ラリー・C・ジョンソンのSONAR21:2026年07月07日 なんでロシアはウクライナを打ち負かせへんのか?他
https://sonar21.com/correcting-the-record-on-the-uss-boxer/
USSボクサーに関する記録の訂正
2026年7月7日 ラリー・C・ジョンソン
この前スレイマンとのインタビューで、CENTCOMがUSSボクサーをオマーン湾に派遣するゆう発表しよったとき、わし驚いて疑いの目で見てもうたんや。3月初めに出航して、ペルシャ湾に向かうゆう報道が広くされとったからな。せやけど、わしが間違うとったみたいやわ。
第11海兵遠征隊(MEU)が2200人の海兵隊員を乗せて2026年3月18日にサンディエゴから出航したとき、これは「エピック・フューリー作戦」に参加するために派遣されるっちゅうのが広く理解されとったんや。第11MEUはUSSボクサーに乗って出航して、水陸両用即応群(ARG)の一部やったんやな。ARGゆうのは、3隻の水陸両用戦闘艦が一緒に展開する編成を指す、海軍の標準用語やねん。典型的な構成は――ボクサー群がまさにこの通りなんやけど――大型甲板の水陸両用強襲揚陸艦(LHDかLHA、ボクサーみたいなん)が旗艦を務めて、水陸両用輸送揚陸艦(LPD、ポートランドみたいなん)が1隻、ドック型揚陸艦(LSD、コムストックみたいなん)が1隻、いう組み合わせやねん。
ボクサーが3月18日から19日にかけてサンディエゴを出航したとき、行き先は実際のところ未定やったんや――当時の軍関係者は、この編成がアジア方面のトリポリARGと交代するか、あるいはトリポリ群に続いて中東の「エピック・フューリー作戦」に加わるか、どっちかやろうと匂わせとった。3月29日から30日頃に真珠湾に到着して、そこから4月1日にはすぐハワイを離れて西へ向かったんや。そこから約3か月間、太平洋で過ごしとって、中東やなかってん。最初は4月22日から28日にかけてグアムと北マリアナ諸島で台風シンラクの救援活動をやっとった。その後スリガオ海峡を通過。ボクサーは5月17日にアンダマン海に入って、続いて6月2日と再び6月13日に南シナ海、それから6月20日から22日頃にシンガポール、その後インド洋を横断したんや。
そして今は7月、CENTCOMが発表したんは、ボクサーとポートランド――ARGの残り2隻――が、予定通りの展開の一環として中東で活動しとるっちゅうことで、第3隻のUSSコムストックはすでに5月初めから現地入りしとったっちゅうことも触れとった。7月5日のサンディエゴ地元報道では、この編成が6月30日に到着して、キャンプ・ペンドルトンの海兵隊員約2200人を乗せとったことが確認されて、ボクサーの航空部隊――F-35B、オスプレイ、ヘリコプター、それにウェルデッキのホバークラフト――についても報じられとったんや。
ほな、一体何が起こっとるんや? わしの見立てでは、これはしょぼい示威行動やと思うわ。まあ、一部のSNS煽動家は、トランプがこの地域のどっかの海岸に強襲上陸させるんちゃうかて気を揉んどるけどな。アリー・ハーメネイー師の葬儀がまだ続いとる最中やから、アメリカがなんぞ軍事行動に出るとは思えへんのや。もし月曜遅くの報道であったように、イランがオマーン海域を密かに通過しようとした船をさらに2隻攻撃したっちゅう件を受けてアメリカがイランを攻撃するっちゅう決断をしたら、イランは2週間前のミサイルとドローンの応酬より、もっと激しく、もっと強烈に反応するやろな。
あの船に閉じ込められとる海兵隊員たちがちょっと気の毒やわ。米海兵隊の活動につきものの訓練や運動を普通にやるんは難しいやろな。どうやらオマーン沖に留まることになりそうやし……上陸許可が出るんかどうかもわからへん。オマーンは、パーティー天国とか、冷えたビールをガンガン提供する場所として知られとる国やないからな。
それはそうと、アリー・ハーメネイー師の葬儀は、参列者数で記録を打ち立てつつあるんや……その数は4000万人を超えると見込まれとって、これはイランの全人口のほぼ半分に相当するんや……で、西側は師が不人気やったて主張しとったんやろ。これは人類史上、前例のない出来事やわ……こんな大規模な弔問客の集まりは、これまで一度もあらへんかったんちゃうかな。
https://sonar21.com/why-cant-the-russians-defeat-ukraine/
なんでロシアはウクライナを打ち負かせへんのか?
