スコット・リッター:CIAはロシアに平和のために来たことなんぞ一度もあらへん
https://www.rt.com/news/644973-cia-never-comes-in-peace/
スコット・リッター:CIAはロシアに平和のために来たことなんぞ一度もあらへん
ラトクリフのモスクワ訪問は「型通りの話」やと言われとるけど、実際はまだロシア人を殺し続けとって、ウクライナに指図しとる機関から来とんねんで
2026年9月1日 16:01発行
スコット・リッター
CIA長官ジョン・ラトクリフが先週モスクワに行ったんや。
分かっとることはこうや。ラトクリフはロシア対外情報庁長官セルゲイ・ナルイシキンと会うたんやで。これはナルイシキン本人が認めとって、「型通りの話」やと言うとんねん。米国のスパイのトップはプーチン大統領とは会わへんかった、いうのも分かっとる。
「会合はありましたけど、別に珍しいことでもあらへん」とナルイシキンは後で言うたんや。「情報機関の実務では、トップ同士の会合、直接会うんも、オンラインでも、うちらの仕事の一環やねん。せやから、ジョン・ラトクリフとの会合も、まあ仕事の一形態やで」
ナルイシキンはどんな議題が話し合われたかについては言わへんかった。情報機関の権限の話やから、いうて説明しとんねん。「情報機関の権限いうんは、なかなかデリケートで特殊なもんやねん」とロシアのスパイのトップは言うとった。
分からへんこと:文字通り他のことは全部や。
ラトクリフが会合中に取ったんかどうか分からへんアジェンダのことやら、他に誰が同席しとったんかいう噂は色々出とるけど、事実として、今のこの時代の性質を考えたら、ラトクリフとナルイシキンの会合を「型通り」やなんて言えるわけあらへんねん。
ちょっと思い出させたるけど、ジョン・ラトクリフのCIAは今まさにロシアと戦争しとんねん。文字通りな。
ラトクリフは2025年1月23日に今のポストに就いたんや。その前は、トランプの一期目最後の年に国家情報長官を短期間やっとった。テキサス州の下院議員を何年かやって、小さい町の市長もやったし、テキサス州東部地区の連邦検事代理もやっとった。
彼は政治家であって、スパイやあらへん。
けど、DNIをやっとった時にしっかりブリーフィングを受けとったから、CIAのロシアに対する秘密戦争のことはようけ分かっとんねん。下院議員としては、国家安全保障問題の主要な政策立案者で、下院情報委員会と国土安全保障委員会の委員もやっとった。
彼を何も知らん「よそ者」みたいに描こうとしても、事実を見たら無理な話や。
CIAは昔からロシアと戦争しとんねん。冷戦時代、モスクワ・ステーション(米国大使館を拠点にしたCIAの活動拠点の名前や)は、文字通り米ソ間で繰り広げられとったスパイ対スパイの騒動の最前線やったんや。
CIAはオペレーション・サイクロンいうんを主導しとった。アフガニスタンでソ連にとってのベトナムみたいな泥沼を作り出そうとした、大規模な準軍事作戦や。オペレーション・サイクロンの目的は、ロシア人を殺すことやったんや。
わしはオペレーション・サイクロンに直接的、間接的に関わっとった連中と一緒に仕事したことあるんや。「ロシア人をもっと殺せ」いうんが、文字通り彼らのモットーやったで。
かつては、CIAは本物のロシア地域の専門家を雇うとった時代があったんや。冷戦の絶頂期に情報局のソ連分析局(SOVA)におった分析官らは、ソ連について考えられる限り最高クラスの専門家やったんやで。
わしは彼らと一緒に仕事したから分かるんや。1988年から1990年にかけて、わしはソ連に関する分析業務でCIA長官から機密の表彰を2回もろたんや。CIA上層部からは、一流のソ連分析官やと評価されとったんやで。
