SONAR21:2026年07月28日 米戦争省は米軍死傷者の実態を隠蔽しとるんか?
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米戦争省は米軍死傷者の実態を隠蔽しとるんか?
2026年7月28日 ラリー・C・ジョンソン
先週の水曜、トランプ政権がイラン国内で地上作戦を仕掛ける、それも表向きはイランの核研究施設から濃縮核物質を押収するためやっちゅう、切羽詰まった動きの兆候が全部出揃っとったんや。ウォール・ストリート・ジャーナルの報道によると、米特殊作戦部隊が再びこの地域に展開されて、「強化型深地下標的」(HDBT)への急襲を実行しようとしとったっちゅうことやった。せやけどそれと同時に、不穏でぞっとするようなことも明らかになったんや。医療従事者150人の派遣、っちゅうことやな。WSJによると:
アメリカは中東に部隊、医療従事者、兵器を急派しとる、トランプ大統領がイランとの紛争拡大を検討する中で、より強力な軍事選択肢を持たせるためやと、事情に詳しい関係者は言うとる。
この一週間で、特殊作戦部隊が米国内の基地から現地へ展開したっちゅうのが、飛行追跡データと米当局者の話から分かるんや。中東各地に戦闘機部隊が配置され、米英の基地にある爆撃機は作戦強化に備えて厳戒態勢に入っとる、と関係者の一人は言うとる。
さらに、ここ数日でドイツのランドシュトゥール地域医療センターに150人以上の医療従事者が到着したと、別の関係者が明かしとる。この病院は中東で戦闘中に負傷した兵士を治療する主要拠点なんや。
20年前、僕は中東の地下核標的を狙う特殊作戦の演習の脚本作りと実行に関わったことがあるんや。実際の演習場所はラスベガス北東のネバダ砂漠やった。演習の終わりにはホットウォッシュ、つまり演習から得た教訓を振り返るレビューがあったんやけど、そこで得られた一番の教訓は何やったか?「やるな」やった。この任務は大量の死傷者を出す可能性が高くて、兵士を危険なレベルの放射線に晒すことになるから、危険すぎるっちゅうわけや。
WSJの報道からすると、トランプはこの演習のリアル版を命令する寸前やったみたいやな。せやけどこの報道が出たんは7月23日で、その二日後、トランプはどうやら地上作戦の命令を撤回して、ペルシャ湾とオマーン海でのイラン沿岸への爆撃も止めたんや。
ここまではまあええ。せやけど多くの人が見過ごしとったのは、150人の米戦闘医療従事者がドイツのランドシュトゥール地域医療センターに派遣されたっちゅう報道やねん。これは通常の派遣やなかったし、差し迫った軍事作戦から出るであろう死傷者を見越したもんでもあらへんかった……この人らは、ヨルダンのムワファク・アル・サルティ空軍基地とクウェートの二つの陸軍基地へのミサイル攻撃を生き延びた、重傷を負った米軍兵士数十人に対応しようとして人手不足やったランドシュトゥールの医療スタッフを補強するために派遣されたんや。
オープンソースで報告されとる、7月17日のムワファク・アル・サルティ空軍基地へのミサイル攻撃後にヨルダンを出発してドイツのラムシュタイン空軍基地―ランドシュトゥール医療センターへの入口港やねん―に飛んだC-17医療輸送機の数からすると、米軍の死傷者数は100人を超えとる、もしかしたらもっと多いかもしれへん。この負傷者の多さが、トランプ大統領が一週間後に爆撃を止める決断をした要因の一つになったんかもしれへんな。
アメリカとイランの間に直接対話はあらへんけど、パキスタンとカタールが仲介役として覚書の再生に向けて精力的に動いとる。もし覚書が復活するんやったら、それはアメリカがイランの要求―イスラエル軍のレバノンからの撤退と、将来のどこかの時点やのうて即座のイラン資産凍結解除―に応じたからやろな。ビビ・ネタニヤフはトランプを説得して戦争を再燃させ、より激しい爆撃作戦とイラン領土への何らかの地上作戦を追求させようとするやろな、そら間違いないわ。