2026年7月6日 ラリー・C・ジョンソン
わしの友人――アメリカの防衛分野で豊富な経験持っとる、しっかりした分析家や――から、こないなメールと質問をもろたんや。ええ質問やから、答えてみよと思うわ。彼はこう書いとった。
親愛なるラリーへ
興味深いメッセージ読ませてもろたで。今病院におって、スマホしか使われへんのや。ほんで質問なんやけど。もしあんたの数字が正しいんやったら、なんでロシアはウクライナ人を打ち負かせへんように見えるんや? 領土的な前進があんまりできてへんみたいやし、今はクリミアで大きな圧力を受けとる。それに、製油所や港を含む重要インフラの防衛にも大きな問題を抱えとって、そのせいで深刻な燃料不足になっとると思うんや。
要するに、ロシアは補給の優位性を戦場での成果にちゃんと転換できてへんし、自国領内の重要な資産を守るのにも苦労しとる。
コメントもらえたら嬉しいわ
「ウクライナを打ち負かす」ゆうんは、どういう意味なんやろな。特別軍事作戦(SMO)の開始時点で、ロシアはウクライナを征服するつもりはあらへんかったんや。2022年2月24日モスクワ時間午前5時30分に放送されたテレビ演説で、プーチンはこないな言葉で侵攻を発表したんや(クレムリンの公式英訳から)。
この作戦の目的は、8年もの間キーウ政権による屈辱とジェノサイドに直面してきた人々を守ることや。そのために、わしらはウクライナの非軍事化と非ナチ化を目指すし、ロシア連邦の市民も含む民間人に対して数多くの残虐な犯罪を犯した者らを裁判にかける。
キーワードは「非軍事化」――ロシア語でdemilitarizovat’――やったんや。彼はゼレンスキー政権のことを「キーウに居座って、ウクライナの全国民を人質に取った麻薬中毒者とネオナチの集団」と表現しとったんや。
さらにこうも述べとった。
わしらの計画にはウクライナ領土の占領は含まれてへん。誰にも力ずくで何かを押し付けるつもりはあらへん。
ロシアは2022年2月24日の初期侵攻に約15万~19万の兵力を投入したんやけど、これは戦前の大隊戦術群(BTG)の利用可能なプールのほぼ全部――利用可能な約120個のBTGのうち約100個――から引っ張ってきたもんやったんや。
当初の目的は、ウクライナを交渉のテーブルに着かせるのに十分な軍事的圧力をかけることやった……その目標は達成されたんや。ナポリターノ判事、マリオ・ナウファル、それにわしがラヴロフ外相にインタビューした2024年3月13日、ラヴロフ氏は、提案されたイスタンブール・コミュニケがウクライナ側から提供された文書に基づくもんやったと強く断言したんや。
ウクライナ側交渉官デイビッド・アラハミアとロシア側外交官ウラジミール・メディンスキーが率いる代表団は、エルドアン大統領を仲介者としてイスタンブールで会談したんや。草案合意(「イスタンブール・コミュニケ」あるいは和平案草案と呼ばれることもある)が話し合われて、両者はウクライナの中立性、ウクライナ軍への制限、安全保障の保証、クリミアとドンバスの地位を含む暫定合意に達したんや。ほんでからアメリカとイギリスが介入して、ウクライナに交渉から手を引かせよったんや。
その時点でロシアの作戦は変化し始めたんや。ロシアは1か月の戦闘の末、2022年5月に戦略都市マリウポリの制圧に成功して、ルハンシクとドネツクをウクライナの支配から解放する作戦を始めたんや。せやけど、クレムリンはこれを引き続き特別軍事作戦(SMO)として扱うたんや――つまり、ルハンシクとドネツクの制圧に限定した作戦やったわけやな。
ルハンシク州
2022年9月1日時点で、ロシアはルハンシク州の約95~98%を制圧しとった――実質的にはほぼ全域やな。ロシアは2022年7月3日、州内最後の主要ウクライナ支配都市やったリシチャンシクが陥落したことを受けて、完全制圧を宣言しとったんや。一部の小さな地域や村落は技術的に係争中か不明確なままやって、それが数字が100%に届かへん理由やねん。ウクライナはその後2022年9月末にビロホリフカ村を奪還して、わずかなウクライナの存在が続いとったことを確認したんやけど、これはロシアのほぼ完全な優位に対する小さな例外に過ぎへんかったんや。
ルハンシク州の面積は26,684km2やねん。2022年2月の侵攻前、ロシア系分離主義者は2014年以来、州の約6,800km2――およそ25%――を、ルハンシク市を中心に支配しとった。残り75%は全面侵攻の最初の5か月間で奪取されて、セベロドネツク・リシチャンシクの戦い(2022年5月~7月)が決定的な作戦やったんや。
ドネツク州