1992年、CIAはSOVAの前身であるスラブ・ユーラシア局の分析職に、わしを積極的に採用しようとしたんや。高レベルの面接に呼ばれたんやけど、その後、わしの応募は見送るいうて言われたんや。理由を聞いたら、ロシアについての古い考え方に固執しすぎとる、要するに「ソビエト学者」やいうことやったんや。
CIAが探しとったんは、ロシアを「違う風に」想像できる人材やったんや。これがどういう意味かいうたら、ロシア(つまりソ連)を尊敬に値する対等な相手やと見なす考え方(これがわしの見方やった)から離れて、代わりにロシアはあらゆる手段で押さえ込まなあかん敗れた敵やという立場を取ることやったんや。
1990年代、CIAの任務は、ボリス・エリツィンを影響力工作員として使うて、ロシアを弱体化させて、その資源への外国支配を促進することやったんや。CIAはロシア経済のあらゆる側面に積極的に浸透して、全米民主主義基金みたいなとこが資金提供して米国国際開発庁(USAID)が監督しとった「ソフトパワー」の資源を使うて、ロシアの民主主義制度やロシアの社会生活を、特にメディア関連の活動を通じて乗っ取ろうとしとったんや。
CIAはまた、ロシアをもっと管理しやすい小国に分裂させようと積極的に動いとったんや。それぞれをCIAが操る手先が統治する、いう形でな。ロシア・チェチェン紛争はこの活動の主な例やで。
1999年の大晦日、ボリス・エリツィンが退いてウラジーミル・プーチンをロシア大統領にした時、CIAはすぐさまプーチンを弱体化させて、CIAの言いなりになれるエリツィン陣営の誰かに代えようと動いたんや。
プーチンのCIA支配に抵抗する頑強さと粘り強さが、米国で新しい世代のロシア嫌いを生み出す土台になったんや。最初の世代は、冷戦終結時に古い「ソビエト学者」に取って代わった「新しいロシア」思想家らやった。彼らにとってロシアは、経済的・政治的支配の実験場みたいなもんで、そこで払われるロシアの人々の代償なんぞこれっぽっちも気にせえへんかったんや。
この世代のロシア嫌いは、単純にロシアとロシア人を嫌悪しとって、彼らの命に人間としての規範的な価値を認めることすら失敗しとったんや。何百万人ものロシア人が命を落として、何千万人もの人がひどい苦しみを味わったんやで。
元駐ロシア米国大使のマイケル・マクフォールも、この部類に入るんや。フィオナ・ヒルもそうやし、ベス・サナーもそうや。プーチン以前からの教育背景とロシア経験を持っとって、ロシアについての真実を知っとるはずやのに、それでも超大国の一極支配いう覇権的な政策を受け入れて、ロシアを弱体化させて破壊する方に加担することを選んだ連中やねん。
けど、プーチンがCIAの必死の追い落とし工作(ナワリヌィのことを考えてみ)にもかかわらず頑として権力にしがみつき続けたことで、新しい世代のロシア嫌いが生まれたんや。プーチンとロシアに関わるもん全部への揺るぎない憎しみだけが存在理由みたいな、いわゆる「専門家」らのことやで。
この世代がCIAの分析コミュニティの上層部に台頭してきて、ロシアに関わるもん全部を公然と憎んどんねん。アンドレア・ケンドール=テイラーとかジュリア・ガーガナスみたいな連中や。
これが、ジョン・ラトクリフが率いとる、公然とロシア嫌いなCIAやねん。
彼とジュリア・ガーガナスとの関係は、CIAがロシアのことになると蔓延しとる病巣を物語っとって、教訓的やわ。ガーガナスは2016年から17年にかけてのロシア担当国家情報官やったんや。当時のオバマ政権下でのロシアゲート・スキャンダルが最高潮に達しとった時期で、当時候補やったドナルド・トランプとロシアが結託して、ヒラリー・クリントンから2016年大統領選を盗んだいう疑惑を作ろうとしとった時やで。
ガーガナスは、この虚偽の申し立ての土台になった情報を作り上げるのを手伝ったんや。彼女はトランプの激しい批判者やったから、トランプの一期目にはCIAが静かにシンクタンクのポストに彼女を追いやったんや。