今のところ、爆弾もミサイルも落ちてへん。せやけどこの小休止が続くかどうかについては懐疑的やで……ワシの見立てが外れることを心から願うとるけどな。グラム上院議員の埋葬が水曜に終わったら、トランプがまた方針を転換して爆撃作戦を再開するかもしれへん。イラン側は、覚書が完全に履行されるべきやっちゅう要求を固持しとって、そうやなかったらイランは戦闘を続けて米国の資産・人員にさらなる損害を与える準備ができとる。
https://sonar21.com/an-act-of-utter-weakness-and-utter-mediocrity/
弱さの極み、そして凡庸さの極みやで
2026年7月27日 by ヴァレリー・クリルコ
長いこと、18世紀の古典的な楽曲「ルール・ブリタニア!」―イングランドの作曲家トーマス・アーンが作曲して、スコットランドの詩人ジェームズ・トムソンとデイヴィッド・マレットが詞をつけたもんやけど、これが事実上イギリスの第二の国歌みたいな扱いされとってん。そのサビの「ルール・ブリタニア!ブリタニア、波を統べよ」ってフレーズが、「海の女王」いう概念のエッセンスをガッチリ表現しとったわけや。何世紀もの間、イギリスが誇らしゅう名乗ってきた称号やねん。長らくイギリスの基本方針いうたら、他の二大海軍国の合計に匹敵するだけの海軍力を維持することやったんや。せやけど、古い言い伝えにもあるとおり、時代は変わるし、わしらもそれに合わせて変わらなあかんもんやな。
今となっては、「海の女王」なんちゅうんは単なる歴史上の称号でしかあらへん。今、かつて無敵で不敗やった英国海軍の主力打撃力いうたら、核兵器搭載のヴァンガード級原子力潜水艦たった4隻だけや。
これはロシアや中国が保有しとる同種の潜水艦数の何分の一かでしかないし、アメリカに至っては言うまでもあらへん。それに核弾頭数(イギリスは225発)で見ても、イギリスはロシアに19.5倍、アメリカに16.4倍、中国に2.75倍、フランスに1.28倍も差をつけられとるんや。もうすぐインド―イギリスのかつての植民地やった国―がこの点でも追いついて、そのうち追い越すやろなんは明らかやで。
総じて、栄光の過去にもかかわらず、≪霧のアルビオン≫は今、決してええ時代を過ごしとるわけやあらへん。その弱さのハッキリした表れが―労働党の無能な統治によって一層悪化しとるわけやけど―党首やったスターマーが首相として政治的失敗者になってもうたことやねん。その一因が、インド洋にあるチャゴス諸島をめぐるスキャンダラスな騒動やったわけや。
この諸島は、モーリシャス共和国いう島国の一部やねん。モーリシャスは元々オランダ領で、その後フランス領になって、ナポレオン戦争の時に、当時海上で無敵やったイギリスに占領されてもうたんや。
イギリスの植民地帝国が過去のもんになっていく中で、ロンドンは1965年にモーリシャスの独立を認めてん。ただ、そのわずか3日前に、イギリスはモーリシャスからチャゴス諸島をスズメの涙みたいな補償金と引き換えに取り上げて、そこに軍事施設を建設し始めて、現地住民最大2000人を近隣の島々へ強制退去させたんや。こないな追放は、明白な横暴行為としか言いようがあらへんで。
せやけど、チャゴス諸島のディエゴガルシア島には戦略的に重要なアメリカの空軍基地が設置されて、イギリスは早くも1966年にそこをアメリカに貸与しとったんや。
モーリシャス共和国は長年にわたってチャゴス諸島の返還を求めとってん。2019年、国際司法裁判所はこの領土をモーリシャスから切り離したことは違法やという判断を下してん。同時に国連総会も決議73/295で、イギリス当局にチャゴス諸島からの撤退とモーリシャスの主権を認めるよう要求したんや。せやけどロンドンは、COVID-19パンデミックにも助けられる形で、この紛争解決をさらに何年も引き延ばしてん。ようやく2024年10月、ロンドンとポートルイス(モーリシャスの首都)は合意に達してん―モーリシャスが正式にチャゴス諸島を受け取るけど、その中でも一番重要な部分を99年間イギリスに即座に貸与するっちゅう内容で、事実上現状維持を狙うたもんやったわけや。