2022年9月1日時点で、ロシアはドネツク州の約55~60%を制圧しとった。併合に関するウィキペディアの記事は、2022年9月30日の併合宣言時点での状況として、その時点でロシアがドネツクの約60%を掌握しとったと述べとる。PBSの2022年6月の報道は、この数字を約50%としとった。この2つのデータ点――6月に50%、9月末に60%――の推移から、9月1日時点は約55~58%と推測できるんや。
ドネツク州の面積は26,517km2やねん。そのうち、ロシア系分離主義者は2014年以来、約8,800km2――およそ3分の1――を、ドネツク市を中心に支配しとった。2022年の侵攻は、南にマリウポリ(2022年5月20日陥落)を通って、北にセベロドネツク回廊を通って、ロシアの支配を拡大したんや。2022年9月1日時点で、州内の主要なウクライナ支配都市には、バフムト(当時激しい攻撃下やったけどまだウクライナのもんやった)、アウディーイウカ、スロビャンシク、クラマトルシク、コスチャンティニウカ、ザポリージャ市がまだ含まれとって――これら全部が、その後の戦闘の焦点になっていくんや。
9月はウクライナ戦局において転換点となる月やったんや。ロシアは2022年9月23日から27日にかけて、占領下の4州――ドネツク、ルハンシク、ザポリージャ、ヘルソン――で同時に住民投票を実施したんや。プーチンは2022年9月30日に正式な併合条約に署名したんや。
ロシア占領当局が発表した結果は以下の通りやった。
ヘルソン: 賛成87.05%
ドネツク: ロシア編入に賛成99.23%
ルハンシク: 98.42%
ザポリージャ: 93.11%
同じ時期に、ウクライナは攻勢を仕掛けて、ロシア軍をハルキウ州から撤退させることに成功したんや。ロシアはこの攻撃に対して準備不足やって、州から撤退したんや。この時期に、ロシア参謀本部は兵力不足を認めて、この問題は数千人のロシア兵の契約満了によってさらに悪化しとったんや。
ロシアの戦前の常備軍は、IISSミリタリー・バランス2022によると約90万人やった。これが全面侵攻前の基準値やねん。
ハルキウ反攻が始まる1週間前、2022年8月25日にプーチンは軍の認可兵力を13万7000人増やす大統領令に署名して、公式の定員上限を115万628人に引き上げたんや――既存の兵力が不十分やったことを直接認めたようなもんやな。この大統領令は、ウクライナ軍が突破に向けて気づかれへんように集結しとったまさにその時に発効したんや。
2022年9月21日――ハルキウ崩壊から9日後――プーチンは大統領令第647号に署名して、30万人の予備役を対象とする部分動員を発表したんや。これはロシア連邦史上初の強制動員やったんや。これは、反攻で露呈した損失と兵力の過伸長への直接的かつ明白な対応やったわけやな。2022年末までに、最終的に約31万5000人の予備役が召集されたんや。
予備役の動員にもかかわらず、ロシアは戦時体制――つまりロシア全国民の総動員――には移行せえへんかったんや。参謀本部は引き続きSMOに専念して、ウクライナとの消耗戦の遂行に集中したんや――つまりウクライナの非軍事化を進めつつ、民間人の損失を最小化することとロシア軍の死傷者を最小化することの2つの具体的な方針を守ってな。
2023年1月時点で、ロシアはウクライナ軍の規模に比べて限られた兵力で戦い続けとったんや。2023年のロシアの主要作戦は9か月にわたるバフムトの戦いやって、2022年末から2023年5月にかけてロシアの攻勢エネルギーの大部分を消費して、その年の戦争全体の性格を形作ったんや。この間、ロシアは主に募集キャンペーンと徴兵によって軍を拡大し続けとったんや。
2024年のロシアの主要作戦は2月のアウディーイウカ陥落で幕を開けて、その後ポクロウシクに向けた広範な攻勢へと拡大したんや。これは初期侵攻以来、ロシアにとって最も領土的成果の大きい年になったんや。
2023年と2024年を分けたんは、主要都市陥落後に何が起こったかっちゅうことやったんや。2023年のバフムト陥落後、ロシアは実質的に停滞しとった――プリゴジンは揉め事起こしとったし、ワグネルは撤退しとったし、ウクライナは反攻を開始しとった。2024年のアウディーイウカ陥落後は、ロシアはかなり効果的に勢いを活かしよったんや。