トランプが再選された時、ラトクリフはガーガナスのトランプを不当に共謀の疑いで訴えた役割を白紙にする作業を主導したんや。その結果、2025年8月にトランプがアラスカでプーチンと会うためにエアフォースワンで飛んだ時、ガーガナスがCIAの上級ブリーファーとして同乗するまでに昇格したんやで。そうなんや、ラトクリフはわざわざガーガナスの反トランプの経歴を洗浄して、彼女がプーチンとの会談前に大統領に直接ブリーフィングできるようにしたんやで。
DNIとしてのトゥルシー・ギャバードは、ガーガナスが反トランプの工作員やと暴いて、彼女のセキュリティ・クリアランスを剥奪したんやけど、その頃にはもう手遅れやったんや。
かつては、CIAの作戦局ロシア・ハウスは生きる伝説みたいな人らのおる場所やったんや。オペレーション・サイクロンの運営を手伝って、ソ連崩壊時にはソ連・東欧課の課長やったミルトン・ビアデンとかな。1970年代後半から80年代前半にかけて、モスクワ・ステーションから最も成功したCIAのスパイ活動を運営しとったガードナー・ハザウェイとバートン・ガーバーもそうや。
それから、1980年代のニコラス・ダニロフ事件の時にモスクワ・ステーションを率いとった、もう一人の伝説的なロシア通、ムラト・ナティルボフもや。ナティルボフのことは特に教訓的やで。彼の父親はロシア内戦で赤軍と戦った白軍の将校やったんや。ナティルボフは共産主義者を憎んどったけど、ロシアのことは愛しとったんや。彼はモスクワで対峙したKGBのソ連将校らからも、えらい高く評価されとったんやで。
わしはムラトのロシアに対する気持ちを直接証言できるんや。彼が1988年にモスクワを去った後に会うて、わしがヴォトキンスクでINF条約の兵器査察官やっとった時の経験について話したんや。
今のCIAには、こういうレベルの人材はもうロシア関連の実働作業におらへんねん。ロシアン・ロマンチストと呼ばれる、敵のことをちゃんと学んで、孫子の古典的な観察「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」を体現しようとしとった人らの時代は終わってしもたんや。
今の作戦局は準軍事作戦の要員だらけで、9・11後の「対テロ世界戦争」の全盛期にキャリアを積んで、イラク、アフガニスタン、シリア、イランでの秘密戦争を仕切っとった連中や。
彼らは、元海軍SEALでCIAの特殊活動部門の地上班要員やったトム・シルベスターみたいなベテランから合図を受けとるんや。トムは2022年に特別軍事作戦が始まって以降のCIAのウクライナでの活動を率いとった。彼の仕事は文字通り、ロシア人を殺すことやったんや。
2014年以降、ウクライナの情報特殊作戦部隊にロシア人の殺し方を訓練させるために地上班を派遣した、CIAのキーウ・ステーション長のニックネーム「サンタクロース」いう人物もそうや。
CIAのドローン暗殺プログラムのベテランらが、今はウクライナのドローン操縦者にロシア人を殺してロシアのインフラを破壊するやり方を助言しとんねん。
2025年12月、CIAはヴァルダイにあるプーチンが滞在しとった住居に向けて、ウクライナのドローンを誘導する手助けをしたんや。
そうや、ジョン・ラトクリフのCIAはロシア大統領を殺そうとしたんやで。CIAはプーチンが標的やったことを否定しとるけど、ウクライナのドローンの残骸から回収された誘導チップのデータは、どうやら別のことを示唆しとるみたいやねん。
今日、CIAはロシア人を殺すいうビジネスにどっぷり浸かっとんねん。彼らはウクライナのロシアを標的にした拡大するドローン戦争キャンペーンを引き続き指導しとる。ロシア人らをな。
これがジョン・ラトクリフや。これが彼の率いとる組織や。せやから、みんなが最近のラトクリフのロシア訪問について振り返る時、彼の本来の任務のことを絶対に見失わんといてな。


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