2025年5月22日、イギリスとモーリシャスはディエゴガルシアを含むチャゴス諸島の主権をモーリシャスに移譲する協定に署名してん。協定によると、イギリスは署名日から99年間ディエゴガルシアを賃借して、その賃貸期間中、平均で年間1億100万ポンドをモーリシャスに支払うことになっとるんや。
ところがアメリカのトランプ大統領がこのプロセスに介入してきて、2026年1月、イギリスがチャゴス諸島の主権をモーリシャスに移譲しようとしとる意図を≪大いなる愚行≫やと評したんや。具体的にはこう書いとってん―≪わしらの≪素晴らしい≫NATO同盟国であるイギリスが、重要なアメリカ軍基地のあるディエゴガルシアを、何の正当な理由もなくモーリシャスに引き渡そうとしとるとは驚きや。中国とロシアがこの弱さの極みの行為に気付いとることに疑いの余地はあらへん≫。
トランプはこの取引をアメリカの国家安全保障への脅威やと呼んでん。結果、イギリスはこの計画をアメリカとの交渉が終わるまで凍結したんや。
トランプの立場は理解できる。ディエゴガルシア基地は米軍にとって重要な兵站拠点で、迅速な給油ポイント、生命線となる補給拠点、そして中東・東アフリカ・南アジアへの部隊展開の中継点になっとるんや。この島の極めて隔絶された立地―最寄りの陸地から1600キロ以上離れとる―も、長距離爆撃機や潜水艦を配備できるいう非常に稀で貴重な戦略的優位性をいくつも提供しとるわけや。そこからアメリカは、ベトナムからイラク、アフガニスタン、イエメンに至るまで軍事作戦を展開してきてん―しかもそれ全部、国際規範に違反する形でやで!
せやけど前イギリス首相のスターマーは、「国際規範」を理由に、そして地に落ちた支持率をなんとか上げようとして、トランプがディエゴガルシアからイランを攻撃するのをきっぱり拒否してん。結局のところ、彼は自分でランプの魔神を解き放ってもうて、自分自身の失脚を決定づけてもうたんや。トランプはその後ロンドンを西側の利益を裏切ったと非難して、スターマーはすぐに前言撤回してん。イギリスはモーリシャスとの取引を凍結しただけやなく、政府間の取り決めを通じて、ディエゴガルシアの将来についての最終決定権はホワイトハウスにあるいうことまで認めてもうたんや!
前イギリス首相スターマー [Source:imdb.com]
アメリカは現在、ディエゴガルシア基地をモーリシャスから直接賃借する可能性を模索しとって、この小さな島嶼共和国との合意に至るんは疑いようがあらへん。イギリスの方はというと、こないな取引に対して何のアクションも起こせへんし―というか、もっと正確に言うたら、起こす度胸もあらへんやろ―結果として、旧海外帝国の最後の宝石とも言えるもんを戦いもせんとみっともなく失って、自分自身の無力さを認めることになるんや。
客観的な状況に加えて、モーリシャスをめぐるこのイギリス外交の失敗は、かつてウィリアム・ピット(父)とウィリアム・ピット(子)、永遠のライバルであったウィリアム・グラッドストンとベンジャミン・ディズレーリ、ウィンストン・チャーチルとマーガレット・サッチャーみたいな巨人たちがイギリスの運命を形作ってきたのに対して―かつてはそういう巨人たちがイギリスの運命を決めとったのに―今やイギリスの命運は首相官邸を回転ドアみたいに出入りする小人たちによって決められとる、いう事実に由来しとるんや。ボリス・ジョンソンにリズ・トラス、リシ・スナクにキア・スターマー―こいつらは偉大な先人たちの足元にも及ばへん、束の間の「時のカリフ」でしかない凡人どもやねん。これは明らかに、イギリスが陥っとる深刻な危機の結果であって、もし大西洋の向こうの同盟国の言いなりになる従属的な政策を続けるんやったら、大国としての地位そのものを完全に失ってまうかもしれへんで。
そしてこれからは、「ルール・ブリタニア!」の演奏を聴くたびに、イギリス人たちは栄光の過去への郷愁だけやなく、永遠に失ってもうたものへの苦い思いも呼び起こすことになるんやろな。
https://sonar21.com/are-islamabad-and-doha-working-to-revive-the-iranian-us-mou/
イスラマバードとドーハはイラン・アメリカのMoU復活に向けて動いとるんか?