ロシア軍はアウディーイウカ陥落後の数か月間、北西方向に進撃して、2024年4月にはオチェレティネを突破して、この陥落がウクライナ戦線に危険な間隙を開いたんや。2024年7月18日から19日にかけて、ロシア軍はドネツク州中央部の村プロヘスを制圧したんや。この突破――重い滑空爆弾による空爆がウクライナ第110機械化旅団と第47機械化旅団を崩壊させたことが原因やと報じられとる――によって、それまで安定しとった前線沿いで急速な進撃が可能になったんや。これはポクロウシク攻勢の決定的な転換点になって、ロシア軍は開戦初期以来見られへんかったペースで、重要な兵站拠点ポクロウシクに向けて進撃を始めたんや。
そのテンポは、夏の基準からしても驚くべきもんやったんや。ロシアは最も活発な戦区で週5~10kmのペースで、ドネツク中南部にわたって村々を制圧していったんや。2023年1月の攻撃で壊滅的な失敗を経験して持ちこたえとったヴフレダルは、ロシア軍が正面攻撃やなく複数方向から迂回したことで、2024年10月に陥落したんや。年末までに、ロシア軍はポクロウシク自体への進入路に到達しとったんや。
ロシアの2025年戦略は、2023年と2024年の単一軸集中から、ウクライナがどの単一の脅威区域も増援できへんように圧倒することを狙った複数正面同時圧力アプローチへの、意図的な進化を表しとったんや。この年は、掲げられた目標、複数正面にわたる作戦遂行、そして戦い方の構造的な変化を通して理解するのが一番ええやろな。強調しとかなあかんのは、ロシアのSMO戦略はまだ健在やったっちゅうことで――つまり、ロシアは国を戦争のために動員しとったわけやなくて、ロシア国家を戦時体制に置くことなく、ウクライナ軍の非軍事化を目標とした限定的な作戦を続けとったんや。
2026年に入って、ウクライナ軍最高司令官シルスキーによると、70万人を超えるロシア兵がウクライナ軍に対して展開しとって――この数字はプーチンも同様に言及しとるんや。ここで珍しい一致に注目してほしいんやけど、キーウもモスクワも、ウクライナ方面の部隊をおよそ70万人としとって、これはこの分野では比較的信頼できる数字の一つになっとるんや。これは、2022年と比べてウクライナ戦線に投入されたロシア兵の数がほぼ4倍に増えたことを表しとるんや。
ほんで、わしの友人の質問に答えると、ロシアは引き続きウクライナでの戦争をSMOとして扱うとるんや。2026年が過去数年と違うとこは、ロシアがスムイ、ハルキウ、ドネツク、ドニプロペトロウシク、ザポリージャ、ヘルソンで大規模な戦闘作戦を行いつつ、ロシア国家の全面動員なしにそれをやっとるっちゅうことやねん。SMOは依然として基本方針のままなんや。
ドネツクの完全解放前に残っとる主要目標は2つだけや――スロビャンシクとクラマトルシク。ロシア軍は現在、この2つの残った拠点を半円形に包囲するように展開しとって、両方とも陥落するのは時間の問題やねん。一部の推測では、ロシアはこの目標を早ければ9月にも達成できるやろうと言われとる。他の分析家は、ロシアが2027年初めにこの任務を完了するやろうと考えとる。
ウクライナはロシア西部地域の製油所を標的にすることである程度の成功を収めとるんやけど、ウクライナの攻撃は、ロシアがウクライナの残存する産業資産に与えとる被害と比べたら見劣りするもんやねん。アメリカとイスラエルによるイラン攻撃、それに続くホルムズ海峡の閉鎖は、ロシアにとって大きな経済的恩恵になっとるんや。ロシアの石油輸出は増え続けとって、その石油の価格は、2月28日のイラン攻撃前にロシアが得とった水準より40%高いプレミアムがついとるんや。
ロシア軍の総兵力は現在150万人に達しとって、これは半分以下しかウクライナでの戦闘に投入されてへんっちゅうことを意味しとるんや。ロシアとウクライナの決定的な違いはここにあるんや――ロシアは人員と弾薬の豊富な予備を持っとるのに対して、ウクライナには、成功を活かしたり大きな突破を食い止めたりできるような、新鮮で装備の整った編成の戦略的予備がまったくあらへんのや。西側の評価からすると戦争はゆっくり進行しとるように見えるけど、現地の事実は、ウクライナがロシアの進撃を止める実行可能な手段を持ってへんことを示しとるんや。ロシアは、砲兵、ドローン、FAB滑空爆弾での優位性を使って、ウクライナに大規模な死傷者を与えることに満足しとるように見えるんや。ウクライナの砲兵とドローン部隊はロシアに比べて見劣りするし、ウクライナはFAB滑空爆弾も、それを投下する航空機も持ってへんのや。
ウクライナの敗北は避けられへんもんやねん。本当の問題は、ドンバス、ヘルソン、ザポリージャ以外のウクライナのどれだけの部分をロシアが奪取するかっちゅうことやな。


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