2026年11月3日火曜日

ラリー・C・ジョンソン:要するに、UAEについてカール・ミラーの言うとった通りやったちゅうこっちゃ

https://sonar21.com/simply-put-karl-miller-was-right-about-the-uae/

2026年11月2日

10月25日に、わしは「記録的な原油、空っぽのタンク:UAEの『奇跡の復活』」ちゅう記事を出したんや。カール・ミラーが10月22日に出したエミレーツの石油・ガス設備の評価をもとに書いたもんや。言うとることは別に難しないで。UAEは原油を汲み上げて出荷する力を立て直した。それはけっこうなことや。せやけど、立て直せてへんかったもんがある。安全余裕や。製品在庫、ガスのチェーン、ホルムズ迂回の輸送能力。原油は記録的、タンクは空っぽ。見出し一行で収まる話やで。

その日の午後に、ADNOCの広報担当上級副社長のフィリップ・ロビンソンからメモが届いてん。わしの記事には「いくつもの不正確な点」があって、UAEのエネルギー面のレジリエンスについて誤解を招く絵を描いとる、ちゅうわけや。訂正せえ、さもなくば取り下げえ、と。

どこが不正確やねん? それが書いてへんのや。こらまた斬新なファクトチェックやな。火事やちゅうて消防署に電話しといて、住所だけは教えへんようなもんやで。

出しっぱなしで返事がない招待状

わしは気ぃのええ男やさかい、ロビンソンさんに、ADNOCの反論をうちのサイトに載せる場所を用意しますわ、ちゅうて申し出たんや。ほんで、反論に何を書いたらええか考える手間も省いたろ思て、10項目のデータ要求も送った。ADNOCに、問題やと思う箇所を一つ一つ特定して、訂正を出してくれ、と頼んだんや。ハブシャン、シャー、ルワイス、フジャイラの現時点での稼働可能な能力を、修理済みのとこと、まだ壊れたままのとこに分けて出してくれ、とも言うた。生産・出荷・在庫を突き合わせた直近30日分の収支も頼んだ。製品別・場所別の在庫もや。ほんで、ADNOCが「レジリエント」ちゅう言葉で運用上何を意味しとるんか、っちゅうのも訊いた。こっちで裏が取れた数字は何でも載せます、とまで約束したんやで。

返事はな、完全な、見事な沈黙や。ひょっとしたらデータはフジャイラに保管してあるんかもしれんな。それやったら遅れてんのも分かるわ。フジャイラには、もうたいして残ってへんさかいな。

親分の登場

ほんで今日、11月2日や。ADNOCの専務取締役兼グループCEOのスルタン・アル・ジャベルが、アブダビでのADIPECの開会の舞台に上がって、カール・ミラーの説を、もっとええ照明ともっとでかい聴衆つきで披露しよったんや。

アル・ジャベル博士によるとやな、ホルムズ海峡の航行が止まってから、世界の在庫から10億バレル近くが引き出された。ディーゼルの在庫は、いくつかの市場で、季節的には35年ぶりの低水準や。LNGの供給で6000億立方フィートの不足に直面しとる市場もある。海運と物流は、昔は1バレルのコストの5パーセント未満やったのに、今や30パーセント超を食うとる。ブレントは110ドル前後や。

彼のまとめはこうや。「要するに、世界は供給のバッファーをすり減らしてしもたんや。」

処方箋は、戦略備蓄の拡大、精製品の備蓄の積み増し、消費地の近くに置く柔軟な精製能力。ほんで、ADNOCの広報部に額に入れて送りつけたいんはこの一言や。生産を確保するだけでは、供給が実際に顧客に届くことを保証するのにもう足りひん、ちゅうやつや。

もういっぺん読んでみ。生産は安全保障やない。在庫と経路こそがそうなんや。これはわしの10月25日の記事への反論やない。要約や。

5月から言うとったんやで

しかもこれ、最近の転向やないんや。5月に大西洋評議会で話したとき、アル・ジャベルは、エネルギー安全保障はもう「生産を続けられるかどうか」の話やない、て言うとる。肝心なんは経路と貯蔵と冗長性で、世界のエネルギーはあまりに少ない数の要衝に集中して流れとる、ちゅうて説明したんや。

つまりADNOCのCEOは、半年のあいだ、世界に向かって「原油を汲み上げることと安全が確保されとることは別もんや」と言い続けとったわけや。ところが、まさにその物差しをUAE自身に当てた人間が出てきたとたん、広報トップはそれを不正確やと宣言した。どっちかがメモを受け取りそびれたんやな。わしの見立てでは、それはCEOのほうやないで。

公平を期して言うとくけど、わしが受けた扱いより、よっぽど公平にな

カール・ミラーは公平であることにこだわる男や。せやからわしも公平にいくで。アル・ジャベルが話したんは世界のことで、UAEのことやない。ADIPECの壇上に立って、フジャイラの製品在庫が戦争前の約2000万バレルから約700万バレルまで落ちた、なんてことは発表せえへんかった。フジャイラに向かうADCOPパイプラインは日量150万?180万バレルしか流せへんのに、国全体の生産能力は485万バレルやと主張されとって、二本目のパイプラインはまだ建設中や、ちゅうことにも触れへんかった。ADNOCガスの稼働率が第2四半期に崩れたことも、プラントは形の上では「使える状態」やったのに、っちゅうことも言わんかった。

言う必要もなかったんや。UAEは世界の中にあるんやで、わしが最後に確認したときはな。アル・ジャベルがいま世界で擦り減ったと言うとるバッファーは、アクセスできる在庫も、製品の在庫も、代替ルートも、予備の精製能力も、全部、ミラーがUAEで薄くなっとると見つけたとこそのまんまや。世界のシステムのクッションが無くなっとるんやったら、その要衝のど真ん中に座っとって、貯蔵拠点はイランのミサイルの射程内、しかも戦前の何分の一かまで減っとる国が、例外なわけあるかいな。それこそがケーススタディそのものやで。

申し出は今も有効や

ロビンソンさん、わしの電話番号は変わってへんし、申し出も変わってへんで。ADNOCの30日分の生産・出荷・在庫の収支を送ってくれ。ハブシャン、シャー、ルワイス、フジャイラの稼働可能な能力も送ってくれ。タンクが満杯でミラーが間違うとるんやったら、わしはそれを載せて、堂々と、そうやったと書くで。

それまでは、あんたとこの親分の言うことを信じとくわ。あの人は、自分が何を言うてるか、ちゃんと分かっとるみたいやからな。

0 件のコメント:

コメントを投稿

登録 コメントの投稿 [Atom]

<< ホーム