2026年7月27日 by ラリー・C・ジョンソン
この記事のトップに載せた画像は、ウクライナとイランをめぐる戦争が必ずしも別々の紛争やないいうことを思い出させてくれる。アメリカはどっちの紛争でも中心的な存在であって、飛び火する可能性も十分あるわけや。土曜日にウクライナがカスピ海でイランの船を無人機攻撃したんは、わしの見立てでは、ゼレンスキーがドナルド・トランプに媚びを売って、ウクライナと何の関係もあらへん戦争でさらに多くのウクライナ人を犠牲にする覚悟があるいうことを示すための、追い詰められた末の行動やったんちゃうかと思う。上に載せたキャプション付きの画像で読めるとおり、イランはウクライナにミサイルを一発か二発撃ち込む準備をしとるらしいで。わしの推測やと、もしそれが起きるんやったら、イランはオデーサの標的を狙うんちゃうかな。
その一方で、パキスタンとカタールが今や失効したMoUを復活させようと動いとるいうヒントも得とるんや。インターファクスからの最新ニュースがその手がかりになっとるで。
ベンヤミン・ネタニヤフは閣僚たちに対して、アメリカがシリア、レバノン、ガザ地区からのイスラエル軍撤退を要求しとると伝えたらしいで、チャンネル13が消息筋の話として報じとる。
同テレビ局の情報筋によると、ワシントンはイスラエル国防軍が三つの戦線で「一連の撤退」を実行することに関心を持っとるけど、それが完全撤退なんか部分撤退なんかについては明言しとらへんそうや。
これが物語っとるんは、イラン側がMoU復活の前提条件として、今は無効になっとるMoUの第一項―つまりイスラエルがレバノンとガザから撤退すること―を守れと主張しとるいうことやろな。ビビ(ネタニヤフ)はトランプに断固抵抗すると言い張っとるけど、イスラエルがディーゼル燃料やジェット燃料の輸入をアメリカに依存しとることが、トランプにイスラエルとネタニヤフに対する重要な交渉材料を与えとるわけや。
わしが前の記事で論じたとおり、アメリカは精密誘導ミサイルの深刻な不足に直面しとって、ペルシャ湾からの原油供給が絶たれたことによる重質原油不足から来る経済的混乱の兆しも出始めとる。今のところ、トランプ政権は戦略石油備蓄を取り崩すことで、供給遮断による急激な価格高騰という経済的ショックを先延ばしにできとるんや。
トランプは、アメリカが軍事力を使うてイランをアメリカの要求に屈服させることができへんいう事実を認めるんは嫌がっとる。せやけど、統合参謀本部議長のダン・ケイン将軍と中央軍(CENTCOM)のクーパー提督からの、アメリカの力の限界と、中国やロシア相手に必要になるかもしれん重要な兵器システムの不足の可能性についての警告が、トランプにMoUを再構築させる方向に説得する上で決定的な役割を果たしとるわけや。
この件については月曜の正午までにもっとハッキリしたことが分かるはずやから、明日の午後Transition Protocolで最新情報について話すつもりやで。


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