追い打ちをかけるように、ベセントはイラン(とロシア)の石油に対する制裁免除を取り消すと発表。イランの石油輸送インフラや、シャムハニ一族を含むエリート密輸ネットワークを標的にし、海外にあるイラン指導部の資金も凍結するつもりや。湾岸諸国も、隠されたイランの口座を暴くのに協力してるらしい。
ここで強調しておきたいのは、ベセントがこれらの発言をしたのは、アメリカとイランの紛争でようやく脆い停戦が成立した直後の、ホワイトハウスでのブリーフィング中やったってことや。彼の目標は、大規模な軍事作戦を再開せん代わりに、制裁と封鎖による「最大級の圧力」で、イラン政権に最大限の経済的苦痛を与えること。割引価格の石油を一番買うてくれる中国が最大のターゲットや。ベセントは、この政策を「テロと代理勢力への資金を断つための、トランプ大統領の下での政府一丸となったアプローチ」やと位置づけとる。
もしベセントがこれからの24時間以内に方針を撤回せんかったら、イランとアメリカの間の交渉はもう二度とあらへん。先週の土曜日にイスラマバードで行われた第1回交渉の裏には、中国の大きな尽力があったんや。ベセントが中国を公然と脅したことで、中国側はブチ切れてるし、「アメリカは交渉相手として全く信用できん。単なる敵や」という確信を深めさせてしもた。
アメリカが中国を利用してイランにプレッシャーをかけ、ホルムズ海峡を開かせようとしていた希望は、これで完全に消えたな。中国をいじめて屈服させようとするこのお粗末で弱々しい試みは、今まさに裏目に出てる。中国の金融アナリスト、ショーン・フーも、ベセントの図々しい脅しに腰を抜かしてるわ。中国側にはメッセージは届いた。アメリカが方針を変えん限り、習近平とトランプが中国で会うことはもうない。
今日はポッドキャストで忙しい一日やった。まずはダニー・デイビスとの対談から始めたんやけど……


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